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Ch1・令嬢たちの初恋と黒の陰謀
1ー24・ずっと恋してる
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キラーの特殊技能は、流体を急速回転させる回転。それにより擬似的に風を加速させる事で、彼はユイトを吹き飛ばしたのだった。
しかしユイトは自身の風圧で、叩きつけられた壁の衝撃を上手く相殺し、同時に壁に触れ、ビルの素材である鉄を取り込んだ。
さらに、すぐさま形成した鉄の弾丸の乱射攻撃。
「無駄だ」
キラーの周囲に来ると、鉄球は進路を曲げられて、彼には当たらない。
「どれだけ強かろうと物質操作じゃおれには勝てないぞ」
「なら」
他のコード能力の例に漏れず、ユイト自身の体を直接曲げたりしてこないのは、それが出来ないからだろう。
「肉弾戦で勝つ」
風を取り込み、自身に風圧を当てて加速。
一瞬でキラーの目の前まで来て、不意をつかれた彼の意識を、ユイトはパンチ一発で奪った。
監獄係は、心の乱れに強く影響を受けてしまう能力。
「なんて、事」
あっさりキラーがやられた事に動揺し、能力を解除してしまったようで、姿を見せた短髪女性と、かなり気分の悪そうなリリエッタ。
「ちきしょ、う」
何かをしようとしたが、結局、短髪女性も何もできず、いつの間にかいたアイテレーゼに、重力操作の力でその場に叩き伏せられ、意識を失ってしまう。
「相変わらず、デタラメな強さね」
ため息ついたクロ姫。
「アイちゃん」とユイト。
「ユイト、お目当てのお姫様はこの下の階にいるわ。さっさと行ってあげなさい」
かなり淡々と彼女は告げる。
「ただね」
彼のすぐ前まで来て、向き合うアイテレーゼ。
「わたしの父は、アーク・ヴィルゲズ・ルルシアはわたしのように甘くないわよ」
父の名前を出した彼女はどこか儚げだった。
「ユイト、気をつけてね」
それから、新たにその場に現れた、いつかの黒ブチメガネの女性。
「カーリーさん?」
その名を口にするユイト。
しかし彼女は何も答えなかった。
「ここはもういいわ」
アイテレーゼがそう言って伸ばしてきた手を掴み、かつては護衛係でもあった彼女カーリーは、主と共に範囲歩でその場を去った。
ーー
一方でレイたちの方も勝敗を決していた。
「ぐ、なん、で?」
「所詮お子様ね、勝負を決めるのは物量でなく戦い方よ」
鉄だらけである周囲の環境により、押し気味に戦ってはいたが、一瞬の隙をついたニーシャの一撃にやられた鉄少年。
「ぶはっ」
冷却男も、エミィの一撃で倒される。
「ここまでだな」
自分ひとりになると、誘眠男は早々と諦めた。
ーー
アイテレーゼの言葉を信じ、キラーたちと戦った階のひとつ下で、ユイトとリリエッタは手分けしてフィオナを探した。
先に、円形の部屋に来たのはユイト。
フィオナが捕らえられていた四角い部屋のドアも、鍵がかかってたりもせず、あっさり開いた。
「レイ」
フィオナちゃん、と言いそうになるも、彼女が呼んだ名に考えを改めるユイト。
「ああ、フィオナ、助けに来た」
いつもと同じ、レイのふり。
彼女を騙す演技。
「フィオナ」
フィオナを縛っていたロープを偽物レイになっていたユイトがほどいた所で、リリエッタも現れる。
「リリエッタ」
「フィオナ、よかった、ほんとよかった」
「お、大袈裟だって」
涙すら見せて抱きついてきた親友に、同じく泣きそうになりながら、しかし笑みをみせたフィオナ。
ふたりだけにした方がいいだろうと、ユイトは先に部屋から出た。そこにレイたちもすぐやってきた。
ーー
「レイ、ありがとう」
救出作戦に参加した全員が揃ったところで、部屋から出てきたフィオナはレイに告げた。
「ぼくより、彼に礼を。一番の功労者だ」
そして、すでにいつもの、カツラとメガネ姿となっていた従者としてのユイトを、フィオナの前に引っ張り出したレイ。
「えっと」
ユイトはまったく想定してなかった展開。
「こいつはユイト。最近雇った新しい従者でな、めっぽう強い」
実に簡潔に彼を紹介したレイ。
「ありがとうございます、ユイトさん」
「いや、う、うん」
「ふふっ」
緊張しきった様子で照れるユイトにか、別の理由でか、軽く吹き出したフィオナ。
「なんだか不思議です、初めて会った感じがしないですよ、なぜだか」
「まあ、そりゃそうだよな」
「レイくん」
「レイ」
迂闊すぎる発言をする彼の名を、息ぴったりに呼ぶユイトとミユ。しかし幸いな事に、フィオナには、そのやりとりは意味不明なようであった。
「でも、レイ」
「何だ?」
「あなたは、やっぱりあなたですね」
「いや、意味がわからん」
しかし楽しそうに返すレイ。
「わたしも、何言ってるんだろうね、自分で思うわ」
フィオナもまた、楽しそうに笑った。
ーー
その夜。
また麗寧館で今回の件を話し合う事にしたレイたちと、エミィとニーシャ。
「ルルシア嬢がアーク・ヴィルゲズの名を?」
ユイトがアイテレーゼから聞いたその名に、ニーシャはひどく驚いた。
「二人の関係は噂とは違うのかもな」とレイ。
「噂?」
そもそも、アイテレーゼの父の名前すら、ユイトは知らなかった。彼がアイテレーゼの父に関して知るのは、ただ、アルケリに彼女が来た時に、地上に何か用があったらしい事。それに、その何かの用を終えると、後はアイテレーゼを連れて、さっさと空中世界へと帰って行った事。
「ああ、実はルルシア家に黒い噂が流れ出したのは、そのクロ姫の父、アークの代からなんだ」
そしてレイは、自分の知っているルルシア家、その父と娘の噂を語った。
ルルシア家は元々、ミューテアでなく、"ネイセレ"という都市の貴族であった。アイテレーゼの父アークは、そのルルシアの当主となってから、家の勢力を拡大する事に野心を燃やし、他の貴族や資産家を破滅させ、その所有していた土地や事業などを、関係者の救済などの名目で奪っていった。
一方で5年ほど前から、ルルシア家がミューテアに新しく用意した小さな土地の運営を、おそらくは修行の意味で任されたアイテレーゼ。
だが彼女はすぐにその頭角を現し、父と同じように汚いやり方も駆使しながら、あっという間にミューテア貴族としての勢力も拡大させた。
そこでアークは、娘のその優れた才を認め、ネイセレの方の財産も全て娘に相続。そうして2年ほど前に、アイテレーゼはルルシア家の正式な当主になったのだという。
「噂では、アークは娘に当主の座を委ねてからも、ご意見番として権力を持とうとした。けど、それをうっとおしく思ったアイテレーゼについに消されたっていう」
レイの説明はそこまでだった。
「実際、アーク・ヴィルゲズの行方が知れないのは確かなの。さすがに単に隠居って考えてる人が多いけどね」と付け足すニーシャ。
「でも、アーク・ヴィルゲズに気をつけてっていう事は、アイテレーゼの裏にいるのでも、隠居したのでもないって事だよね?」
「そういう事でしょうね」
今度はエミィの言葉に頷くニーシャ。
ーー
ちょうど麗寧館で、ルルシア家についての会議をしていたのと同じくらいの頃。
アズエル学園近くに、ルルシア家が密かに所有する屋敷のひとつで、アイテレーゼは、実は義理の妹であるエマに会っていた。
「あなたね、エマ。ガーディに余計な事をさせたのは」
「余計な事だったですか?」
姉よりずっと怒っているようなエマ。
「わたしは妹だよ。姉さんの事くらいわかるよ」
大事な姉の大事な気持ち。
「姉さん、本当は嬉しかったんでしょう。ずっと好きだったユイトくんに会えて。わたし、知ってるんだから、姉さんがずっと、遠くの誰かに恋してた事。それがユイトくんなんでしょ?」
アイテレーゼはそれに関しては何も答えなかった。
「ねえ、姉さん」
意を決して、エマはさらに深い事情を聞いてみようとする。
「姉さんがあの男に協力してる理由って」
「それは何度も言ったでしょう」
これまでと同じ、本当の事情に立ち入らせてはくれない。
「あんな男でも、わたしにはたったひとりの父だからよ」
そして立ち上がり、帰ろうとしたアイテレーゼ。
だが、それは叶わなかった。
部屋の出入口前に立ち塞がったメイドふたり。
「何の真似かしら?」
「アーク様の命令です。しばらくおとなし」
「どきなさい」
最後まで言わせず、アイテレーゼは重力操作を使い、メイドたちを地に叩きつけようとする。
「くっ」
だがコード能力は上手く機能せず、ただ大きな負担がアイテレーゼに返ってきただけだった。
「精霊エネルギーです。屋敷中に撒いております」
そうして、もはやアイテレーゼの反抗を恐れる事なく、裏切り者のメイドたちは、屋敷に姉妹を軟禁した。
──
"回転"(コード能力事典・特殊技能61)
流体の流れる方向を曲げる特殊技能。
シンプルながら、かなり汎用性が高いとされるが、個体には全く無力。
しかしユイトは自身の風圧で、叩きつけられた壁の衝撃を上手く相殺し、同時に壁に触れ、ビルの素材である鉄を取り込んだ。
さらに、すぐさま形成した鉄の弾丸の乱射攻撃。
「無駄だ」
キラーの周囲に来ると、鉄球は進路を曲げられて、彼には当たらない。
「どれだけ強かろうと物質操作じゃおれには勝てないぞ」
「なら」
他のコード能力の例に漏れず、ユイト自身の体を直接曲げたりしてこないのは、それが出来ないからだろう。
「肉弾戦で勝つ」
風を取り込み、自身に風圧を当てて加速。
一瞬でキラーの目の前まで来て、不意をつかれた彼の意識を、ユイトはパンチ一発で奪った。
監獄係は、心の乱れに強く影響を受けてしまう能力。
「なんて、事」
あっさりキラーがやられた事に動揺し、能力を解除してしまったようで、姿を見せた短髪女性と、かなり気分の悪そうなリリエッタ。
「ちきしょ、う」
何かをしようとしたが、結局、短髪女性も何もできず、いつの間にかいたアイテレーゼに、重力操作の力でその場に叩き伏せられ、意識を失ってしまう。
「相変わらず、デタラメな強さね」
ため息ついたクロ姫。
「アイちゃん」とユイト。
「ユイト、お目当てのお姫様はこの下の階にいるわ。さっさと行ってあげなさい」
かなり淡々と彼女は告げる。
「ただね」
彼のすぐ前まで来て、向き合うアイテレーゼ。
「わたしの父は、アーク・ヴィルゲズ・ルルシアはわたしのように甘くないわよ」
父の名前を出した彼女はどこか儚げだった。
「ユイト、気をつけてね」
それから、新たにその場に現れた、いつかの黒ブチメガネの女性。
「カーリーさん?」
その名を口にするユイト。
しかし彼女は何も答えなかった。
「ここはもういいわ」
アイテレーゼがそう言って伸ばしてきた手を掴み、かつては護衛係でもあった彼女カーリーは、主と共に範囲歩でその場を去った。
ーー
一方でレイたちの方も勝敗を決していた。
「ぐ、なん、で?」
「所詮お子様ね、勝負を決めるのは物量でなく戦い方よ」
鉄だらけである周囲の環境により、押し気味に戦ってはいたが、一瞬の隙をついたニーシャの一撃にやられた鉄少年。
「ぶはっ」
冷却男も、エミィの一撃で倒される。
「ここまでだな」
自分ひとりになると、誘眠男は早々と諦めた。
ーー
アイテレーゼの言葉を信じ、キラーたちと戦った階のひとつ下で、ユイトとリリエッタは手分けしてフィオナを探した。
先に、円形の部屋に来たのはユイト。
フィオナが捕らえられていた四角い部屋のドアも、鍵がかかってたりもせず、あっさり開いた。
「レイ」
フィオナちゃん、と言いそうになるも、彼女が呼んだ名に考えを改めるユイト。
「ああ、フィオナ、助けに来た」
いつもと同じ、レイのふり。
彼女を騙す演技。
「フィオナ」
フィオナを縛っていたロープを偽物レイになっていたユイトがほどいた所で、リリエッタも現れる。
「リリエッタ」
「フィオナ、よかった、ほんとよかった」
「お、大袈裟だって」
涙すら見せて抱きついてきた親友に、同じく泣きそうになりながら、しかし笑みをみせたフィオナ。
ふたりだけにした方がいいだろうと、ユイトは先に部屋から出た。そこにレイたちもすぐやってきた。
ーー
「レイ、ありがとう」
救出作戦に参加した全員が揃ったところで、部屋から出てきたフィオナはレイに告げた。
「ぼくより、彼に礼を。一番の功労者だ」
そして、すでにいつもの、カツラとメガネ姿となっていた従者としてのユイトを、フィオナの前に引っ張り出したレイ。
「えっと」
ユイトはまったく想定してなかった展開。
「こいつはユイト。最近雇った新しい従者でな、めっぽう強い」
実に簡潔に彼を紹介したレイ。
「ありがとうございます、ユイトさん」
「いや、う、うん」
「ふふっ」
緊張しきった様子で照れるユイトにか、別の理由でか、軽く吹き出したフィオナ。
「なんだか不思議です、初めて会った感じがしないですよ、なぜだか」
「まあ、そりゃそうだよな」
「レイくん」
「レイ」
迂闊すぎる発言をする彼の名を、息ぴったりに呼ぶユイトとミユ。しかし幸いな事に、フィオナには、そのやりとりは意味不明なようであった。
「でも、レイ」
「何だ?」
「あなたは、やっぱりあなたですね」
「いや、意味がわからん」
しかし楽しそうに返すレイ。
「わたしも、何言ってるんだろうね、自分で思うわ」
フィオナもまた、楽しそうに笑った。
ーー
その夜。
また麗寧館で今回の件を話し合う事にしたレイたちと、エミィとニーシャ。
「ルルシア嬢がアーク・ヴィルゲズの名を?」
ユイトがアイテレーゼから聞いたその名に、ニーシャはひどく驚いた。
「二人の関係は噂とは違うのかもな」とレイ。
「噂?」
そもそも、アイテレーゼの父の名前すら、ユイトは知らなかった。彼がアイテレーゼの父に関して知るのは、ただ、アルケリに彼女が来た時に、地上に何か用があったらしい事。それに、その何かの用を終えると、後はアイテレーゼを連れて、さっさと空中世界へと帰って行った事。
「ああ、実はルルシア家に黒い噂が流れ出したのは、そのクロ姫の父、アークの代からなんだ」
そしてレイは、自分の知っているルルシア家、その父と娘の噂を語った。
ルルシア家は元々、ミューテアでなく、"ネイセレ"という都市の貴族であった。アイテレーゼの父アークは、そのルルシアの当主となってから、家の勢力を拡大する事に野心を燃やし、他の貴族や資産家を破滅させ、その所有していた土地や事業などを、関係者の救済などの名目で奪っていった。
一方で5年ほど前から、ルルシア家がミューテアに新しく用意した小さな土地の運営を、おそらくは修行の意味で任されたアイテレーゼ。
だが彼女はすぐにその頭角を現し、父と同じように汚いやり方も駆使しながら、あっという間にミューテア貴族としての勢力も拡大させた。
そこでアークは、娘のその優れた才を認め、ネイセレの方の財産も全て娘に相続。そうして2年ほど前に、アイテレーゼはルルシア家の正式な当主になったのだという。
「噂では、アークは娘に当主の座を委ねてからも、ご意見番として権力を持とうとした。けど、それをうっとおしく思ったアイテレーゼについに消されたっていう」
レイの説明はそこまでだった。
「実際、アーク・ヴィルゲズの行方が知れないのは確かなの。さすがに単に隠居って考えてる人が多いけどね」と付け足すニーシャ。
「でも、アーク・ヴィルゲズに気をつけてっていう事は、アイテレーゼの裏にいるのでも、隠居したのでもないって事だよね?」
「そういう事でしょうね」
今度はエミィの言葉に頷くニーシャ。
ーー
ちょうど麗寧館で、ルルシア家についての会議をしていたのと同じくらいの頃。
アズエル学園近くに、ルルシア家が密かに所有する屋敷のひとつで、アイテレーゼは、実は義理の妹であるエマに会っていた。
「あなたね、エマ。ガーディに余計な事をさせたのは」
「余計な事だったですか?」
姉よりずっと怒っているようなエマ。
「わたしは妹だよ。姉さんの事くらいわかるよ」
大事な姉の大事な気持ち。
「姉さん、本当は嬉しかったんでしょう。ずっと好きだったユイトくんに会えて。わたし、知ってるんだから、姉さんがずっと、遠くの誰かに恋してた事。それがユイトくんなんでしょ?」
アイテレーゼはそれに関しては何も答えなかった。
「ねえ、姉さん」
意を決して、エマはさらに深い事情を聞いてみようとする。
「姉さんがあの男に協力してる理由って」
「それは何度も言ったでしょう」
これまでと同じ、本当の事情に立ち入らせてはくれない。
「あんな男でも、わたしにはたったひとりの父だからよ」
そして立ち上がり、帰ろうとしたアイテレーゼ。
だが、それは叶わなかった。
部屋の出入口前に立ち塞がったメイドふたり。
「何の真似かしら?」
「アーク様の命令です。しばらくおとなし」
「どきなさい」
最後まで言わせず、アイテレーゼは重力操作を使い、メイドたちを地に叩きつけようとする。
「くっ」
だがコード能力は上手く機能せず、ただ大きな負担がアイテレーゼに返ってきただけだった。
「精霊エネルギーです。屋敷中に撒いております」
そうして、もはやアイテレーゼの反抗を恐れる事なく、裏切り者のメイドたちは、屋敷に姉妹を軟禁した。
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"回転"(コード能力事典・特殊技能61)
流体の流れる方向を曲げる特殊技能。
シンプルながら、かなり汎用性が高いとされるが、個体には全く無力。
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