王宮物語

婚約者発表会

未の刻
王妃：皆、よく集まった
チェノア：私達を突然お呼びになったのは、何　　　　　
　　　　かあったのですか？
王妃：あぁ、今回皆に集まって貰ったのは…
　　　婚約者発表をするためだ。
全員：？！
王妃：では、まずアンジー･ルーチェア！
アンジー：は、はい…
王妃：そなたには…ヒューラスト･マーチェッタ
　　　を婚約者とする
アンジー：…え？ほ、本当ですか？！
王妃：あぁ、本当だ(微笑)
アンジー：あぁ…王妃様…ありがとうございます
　　　　　私はなんて幸せな者なのでしょう…
　　　　　涙があふれて止まりません(涙)
王妃：泣くほど嬉しく思ってくれると、こちら
　　　まで嬉しくなるな(微笑)
　　　…では次へ参る
　　　マーネラ･エストル！
マーネラ：…はい
王妃：そなたの母上には猛反対されてしまった
　　　が、そなたの婚約者は…
　　　アノサネス･リーベン！！
マーネラ：！？ほ、ほんとうですか？！大丈夫
　　　　なのですか？アノサネス様は次男殿で
　　　　御母様に申しましたら、先ほど王妃様
　　　　がおっしゃったとおり、猛反対されて
　　　　しまいました…もう諦めていたのです…
王妃：マーネラ、そなたはいつも諦めてしまう
　　　癖がある…だからこの婚約者決めでは、
　　　そなたの望みを叶えてあげたかったのだ
　　　喜んで貰えて良かった…(微笑)
　　　…続いて、リンデント･アージュ！
リンデント：はい！
王妃：そなたの婚約者は…
　　　バーエンタ･モジュール！！
リンデント：ありがとう…ございます！！(涙)
　　　　　私は…今日この時を、一生忘れませ
　　　　　ん…！
王妃：(微笑)良かった
　　　最後に、シャーベリット･モネラ！
シャーベリット：はい
王妃：そなたは好いている殿方がおらぬと申し
　　　ていたゆえ、実はまだ決めかねていてな
　　　好いてはおらぬが、希望はあるというの
　　　はないか？　　　
シャーベリット：実は、希望は御座います
王妃：なんだ？申してみよ
シャーベリット：では、王様を下さい(冷笑)