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泊っていきなよ。
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しおりを挟む「俺の知らないところで会ってるの?」
「えっと…」
そっか。
昔からの仲とはいえ、今は壱夜と付き合ってるんだし私の行動は軽率だったかも…。
そう思っても、もう遅くて。
「ごめ…「今日はここに泊ってきなよ」
謝ろうとした私の言葉に、壱夜はそうかぶせてきた。
「いや、でも…」
「なんで?昔はよく泊まってたじゃん。母さんも喜ぶよ」
でもそれは本当に小さい時の話で…。
それにこれから理央が来るって、今言ったよね…?
「でも急だし…」
「明日休みだし。もっといっぱい勉強教えてあげれるよ」
壱夜は、まるで私の意見は聞く耳ないって感じで。
その冷たい態度とは反対に、壱夜は愛おしそうに私の頭を撫でる。
「でも理央が…「泊まって行きなよ」
有無を言わせない壱夜の言葉は、やっぱりちょっとだけ怖い。
なのに、心臓の音が自分でも分かるくらいドキドキしていた。
壱夜にそんな事言われたら従わない訳にはいかないじゃん…。
理央ごめん、って心で謝りながら、私は黙って頷いた。
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みんなの感想(1件)
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読ませて頂きました。
二人の距離が縮む様子は見ていてドキドキしました。
読んで下さいまして、ありがとうございます!
ドキドキして頂けてとても嬉しいです。
これからも胸キュンして頂けるような作品を書けるように頑張ります。
ご感想、本当に嬉しかったす。ありがとうございました!