異世界転生したら選択肢が見えるようになって、好感度が上がる度に、気持ちいい事が出来てお金も貰えたので、ハーレム作ったり自分の村作ったりした

からとあき

文字の大きさ
上 下
12 / 15
村再建編

第三話「隣村に行こう!」後編

しおりを挟む
 イレイザ達と相談して、クレアが村民との面識がないという状況を利用してクレアの素性は秘密にすることにした。
あくまで旅人で村の再建に協力を申し出てくれたということになった。
胸糞悪いがこれ以上村民に混乱を招きたくないというのもありしぶしぶ了承した。
全員で朝食を済ませ隣村かた救援に来てくれた守護兵とともに隣村に向かう。

「楽しみだね村長さん!」

 オリーブちゃんが嬉しそうに腕にしがみついてくる。
明るくふるまっているが、昨日の夜はずっと泣いていたらしくカイナさんが面倒を見ていたらしい、キラナちゃんはもともと身内がいなく空き家に住んでいて村民の手伝いをしながら生活をしていたらしい、ワンレスのところにもよく手伝いに来ていたといったいた。

「そうだな。オリーブちゃんは何か買いたいものあるのかい?」

「うん。お花を買いたいの、パパとママのお墓作っていないし」

 焼死した遺体以外はオリーブちゃんの両親含め村長の家に安置して、エリザさんが氷の魔法で家ごと凍らせてくれて、少しでも腐敗使用にしてもらっている。
この世界は火葬が主でどうしてすぐに火葬しないかというと、隣村の村長でありワンレスの弟ガイレスに火葬に参加してほしいからだ。
歩くこと一時間ぐらいで隣村が見えてくる。
俺は驚いたその村は壁に囲まれていて出入り口以外からは入れないようになっている。

「凄いな」

「ガイレス村長が長い年月と資金をかけて作り上げた市壁だからな」

 隣村の守護兵が俺の驚きに対して返答してくれる。
ワンレスの村にもこの城壁みたいのがあれば今回みたいな事にならなかったのだろうか、それは難しいか守護兵4人でこの規模の管理はできない。
この世界の治安は悪い、小さい村ができては盗賊や侵略兵によって焼かれている。
ガイレスの村の守護兵は20人、村民が50人とのことだったので半分近くが守護兵だということを考えると、いかにこの世界で村を守るのが難しいのかということがわかる。
ワンレスに教えてもらったこの世界は大きな大陸が一つあり、その大陸を囲むように三つの島があり、俺達がいるのは大陸であり、その大陸内に国が4、城塞都市が10、街が20、町が25、村が60ある。基本は国の管轄地域になっているらしいが、村は国の管轄にいれてもらえないらしい、だから国からの援助が受けられなく守護兵の数が少ないのだそうだ。

「数ある村の中でも、この村だけは人口以外は町とかわらない発展をしているんですよ」

 この村に何度も行っていると言ってたエリザさんが村について教えてくれる。
そういえば魔導書も売っているんだったな。
村の壁門まできたがすぐには入れないらしく、守護兵の方が説明をしてくれるらしい。

「壁門の守護兵に話をつけてきました。ワンレス村長の村民なので通行料はいりません。あとこれを身につけてください」

 鳥獣神の絵が描かれた腕輪を村民全員に渡される。
この腕輪は村で過ごすために必要な身分証明書みたいなものらしい、これがないと侵入者として排除されるらしい、絶対に外さないようにしよう。

「ありがとう。ガイレス村長に会いたいんですが、どこに行けばいいですかね?」

「それについては僕が対応しましょう」

 茶髪でメガネをかけた青年が守護兵を二人連れ俺達に近づいてくる、いかにも秘書って感じだな。

「初めまして。ガイレス村長の補佐をしておりますキリンズという者です」

「初めまして。ワンレス村長に代わり新たな村長となったアイガです」

「そうでしたか。村長になられたということは、村をつぶさないということですね」

「はい。ワンレス村長と村を託されたので1人になっても村を存続させていきます」

「わかりました。本日、ガイレス様は約束がありますので明日お会いできるように調整いたしますのでそれでよろしいでしょうか?」

 仕事があるなら仕方ないと思うのは社畜だったせいだ。

「わかりました。調整ついでに今回訪問に来た理由もお伝え願えますか?」

「村長就任報告と挨拶以外に何かありましたか?」

「はい。葬儀をまだ行っていないのでガイレス村長に参加してほしいのですが」

「そうでしたか。お伝えしますが難しいかもしれません」

 仲悪かったんだっけ、無駄足になりそうな気がしてきた。

「よろしくお願いします」

「宿はこちらでご用意させて頂きます。守護兵に案内させますね」

「ありがとうございます」

 その後、俺達は村を案内されつつ用意された宿に辿り着いた。
ワンレスの村とは違い、いろいろな店があり村に活気に満ち溢れている、守護兵に聞いたところによると村民は100人近くいるらしい、ワンレスの情報が古い事だけはよくわかった。
宿はとても大きく、装飾品が豪華なものが多く目でも楽しむことができ、アイシャとウェンディは食い入るように宿を見渡していた。

「私達の宿とは全然ちがう」

「お姉ちゃんあの絵画凄い高い奴だよ!」

「この宿は、ガイレス様がこの村に訪れた方がまた期待と思えるよう色々手を加えたものでございます」

 宿の受付が説明してくれる。そういえば従業員の服が統一されていて一目でこの宿の人だとわかるようになっている。
俺が通されたのは村長ということもありこの宿でも一番いい部屋だった。
部屋の内装が豪華すぎて目が疲れる。
 店を見て回るために部屋を出ると部屋の前にケイランが居た。

「どうした?」

「いや、さっきのメガネかけたキリ何とかって人いただろう?」

「ああ、キリングな」

「そうそう、キリングって人偉いんだろ? その偉い人に守護兵がついてたから、俺も村長を警護したほうがいいのかなって」

 こいつ以外に可愛いとこあるな。

「そうだな。でも宿の中は大丈夫だと思うから、村を出歩くときは一緒に来てもらおうかな」

「わかった!」

 俺は今から出かけることを伝えケイランと共に宿を出る。

「昼食ってなかったから何か食いにいくか」

「おごりですか?」

「仕方ないな」

「やった」

 食堂を見つけて入ると昼時という事もあって店は込み合っており、客をよく見ると殆ど腕輪をつけている者ばかりだった。

「アイガさん」

 席に案内される際、先に店に入っていたエリザさんに呼び止められた。
エリザさんの他にはイレイザとクレアがいた。

「ご一緒しませんか?」

「席を変えると店に迷惑かかりそうだからまた今度ね」

「それもそうですね」

 納得してもらえたようで良かった。

「クレア」

 イレイザの横に座っていた奴隷に声をかけると、奴隷は身体をビクつかせる。

「な、なんですか?」

 俺は黙って1ゴールドジュルを手渡し店員さんに足を止めたことを謝罪し、エリザさん達とは離れた席へと案内された。

「良かったんですか?」

 ケイランがジュルを渡したことを聞いてくる。

「表向きには村の再建に協力をすることになっているのに、何もしないわけにも行かないだろう」

「それもそうか」

 俺達は食事を済ませ村を散策し、この村には宿以外に衣類や小物を売っている雑貨店が2店に鍛冶屋と大工と武具屋が1店舗ずつあった。
宿で夕食を取り、魔力を全て話術に変えて眠りに付いた。

[魔力0、話術480]
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪

naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。 「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」 まっ、いいかっ! 持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

処理中です...