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第三話「魅惑の魔法使いさん」

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キャラクター紹介
ウェンディさん

エリザさん


 アイシャさんの宿に入ると、受付になんとなくアイシャさんに似ている女の子がいる。
そういえばアイシャさんには妹がいるって話だったけどこの子がそうなのかな。
ステータスを見たいけど魔力が切れているから無理かな。

「いらっしゃいませ! ってお姉ちゃんと、イレイザさんじゃない、えーと誰?」

 妹さんは俺の顔をみて首をかしげる。

「ウェンディ。今日からここに泊まるアイガさんよ」

「お客様でしたか。受付兼宿の管理をしている、ウェンディですよろしくお願いします」

「よろしく。とりあえず三日は泊まるかな」

 俺はカッパージュルを三枚手渡し、ウェンディに促され宿帳に名前を記載する。

「では、私は帰るとするよ、アイガの見張りも兼ねてついてきたが、どうやら信頼できるみたいだ」

「イレイザさんありがとう」

 俺達は、宿を出ていくイレイザを見送る。
その後、部屋に案内され夕食の時間を伝えられたが、疲れているので今日はいらないことを伝え俺は眠りに付いた。
異世界生活2日目
部屋のドアをノックされた音で目が覚める。

「はいはい」

 ドア越しに返事をする。

「アイガさんアイシャです、もうすぐ朝食の時間なんでダイニングにいらしてください」

「わかりました」

 服を着たまま寝ていたので、これと言って準備もなかったのでとりあえずステータス画面を開くと魔力は全回復していた。
今の魔力は5あるので5人のステータスを見ることができる。
俺は部屋をでて階段を降りて一階のダイニングを目指す。

「おはよう」

「おはようございます。どちら様でしたっけ?」

 途中で見知らぬ黒髪の女性に呼び止められる。
「失礼。私は魔導士のエリザ。貴方の魔力が不思議だったんでつい声をかけてしまったの、気分を害したのならごめんなさいね」

「いえ、気にしてないです。俺はアイガです。エリザさんはこの村の方ですか?」

 とりあえずステータス確認しよう。

[魔力4/5]

[名前エリザ、魔導士、年齢?歳、レベル?、理解度10/100、心守備力70/140、好感度0、処女、好感度ボーナス500ジュル]

 そうか先に名前を名乗ってくれたから理解度がすでに10あるのか。

「私に何かしました?」

 エリザさんはじっと俺を見てくる。
まさかステータスを見たのを気づいたのか。

「すみません。無意識に人の能力を確認しちゃうんですよね」

「そうですか。能力を確認するぐらいならいいですが、私みたいな魔力を生業としている人にはバレちゃいますよ。見られて困るものではありませんが。それにしても能力をみる魔法とか珍しいですね」

「そうなんですか?」

「そうですよ。それに魔法を使える回数制限があるのにそんなことに使うなんてもったいない」

「回数制限?」

 魔法を使うのに回数制限があるだなんて、といってもステータスを見る魔法しか使えないからどうでもいいか。

「魔力の量にもよるんですが魔法職以外の人だと1日1回使えるかどうか」

 そういえば一般人ってどれくらい魔力があるんだろうか、俺は5しかないから他の人はもっとあるんだろうな。

「俺魔力5しかないんですが、普通はどれくらいなんでしょう?」

「魔力5って総量って事なんでしょうか?」

「どうなんでしょう」

 この世界の人間はステータスを見ることができないから自分の能力を数字で言われてもわからないのか。

「私の魔力はどれくらいですか?」

 どれくらいか言われても困るな、あくまでもステータスだから能力までは見れないし。

[ステータススキルをアップグレードしますか?]

【はい】

【いいえ】

 いきなりナレーション以降ナレと呼ぶから、ステータスをみる能力を強化するか提案される。
いずれ必要になるかわからないし、強化しとくか。

【はい】

[魔力を3消費し、スタータスをディスクロージャーにアップグレードします]

[魔力1/5]

 なんかかっこよくなった、てか英語好きだなまるで中学生みたいだ。

[エリザのステータス及びディスクロージャーを更新します、名前エリザ、魔導士、年齢?歳、レベル5、理解度25/100、心守備力70/140、好感度0、処女、好感度ボーナス500ジュル、ジョブ、魔導士、HP12、魔力7、攻撃力10+5、守備力10+5+(30)、素早さ17-1、賢さ55]

 これで能力が見れるようになったな、攻撃力の+とか素早さの-、守備力のカッコとかよくわからない事が増えた。
 レベル5でHPが12とか低いのか高いのかわからないな。

「見れるようになりました。エリザさんの魔力は7ですね」

「そうですか、その数値はあっているようですね」

「でも7だと強い魔法とかは使えないですよね」

「ん? 7だと強い魔法が使えないとかよくわからないですね」

 お互いわからないことだらけだ。

「強い魔法だと30とか40とか使うんじゃないんですか?」

「ああ、そういうことですか。魔法は強い弱いに関わらず回数ですよ。だから私は1日7回魔法が使えます。逆に魔法使いじゃないアイガさんが5回も使えることの方が驚きですよ」
 ということは魔法の強さって一定なのか。

「回数を1回以上減らして使用する魔法とかないんですか?」

「禁呪レベルになればそうなるかもしれないですね。基本は同じ魔法に重ね掛けして強化する感じです。回数が限られてはいますが1日3回以上魔法が使える魔導士は重宝されますよ、まあ魔力が切れたらただのお荷物ですが」

 この世界の魔導士はTRPGみたいな感じなのか、それなら5回は破格だしアップグレードに魔力を3使うのはぼったくりみたいなものか。

「魔力はどうやって増やすんですか?」

 幻想空間でムフフなことをすれば魔力はあがるけど、それ以外の方法も知っておかないと。

「魔力は生まれついてのものですから、神殿で洗礼を受けて転職して、魔導職に付くしかあがりませんよ、私は産まれたときから魔力が4回分あったんで他の職に付いて洗礼を受けなくてもよくて、魔導士になってさらに3回分魔力が増えました」

「洗礼って大変なんですか?」

「洗礼はジュルが凄くかかります」

「いくらぐらいですか?」

「プラチナジュル1枚です」

 1万ジュルか手が届かないわけでもないな。

「転職したら魔力とか下がるんですか?」

「いいえ転職しても能力は下がりませんよ、だから魔導士から戦士系に転職する人もいますし、魔導士、戦士、魔導士って何度も転職して魔力を20回分まで上げた猛者もいます」

 世知辛ないな強くなるのも金が要るのか。

「強くなった分雇い主が高く雇ってくれるので、だいたい1年働いて転職一回分ぐらい稼げるみたいです」

 そう考えたら、エッチな事をして魔力とジュルが手に入る俺ってかなりいい感じなのでは、今さらだけど転生ボーナス最高。

「いろいろありがとうございました」

「アイガさんは他にはどんな魔法を?」

「他には使えません。勝手に発動する魔法はあるんですが、いつもならもう発動しているんですが」

 いつものコミュニケーションテリトリーが発動しないこれって任意で発動することできないのかな。

[コミュニケーションテリトリーをアップデートしますか?]

【はい】

【いいえ】

 お、できるのかならしようかな。

【はい】

[アップデートに必要な魔力が足りません]

 なるほど明日にするか。

「その魔法って人を対象にとりますか? さっき能力を見る魔法を使われたので、魔法防御をしています。だから発動しなかったのでは?」

「そうかもしれません」

 そういえばコミュニケーションテリトリーって魔力消費しなんだよな、これっていろいろおかしい性能なのでは。

「エリザさん、長話すみませんでした。そろそろ朝食にいきませんか? あと、良かったらまた魔法の話を聞かせてください」

「いえ、こちらこそ興味深い話でした。明日隣村に魔導書を買いに行くのでいませんがそれ以外では、この村にしばらく滞在する予定なので、いつでもお話しできますよ」

「ありがとうございます」

 俺達はダイニングで食事をすませ、エリザさんは自室に戻り俺はコーヒーらしき飲み物を飲みながら食器を片付けているウェンディさんを見ていた。

[コミュニケーションテリトリーを発動します]

 まじいきなり、この場にはウェンディさんしかいないのでウェンディさんに対して発動したんだよな。
 とりあえずステータス見ておきたいな。

[ウェンディのステータス及びディスクロージャーを更新します、名前ウェンディ、村娘、年齢?歳、レベル1、理解度5/100、心守備力20/40、好感度0、処女、好感度ボーナス400ジュル、ジョブ、無し、HP5、魔力0、攻撃力2、守備力2、素早さ5、賢さ15]

 よし。
 さすがにジョブ無しのステータスはこんな感じか。

「お食事どうでしたか?」

【とても美味しかったです!】

【デザートは君かな?】

【俺が本当の料理を教えてあげますよ】

[リミットタイムは1分です]

 さて、これは1番目かな正直二番目も捨てがたいが、心守備力なくしたら自動的にデザートだし、無難にいこう。

「とても美味しかったです!」

「ありがとうございます! お姉ちゃん料理や計算できないから私がやっているんですよ」

 ウェンディさんはホメられたのが嬉しかったのか、ニコニコしている。

【とても美味しかったです!-10】

【デザートは君かな?-2】

【俺が本当の料理を教えてあげますよ+15】

 二番でもいけたのか、たまに絶対ないだろうという選択をしてみたいな、心守備力超えたらどうなるのか気になる。

[更新します、心守備力10/40]

「今日は何をするんですか?」

【特に決めてないですね。一緒に遊びに行きませんか?】

【とりあえず村を散策しようかなと】

【アイシャさんを誘ってみようかなと】

[リミットタイムは1分です]

 微妙なものばかりだな。
 俺的には1番か3番がいいんだけどさすがに軽率か、それに3番を選んでアイシャさんを誘わないで一人で出かけたら嘘ついたことにもなりそうだし。
 さっきの解答なら1番目も有だと思うけど勤務時間の人間を誘うのは何といううか配慮が足りない気がする。

「とりあえず村を散策しようかなと」

【特に決めてないですね。一緒に遊びに行きませんか?-20】

【とりあえず村を散策しようかなと-10】

【アイシャさんを誘ってみようかなと+100】

 なんか3番目選んでたらやばかったな。これは大好きなお姉ちゃんに狙う変な虫的な感じなんだろうな。

「何もない村ですがゆっくりしていってくださいね。お姉ちゃんも村の外の草原で野草を取りに行っていると思うんで良かったら声かけてあげてください」

「うん。わたった」

[幻想空間に転移します]

 いつもの場所にきた。
三回目になるともう慣れたな。

「あの、私初めてで」

 ベッドに腰かけたウェンディさんは恥ずかしそうにしている。
その顔を見ただけで、俺の息子が膨らんでくる。

「あの、それ」

 ズボンごしに膨らんだ息子をちらちら見ている。

「ウェンディさんをみてたらこうなっちゃいました」

 俺はズボンを下げ、いきり立ったものを開放する。

「どうすれば? いいんですか?」

「嫌じゃなければ、舐めてください」

 わかりました。
ウェンディさんは、恐る恐る俺のブツを優しく握り舌先を伸ばしゆっくりと亀頭の先を舐める。

ふれた舌が気持ちよくすぐに果てそうになるがここは我慢だ。
アイスを舐めるように下から上に一生懸命に舌を這わせる。
その様子がとても愛おしい。
唾液でヌメヌメになったブツを開いた口に入れ、下の上に置かれた息子を唇と舌で扱いてくる。
一往復もできずに射精してしまう。

「んんんんん!」

 いきなりのことに驚いたのか、ウェンディさんは口から射精途中のブツをだし、残った精子が顔にかかる。

「これが、精子なんですね」

 不思議そうに口に出した精子を手に出す。

「気持ちよかったよ、ありがとう」

 景色が光に包まれダイニングに戻ってくる。

「じゃあ、私仕事に戻るんで。楽しんできてくださいね」

「ありがとう」

[アイガのレベルがあがりました。レベル4、HP33/33、魔力0/7、攻撃力28、守備力30、素早さ20、賢さ22
技能 仕事力200、話術200 特性童貞、性技レベル0、テクニックレベル0、吸収レベル1]

[スキル吸収が発動します。 アイガのステータスが更新されます。レベル4、HP34/34、魔力0/7、攻撃力29、守備力31、素早さ21、賢さ23]

[ウェンディのステータス及びディスクロージャーを更新します、村娘、年齢?歳、レベル1、理解度10/100、心守備力40/80、好感度1、処女、好感度ボーナス700ジュル ジョブ、無し、HP7、魔力0、攻撃力4、守備力4、素早さ7、賢さ17]

 俺だけでなくウェンディさんの能力も上がっている。
ということは、アイシャさんもイレイザさんも能力あがっているのかな。

[5720ジュル]

 金も入ったしちょっと豪遊してくるかな。
俺は出かけるために外にでたが、たいした店もなくアイシャさんに会うこともなく、昼頃にはかえって来たので、昼食を食べて寝ることにした。
そうとう疲れていたのか、日付が変わっていた。
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