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対巨大クワガタ
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「あ」
襲い来る巨大クワガタに対して、とっさに火炎系のカードを放った瞬間、俺の『瞬間予知』が危険信号を発信した。思わずその場に四人全員で伏せると、巨大クワガタに当たったカードが、爆音を轟かせて広いフロア全体に業火を蒔き散らす。
「何やっているのよ! 馬鹿!!」
「すみません! まさかあんなに威力があるとは思わなかったんです!」
横で鼓膜が破れる程怒鳴るバヨネッタさんに、こちらも負けないくらいの大声で謝る。しかしあれだけ威力があったのなら、ここに来るまでの道中で使っても良かったかも知れないな。いや、逆に狭い通路なんかでは使えないか。
「そう言う事を言っているんじゃないのよ!」
「はあ!?」
何を間違えたのだろうか? とフロア全体が炎で焼ける中、炎煙に包まれる巨大クワガタの方に注視するが、ブブブブと何かが振動する音が聞こえたかと思ったら、巨大クワガタのいた場所から熱風がフロア全体へと吹き荒れ、巨大クワガタは己を包んでいた炎煙を、その背の翅で吹き飛ばした。
「マジか!? 無傷かよ!?」
炎煙を退けたその艶光りする巨大クワガタの甲殻には、炎で焼けた跡も、爆発で傷が付いた跡もない。
「アルティニン廟を造ったカヌスが、木なら火が弱いだろ。なんて馬鹿正直な設定にする訳ないだろ?」
「え? どう言う意味ですか?」
デムレイさんの言にそちらを向けば、
「反省は後にしよう! すぐに移動だ!」
とミカリー卿までが焦っている。そしてそれに合わせてこの場から散り散りになる面々。一体何が!? と出遅れた俺も、この場にいるのは不味いと思い、動こうとしたが遅かった。
「はっ?」
動こうとした俺の足に、床に張り巡らされた枝の一本が巻き付いている。いや、それだけではない。床に張り巡らされた他の枝も、天井から垂れ下がった無数の枝も、まるで火を浴びせられた事に怒っているかの如く、俺たちへと襲い掛かってきた。
「くっ!」
俺は迫り来る他の枝々や足を縛る枝を、アニンの曲剣で斬り伏せると、この場に留まるのは不味いと痛感し、とにかく枝の攻撃を避けるように、方向も定まらず広いフロアを動き回る。
「ハルアキ! このダンジョンではこうなるから、火炎系魔法は使うなって説明しただろ!」
俺が避け回っている横を、デムレイさんが文句を言いながら通り過ぎていった。
「はあ!? 聞いていませんよ!」
「言った!」
「聞いていません! 俺が聞いたのは、枝や根が罠になっているから気を付けろ! ってだけです! 火炎系魔法がヤバいって知っていたら、こんな馬鹿な真似していませんよ!」
俺は確かに説明を受けていない。俺の訴えを聞いて、デムレイさんがバヨネッタさんやミカリー卿の方を見遣るも、二人も首を横に振った。恐らく覚えていないのか、ダイザーロくんやカッテナさんに説明したのと記憶が混ざっているのだろう。
「だいたい、火炎系が駄目なら、バヨネッタさんのキーライフルは何で大丈夫なんですか!?」
あれって、熱光線が発射される仕様だろ?
「このキーライフルは魔導銃よ。それに『加減乗除』で熱エネルギーはマイナスにしているから、純粋に光線の振動波をぶつけているのよ」
案外使いこなしているな、『加減乗除』。難しいスキルだろうに。
「そもそもハルアキ、私が銃で対象を外すとでも?」
「ごめんなさい」
そうですよねえ、銃砲の魔女は百発百中で、外すなんて事ないですよねえ。
「皆で仲良くお話も良いけど、そろそろ戦闘に集中しよう!」
ミカリー卿の言葉に、迫る枝を斬り払いながら、ハッとなって巨大クワガタに目を向けると、なんか俺と目が合った気がするんですけど? いや、まさかね? 黒目しかないそのつぶらな瞳がどこを見ているかなんて誰にも、
「あ」
巨大クワガタがその巨体をこちらへ向けた。その瞬間に俺の心臓が跳ね上がる。え~と、見ただけ。見ただけだ。と誰か言ってください。と三人を見遣るも、三人は巨大クワガタが俺に向かってくるのを前提に、すでに多く戦闘態勢に入っていた。
くっ! やるしかないか! 俺は覚悟を決めると、こちらへ突進してくる巨大クワガタに対して、『聖結界』を発動する。
ドゴンッ!!!!
重い衝撃に『聖結界』ごと吹き飛ばされた俺は、運良くフロアを支える柱にぶつかり、ダンジョンの外に吹き飛ばされる事態は免れた。しかし衝撃で身体が痺れて動かない。これ『聖結界』がなかったら、これだけで死んでいたんじゃないか? しかも巨大クワガタの攻撃はこれだけで終わらなかった。
追撃とばかりに巨体で俺を柱に押し付けた巨大クワガタは、その巨体に違わぬ大顎で、ガシガシと『聖結界』を破壊しようと挟んでくる。うう、『聖結界』がミシミシ鳴っているんですけどお!
「ハルアキ! そのデカブツを、そこに足止めしておきなさい!」
「早くしてください! 『聖結界』でも長くは持ちません!」
バヨネッタさんの命に、俺は窮状を訴える。持って一分二分が限界だ。だがまあ、『聖結界』のお陰で、枝の攻撃からは逃れられているのはありがたい。『聖結界』は悪意や害意に反応するから、悪意も害意もない、ただ俺たちの行動に反応しているだけの罠には弱いのだ。
俺の訴えが届いてか、バヨネッタさんたちの総攻撃を受ける巨大クワガタ。しかしどうしてか巨大クワガタは俺を殺そうと、その大顎で『聖結界』を挟み潰そうとしてくる。何でだよ!? そんなにあの火炎系カードを使われたのが気に入らなかったのか!?
「た、助かった……」
結局あの巨大クワガタは、バヨネッタさんたちには目もくれず、ひたすら俺を攻撃し続け、『聖結界』が崩壊するギリギリで、デムレイさんの『隕星』の一撃に沈んだ。
「…………」
「…………」
「…………」
「どうかしたんですか?」
俺は倒された巨大クワガタの死体と魔石を『空間庫』に回収しながら、その様子を無言で見詰め続けていた。
「どう思う?」
「興味深い行動だったねえ」
「そうね。今まで見せた事のない動きだったわ」
なんか三人で話し込んでいるなあ。
「やっぱり鍵になったのは、ハルアキが火炎系カードを使った事だろうな」
「でしょうね。私たちはこれまでにこのダンジョンでは火炎系は禁止だと決め付けていたから、誰もボス部屋で火炎系を試してこなかったわ」
「それが今回、図らずもハルアキくんが火炎系カードを使った事で、ボスの異常行動が見られた」
何だろうか。嫌な予感がするんだけど? 気のせい? 気のせいだと良いなあ。あ、バヨネッタさんがこっち見た。
「ハルアキ、もう一度このダンジョンを攻略するわよ」
「マジで周回するんですか!?」
三人が首肯で返す。
「疲れているところ悪いけど、今回、あの巨大クワガタを最速で倒せてね。私たちとしてもその検証がしたいんだ」
とミカリー卿。
「最速、ですか?」
「ああ。これまでボス部屋でクワガタに火炎系カードなんて使ったやついなかったからな。だからこれがクワガタだけなのか、カブトもそうなのか検証したいんだよ」
とデムレイさん。
「え~と、それは少なくとも、もう一度巨大クワガタが出現するまでやらないと駄目なヤツなのでは?」
「そうよ」
バヨネッタさん……、クワガタの出現が低確率だって、知ってて言ってます? いや、これは言っているな。泣いて良いかなあ?
その後本当に周回がなされ、俺は見事にレベル四十九まで上がったのだった。それよりも生き残れて良かった。
襲い来る巨大クワガタに対して、とっさに火炎系のカードを放った瞬間、俺の『瞬間予知』が危険信号を発信した。思わずその場に四人全員で伏せると、巨大クワガタに当たったカードが、爆音を轟かせて広いフロア全体に業火を蒔き散らす。
「何やっているのよ! 馬鹿!!」
「すみません! まさかあんなに威力があるとは思わなかったんです!」
横で鼓膜が破れる程怒鳴るバヨネッタさんに、こちらも負けないくらいの大声で謝る。しかしあれだけ威力があったのなら、ここに来るまでの道中で使っても良かったかも知れないな。いや、逆に狭い通路なんかでは使えないか。
「そう言う事を言っているんじゃないのよ!」
「はあ!?」
何を間違えたのだろうか? とフロア全体が炎で焼ける中、炎煙に包まれる巨大クワガタの方に注視するが、ブブブブと何かが振動する音が聞こえたかと思ったら、巨大クワガタのいた場所から熱風がフロア全体へと吹き荒れ、巨大クワガタは己を包んでいた炎煙を、その背の翅で吹き飛ばした。
「マジか!? 無傷かよ!?」
炎煙を退けたその艶光りする巨大クワガタの甲殻には、炎で焼けた跡も、爆発で傷が付いた跡もない。
「アルティニン廟を造ったカヌスが、木なら火が弱いだろ。なんて馬鹿正直な設定にする訳ないだろ?」
「え? どう言う意味ですか?」
デムレイさんの言にそちらを向けば、
「反省は後にしよう! すぐに移動だ!」
とミカリー卿までが焦っている。そしてそれに合わせてこの場から散り散りになる面々。一体何が!? と出遅れた俺も、この場にいるのは不味いと思い、動こうとしたが遅かった。
「はっ?」
動こうとした俺の足に、床に張り巡らされた枝の一本が巻き付いている。いや、それだけではない。床に張り巡らされた他の枝も、天井から垂れ下がった無数の枝も、まるで火を浴びせられた事に怒っているかの如く、俺たちへと襲い掛かってきた。
「くっ!」
俺は迫り来る他の枝々や足を縛る枝を、アニンの曲剣で斬り伏せると、この場に留まるのは不味いと痛感し、とにかく枝の攻撃を避けるように、方向も定まらず広いフロアを動き回る。
「ハルアキ! このダンジョンではこうなるから、火炎系魔法は使うなって説明しただろ!」
俺が避け回っている横を、デムレイさんが文句を言いながら通り過ぎていった。
「はあ!? 聞いていませんよ!」
「言った!」
「聞いていません! 俺が聞いたのは、枝や根が罠になっているから気を付けろ! ってだけです! 火炎系魔法がヤバいって知っていたら、こんな馬鹿な真似していませんよ!」
俺は確かに説明を受けていない。俺の訴えを聞いて、デムレイさんがバヨネッタさんやミカリー卿の方を見遣るも、二人も首を横に振った。恐らく覚えていないのか、ダイザーロくんやカッテナさんに説明したのと記憶が混ざっているのだろう。
「だいたい、火炎系が駄目なら、バヨネッタさんのキーライフルは何で大丈夫なんですか!?」
あれって、熱光線が発射される仕様だろ?
「このキーライフルは魔導銃よ。それに『加減乗除』で熱エネルギーはマイナスにしているから、純粋に光線の振動波をぶつけているのよ」
案外使いこなしているな、『加減乗除』。難しいスキルだろうに。
「そもそもハルアキ、私が銃で対象を外すとでも?」
「ごめんなさい」
そうですよねえ、銃砲の魔女は百発百中で、外すなんて事ないですよねえ。
「皆で仲良くお話も良いけど、そろそろ戦闘に集中しよう!」
ミカリー卿の言葉に、迫る枝を斬り払いながら、ハッとなって巨大クワガタに目を向けると、なんか俺と目が合った気がするんですけど? いや、まさかね? 黒目しかないそのつぶらな瞳がどこを見ているかなんて誰にも、
「あ」
巨大クワガタがその巨体をこちらへ向けた。その瞬間に俺の心臓が跳ね上がる。え~と、見ただけ。見ただけだ。と誰か言ってください。と三人を見遣るも、三人は巨大クワガタが俺に向かってくるのを前提に、すでに多く戦闘態勢に入っていた。
くっ! やるしかないか! 俺は覚悟を決めると、こちらへ突進してくる巨大クワガタに対して、『聖結界』を発動する。
ドゴンッ!!!!
重い衝撃に『聖結界』ごと吹き飛ばされた俺は、運良くフロアを支える柱にぶつかり、ダンジョンの外に吹き飛ばされる事態は免れた。しかし衝撃で身体が痺れて動かない。これ『聖結界』がなかったら、これだけで死んでいたんじゃないか? しかも巨大クワガタの攻撃はこれだけで終わらなかった。
追撃とばかりに巨体で俺を柱に押し付けた巨大クワガタは、その巨体に違わぬ大顎で、ガシガシと『聖結界』を破壊しようと挟んでくる。うう、『聖結界』がミシミシ鳴っているんですけどお!
「ハルアキ! そのデカブツを、そこに足止めしておきなさい!」
「早くしてください! 『聖結界』でも長くは持ちません!」
バヨネッタさんの命に、俺は窮状を訴える。持って一分二分が限界だ。だがまあ、『聖結界』のお陰で、枝の攻撃からは逃れられているのはありがたい。『聖結界』は悪意や害意に反応するから、悪意も害意もない、ただ俺たちの行動に反応しているだけの罠には弱いのだ。
俺の訴えが届いてか、バヨネッタさんたちの総攻撃を受ける巨大クワガタ。しかしどうしてか巨大クワガタは俺を殺そうと、その大顎で『聖結界』を挟み潰そうとしてくる。何でだよ!? そんなにあの火炎系カードを使われたのが気に入らなかったのか!?
「た、助かった……」
結局あの巨大クワガタは、バヨネッタさんたちには目もくれず、ひたすら俺を攻撃し続け、『聖結界』が崩壊するギリギリで、デムレイさんの『隕星』の一撃に沈んだ。
「…………」
「…………」
「…………」
「どうかしたんですか?」
俺は倒された巨大クワガタの死体と魔石を『空間庫』に回収しながら、その様子を無言で見詰め続けていた。
「どう思う?」
「興味深い行動だったねえ」
「そうね。今まで見せた事のない動きだったわ」
なんか三人で話し込んでいるなあ。
「やっぱり鍵になったのは、ハルアキが火炎系カードを使った事だろうな」
「でしょうね。私たちはこれまでにこのダンジョンでは火炎系は禁止だと決め付けていたから、誰もボス部屋で火炎系を試してこなかったわ」
「それが今回、図らずもハルアキくんが火炎系カードを使った事で、ボスの異常行動が見られた」
何だろうか。嫌な予感がするんだけど? 気のせい? 気のせいだと良いなあ。あ、バヨネッタさんがこっち見た。
「ハルアキ、もう一度このダンジョンを攻略するわよ」
「マジで周回するんですか!?」
三人が首肯で返す。
「疲れているところ悪いけど、今回、あの巨大クワガタを最速で倒せてね。私たちとしてもその検証がしたいんだ」
とミカリー卿。
「最速、ですか?」
「ああ。これまでボス部屋でクワガタに火炎系カードなんて使ったやついなかったからな。だからこれがクワガタだけなのか、カブトもそうなのか検証したいんだよ」
とデムレイさん。
「え~と、それは少なくとも、もう一度巨大クワガタが出現するまでやらないと駄目なヤツなのでは?」
「そうよ」
バヨネッタさん……、クワガタの出現が低確率だって、知ってて言ってます? いや、これは言っているな。泣いて良いかなあ?
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