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新六英雄

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私が謁見室に呼ばれたのはある日の午後であった……

「聖騎士長エルレーン、参りました!」
「よく来たなエルレーン……今日、お前を呼び出した理由がわかるか」

我が王は勿体振るようにそう言った。

「いえ……ですが、どのような要件でも謹んでお受けする覚悟はございます」
「うむ、では受けて貰おう……新たな六英雄の地位を……」
「ろ……六英雄……私がですか!」
六英雄の一人、ジアーノンが、背信の罪で処分されたのは聞いていたが……まさか私にその役職が回ってくるとは……
「どうだ、エルレーン、六英雄になってくれるか」
「はっ! 若輩者でありますが、その任、全身全霊でお受けさしていただきます!」
そう私が言うと、王は何度も頷いて喜んでいるようだった……

六英雄……この国最高にして最強の存在……私にその資格があるのか……だけど受けたからにはなるしかない、その名に恥じない六英雄の一人に……

家に帰ると、私はその話を愛する夫に話した。
「そうなのエルレーン、やったね、今夜はお祝いしないと」
「ありがとう、ルーカス」
「でも……少しだけ心配だな……」
「何を心配してるの?」
「だって……六英雄はモテるって聞くから……エルレーンに言い寄る男もいっぱい出てくるかなって……」
「はははっ、私みたいな男女、モテるわけないだろ」
「エルレーンは綺麗だよ、他の男だってそう思うに決まってるよ」
「ありがとう、ルーカス……でも、もし他の男が言い寄ってきても、私にはお前しかいないからな……変な心配しなくても大丈夫だよ」

「エルレーン……好きだよ……」
「私もだよ、ルーカス……」
私とルーカスの唇が自然と重なる……何度もキスしているけど、ルーカスは今だに私とキスすると緊張するのか、動きがぎこちなくなる……舌も入れてくるけど、チョロチョロと動かすだけで、何をしていいのかわからないようだ……そう言う私も、キスも性行為もルーカスしか経験ないので上手いキスなど知りはしないのだけど……

「エルレーン! エルレーン! 僕……もう……」
興奮したようにエルレーンが縋ってくる……
「そうね、久しぶりにしようか……」

私たちはベッドに移動して、衣服を脱いだ……それからまたキスをして、体を密着させる……

彼はすぐに慌てたように挿入してきた……あまり濡れていなかったが、彼の硬くなったおちんちんはなんとか私の中へと入る。
「あぁ……ルーカス……」
「エルレーン! エルレーン! 好きだよ! 愛してるよ!」
「はぁ……はぁ……私もよルーカス……あはんっ……いいよ……」
1分もしないうちにルーカスは私の中で果てた……まだ、私は終わっていなかったが、それでも愛するルーカスとの行為に不満はなかった……
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