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参考用資料

主要登場人物

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(日本語読みの50音順で記載)

韋好(いこう):韋氏夫人の父。弟の韋璋は岑猛により斬られる。
韋氏夫人(いしふじん):岑猛の第三夫人。邦相の母。
王忬(おうよ):浙江巡視。朱紈のあとの対倭寇総司令官。
玉音(ぎょくおん):花蓮の侍女。花蓮より歳上で、ときに花蓮の暴走を窘める。
王受(おうじゅ):思恩府土目。岑猛に好意的。
王陽明(おうようめい):陽明学の開祖。知の巨人にして、民政にも手腕を発揮し、かつ軍略にも優れた明朝屈指の名将でもある。
胡堯元(こぎょうげん):広西参政(省行政の次官)。
胡宗憲(こそうけん):浙江巡按監察御史。のちに浙江等総督に就任する。
朱紈(しゅがん):浙江等巡撫。密貿易港双嶼を閉鎖する。
鐘富(しょうふ):槍を持たせれば無双の豪傑。常に岑猛・花蓮の側にいて身を守る。
謝汝儀(しゃじょぎ):巡按監察御史。岑猛討伐のための「方略七事」を起草する。
岑栄(しんえい):田州府土舎。岑猛、花蓮の側近で、田州の外務大臣的役割を担う。
岑花蓮(しんかれん):岑璋の娘で岑猛の妻。弓の名手で、一軍を率い倭寇を撃破する。
岑瓛(しんかん):岑璋の嫡男。のちに帰順州土官知州。花蓮にやさしい兄。
岑匡(しんきょう):岑栄の子。若き軍師として花蓮に諫言することをいとわない。
岑芝(しんし):岑邦彦の子。
岑氏夫人(しんしふじん):岑猛の大叔母。竜州土官知州趙源の妻。
岑濬(しんしゅん):思恩府土官知府。岑猛の遠戚であり、田州乗っ取りを目論む。
岑璋(しんしょう):帰順州土官知州。花蓮の父。策謀を好む。
岑接(しんせつ):泗城州土官知州。残虐無比で、岑猛と対立する。
岑大寿(しんたいじゅ):岑芝の子。
岑猛(しんもう):田州領主。広西右江流域の覇者をめざす。花蓮の夫。
盛応期(せいおうき):一五二四年前後の両広総督。
戴慶(たいけい):田州土目。邦相派。
張經(ちょうけい):岑猛の乱のときは参将として岑猛討伐軍の一軍を指揮する。のち、浙江等総督。
張氏夫人(ちょうしふじん):岑猛の第一夫人。邦佐の母。
趙臣(ちょうしん):正千戸。謀略好きで、岑璋とは旧知の仲。
張嵿(ちょうちょう):一五二二年前後の両広総督。
趙文華(ちょうぶんか):工部侍郎(建設次官)ののち倭寇平定の任を受け「巡視東南防倭事宜」に就任。奸臣として明史に記録される人物。
陳金(ちんきん):一五〇七年前後の両広総督。一五一二年前後に江西総制。一五一ハ年前後に両広総督再任。
潘蕃(はんはん):一五〇〇年前後の両広総督。
邦彦(ほうげん):岑猛の二男。林氏夫人の子。
邦佐(ほうさ):岑猛の長男。張氏夫人の子。
邦相(ほうしょう):岑猛の四男。韋氏夫人の子。
邦輔(ほうほ):岑猛の三男。岑猛が妓女に産ませた子。
姚鏌(ようばく):提学僉事(地方教育行政の次官)で宣成書院を再興する。のちに両広巡撫(一五二五年前後)。
姚淶(ようらい):桂林宣成書院での岑猛の学友。のち状元。
羅玉(らぎょく):田州土目。盧蘇と仲が悪い。邦相派。
盧鏜(ろどう):長く浙江・福建沿海で倭寇と戦い続ける武人。
劉瑾(りゅうきん):宦官。正徳帝の寵愛を受けて朝政を壟断した。
林氏夫人(りんしふじん):岑猛の第二夫人。邦彦の母。
盧蘇(ろそ):田州土目の筆頭格。田州の総管(宰相)。
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