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息抜き
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「疲れた……」
仕事を終えて外に出れば、もう既に夜である。今日は休み明けだから仕事量が多かった。訳ではない。理由は別にある。
ボッサムの介入により、町役場は大幅な人事のやり直しをする羽目になり、折角ここまで育てた人材の約五分の一を手放す事態となってしまった。結構な痛手だ。
ボッサムは町役場の各部署に自分の手駒を忍ばせていたが、それが今回の件で明るみに出たので、腐った膿を切除出来たのはありがたかったが、人材が減ったせいで町役場の運営が回らなくなり、闘技場を始め、カジノ建設に、住民の移住も一時凍結となった。
そして残った各部署の部長たちと副町長である俺、町長のジオを交えての、今後の町運営の会議。議題はもちろん今後の町運営に関してだが、そこに待ったを掛けるように来客が続いた。ブーギーラグナの支配地域で国を持つ各国からの使者たちだ。
使者たちはあーだこーだと美辞麗句で言葉を着飾り、それっぽい事を並べ立てていたが、要するに我々にもこの町の運営に一枚噛ませろ。と言うのがやつらの言い分だ。特に多かったのがボッサムの国周辺の国だが、それ以外の国からも使者が、そしてなんとボッサムの国からも使者がやって来たのだ。
どんな思惑でボッサムの国は使者を送り込んできたのか。と使者を半眼で見遣るも、相手はどこ吹く風とばかりに、現在はボッサム派は一掃され、新たな国として生まれ変わったので、よろしく付き合っていきたい。と厚い面の皮でもってして宣ってきたのには驚いた。
何であれ、こちらは体制を整えるのに大変なので後日にして欲しい。と要請しても、各国の使者は一歩も引かず、それならば国から人材を出すので、会議に参加させて欲しい。とまで言ってくる始末だ。どうやら今回の件は、引きこもりのカヌスと関係を構築する絶好の機会らしく、ボッサムに出し抜かれた各国としては、この機を逃すつもりはないらしい。
そんなこんなで町運営の為の会議は、会議が始まる前に頓挫し、俺とジオを始め、各部署の部長たちは、ブーギーラグナの支配地域からやって来た各国の使者たちの、我々が町運営に加われば、この町はこれだけ良くなります。とのプレゼンを、次々と朝から夜まで聞かされ続ける羽目になったのだった。他の魔王の配下だから、無下にも出来なかったし、使者は皆俺よりレベル高かったし。
「お疲れ様です……」
その場に同席し、他の秘書たちとともに各使者のプレゼンを記録していたオブロさんが、げっそりした顔であいさつしてきた。
「今日は本当にお疲れ様です。ジオ町長も言っていましたが、カヌス様に掛け合って、ブーギーラグナ様にこう言った行動は慎んで貰うように取り計らって頂くみたいだから、明日は今日みたいな事態にはならないよ」
まあ、今日話を聞いた各使者たちの話が、全て町運営の糧にならないかと言えば嘘になる。有益なものもあったので、それらをどう活かすか、また、どの国とどう付き合っていくか、が明日からの会議の争点となりそうだ。
「あ……、はい」
とは言えオブロさんのテンションが低い。明日からの事を考えて、憂鬱なのだろうか。ここは仕事仲間として、励ましてあげるべき場面か? と少しオブロさんを観察しながら考えていると、オブロさんの視線は、既に完成している闘技場へ。カヌスが一瞬で造り上げた町だ。闘技場を復活させるのもカヌスに掛かれば簡単な仕事だが……、
「はあ……」
「…………オブロさん、もしかして、闘技場で賭けが出来なくてテンション下がっている?」
「当たり前じゃないですか! 私の……、私の楽しみが……」
一言叫んで膝を突くオブロさん。そこまでか? そこまでなのか? 朝のうちは騒ぎに巻きこれなくてにやにやしていたのに、ここにきて闘技場で賭けが出来ない事を実感してしまったのかも知れないなあ。うちのパーティだと、武田さんが空き時間に通うくらいだから理解に苦しむが、娯楽を得たばかりのアンデッドたちからしたら、それを直ぐ様取り上げられたのは、中々に受け入れ難い経験のようだ。
「あー、闘技場との賭けとはちょっと違うけど、賭け事がしたいなら、俺が泊まっている宿屋に来る?」
これが失言だった。何故なら、オブロさんだけでなく、その場にいた町役場で働くアンデッドたちが一斉に俺の方を見たからだ。聞き耳立てていたのか。
「うぎゃあああああ!? また負けたあ!?」
隣りの卓では、ポーカーでダイザーロくんに負けたオブロさんが、手に持っていたトランプを宙に放り投げて頭を抱えている。まあ、同卓の他のアンデッドたちも卓に突っ伏しているけど。
宿屋の一階にある食堂は、普段はがらがらの卓が全卓埋まり、大トランプ大会の会場となっていた。行われているのはポーカーだけでなく、ババ抜きとか七並べとか、一般的なトランプゲームだ。そこに多少の金銭を賭けてアンデッドたちは遊んでいた。娯楽に飢えていたので、遊べるなら何でも良かったようだ。
ただ、アンデッドたちの数に対して卓が足りず、待ちぼうけとなるアンデッドたちが出てしまったので、卓を宿の外にも設置したり、トランプゲーム以外にも、空きスペースを活用してダーツやらボーリングが出来るように改造させてもらった。宿屋の主人は始め難色を示したが、使用料としてドリンクか食事を頼む事を条件にする事で、これをクリアした。
そうして始まった宿屋での軽い? ゲーム大会だったが、町役場で働くアンデッドたちのストレス軽減として提案したはずが、小さな町に噂が広がるのに時間は掛からず、次の日には宿屋はゲームに飢えたアンデッドたちの溜り場となっていた。また、闘技場が二十四時間営業であった事から分かるように、アンデッドたちは基本的に眠らない。
「うるっさい!!」
次の日の夜にはバヨネッタさんに怒られ、アンデッドたちは宿屋から解散。しかしゲームを覚えたアンデッドたちを下手に在野に放り出せば、諍いが起こる事が目に見えているので、とりあえず冒険者ギルドの一階を遊び場として開放し、そこ以外での賭けゲームは厳禁とのお触れを出した。それから、収益が見込めるので、宿屋でも就寝時間までは賭けゲームをして良いと宿屋の主人が申し出てきたのでこれを了承。ちなみにギルドと就寝時間までの宿屋以外で賭けゲームをすると、ベイビードゥの刺客がやって来る仕様だ。
この一件でジオとベイビードゥに、余計な仕事を増やすな。と言われてしまったが、双方急場しのぎなのは理解しているので、それ程強くは当たってこなかった。
仕事を終えて外に出れば、もう既に夜である。今日は休み明けだから仕事量が多かった。訳ではない。理由は別にある。
ボッサムの介入により、町役場は大幅な人事のやり直しをする羽目になり、折角ここまで育てた人材の約五分の一を手放す事態となってしまった。結構な痛手だ。
ボッサムは町役場の各部署に自分の手駒を忍ばせていたが、それが今回の件で明るみに出たので、腐った膿を切除出来たのはありがたかったが、人材が減ったせいで町役場の運営が回らなくなり、闘技場を始め、カジノ建設に、住民の移住も一時凍結となった。
そして残った各部署の部長たちと副町長である俺、町長のジオを交えての、今後の町運営の会議。議題はもちろん今後の町運営に関してだが、そこに待ったを掛けるように来客が続いた。ブーギーラグナの支配地域で国を持つ各国からの使者たちだ。
使者たちはあーだこーだと美辞麗句で言葉を着飾り、それっぽい事を並べ立てていたが、要するに我々にもこの町の運営に一枚噛ませろ。と言うのがやつらの言い分だ。特に多かったのがボッサムの国周辺の国だが、それ以外の国からも使者が、そしてなんとボッサムの国からも使者がやって来たのだ。
どんな思惑でボッサムの国は使者を送り込んできたのか。と使者を半眼で見遣るも、相手はどこ吹く風とばかりに、現在はボッサム派は一掃され、新たな国として生まれ変わったので、よろしく付き合っていきたい。と厚い面の皮でもってして宣ってきたのには驚いた。
何であれ、こちらは体制を整えるのに大変なので後日にして欲しい。と要請しても、各国の使者は一歩も引かず、それならば国から人材を出すので、会議に参加させて欲しい。とまで言ってくる始末だ。どうやら今回の件は、引きこもりのカヌスと関係を構築する絶好の機会らしく、ボッサムに出し抜かれた各国としては、この機を逃すつもりはないらしい。
そんなこんなで町運営の為の会議は、会議が始まる前に頓挫し、俺とジオを始め、各部署の部長たちは、ブーギーラグナの支配地域からやって来た各国の使者たちの、我々が町運営に加われば、この町はこれだけ良くなります。とのプレゼンを、次々と朝から夜まで聞かされ続ける羽目になったのだった。他の魔王の配下だから、無下にも出来なかったし、使者は皆俺よりレベル高かったし。
「お疲れ様です……」
その場に同席し、他の秘書たちとともに各使者のプレゼンを記録していたオブロさんが、げっそりした顔であいさつしてきた。
「今日は本当にお疲れ様です。ジオ町長も言っていましたが、カヌス様に掛け合って、ブーギーラグナ様にこう言った行動は慎んで貰うように取り計らって頂くみたいだから、明日は今日みたいな事態にはならないよ」
まあ、今日話を聞いた各使者たちの話が、全て町運営の糧にならないかと言えば嘘になる。有益なものもあったので、それらをどう活かすか、また、どの国とどう付き合っていくか、が明日からの会議の争点となりそうだ。
「あ……、はい」
とは言えオブロさんのテンションが低い。明日からの事を考えて、憂鬱なのだろうか。ここは仕事仲間として、励ましてあげるべき場面か? と少しオブロさんを観察しながら考えていると、オブロさんの視線は、既に完成している闘技場へ。カヌスが一瞬で造り上げた町だ。闘技場を復活させるのもカヌスに掛かれば簡単な仕事だが……、
「はあ……」
「…………オブロさん、もしかして、闘技場で賭けが出来なくてテンション下がっている?」
「当たり前じゃないですか! 私の……、私の楽しみが……」
一言叫んで膝を突くオブロさん。そこまでか? そこまでなのか? 朝のうちは騒ぎに巻きこれなくてにやにやしていたのに、ここにきて闘技場で賭けが出来ない事を実感してしまったのかも知れないなあ。うちのパーティだと、武田さんが空き時間に通うくらいだから理解に苦しむが、娯楽を得たばかりのアンデッドたちからしたら、それを直ぐ様取り上げられたのは、中々に受け入れ難い経験のようだ。
「あー、闘技場との賭けとはちょっと違うけど、賭け事がしたいなら、俺が泊まっている宿屋に来る?」
これが失言だった。何故なら、オブロさんだけでなく、その場にいた町役場で働くアンデッドたちが一斉に俺の方を見たからだ。聞き耳立てていたのか。
「うぎゃあああああ!? また負けたあ!?」
隣りの卓では、ポーカーでダイザーロくんに負けたオブロさんが、手に持っていたトランプを宙に放り投げて頭を抱えている。まあ、同卓の他のアンデッドたちも卓に突っ伏しているけど。
宿屋の一階にある食堂は、普段はがらがらの卓が全卓埋まり、大トランプ大会の会場となっていた。行われているのはポーカーだけでなく、ババ抜きとか七並べとか、一般的なトランプゲームだ。そこに多少の金銭を賭けてアンデッドたちは遊んでいた。娯楽に飢えていたので、遊べるなら何でも良かったようだ。
ただ、アンデッドたちの数に対して卓が足りず、待ちぼうけとなるアンデッドたちが出てしまったので、卓を宿の外にも設置したり、トランプゲーム以外にも、空きスペースを活用してダーツやらボーリングが出来るように改造させてもらった。宿屋の主人は始め難色を示したが、使用料としてドリンクか食事を頼む事を条件にする事で、これをクリアした。
そうして始まった宿屋での軽い? ゲーム大会だったが、町役場で働くアンデッドたちのストレス軽減として提案したはずが、小さな町に噂が広がるのに時間は掛からず、次の日には宿屋はゲームに飢えたアンデッドたちの溜り場となっていた。また、闘技場が二十四時間営業であった事から分かるように、アンデッドたちは基本的に眠らない。
「うるっさい!!」
次の日の夜にはバヨネッタさんに怒られ、アンデッドたちは宿屋から解散。しかしゲームを覚えたアンデッドたちを下手に在野に放り出せば、諍いが起こる事が目に見えているので、とりあえず冒険者ギルドの一階を遊び場として開放し、そこ以外での賭けゲームは厳禁とのお触れを出した。それから、収益が見込めるので、宿屋でも就寝時間までは賭けゲームをして良いと宿屋の主人が申し出てきたのでこれを了承。ちなみにギルドと就寝時間までの宿屋以外で賭けゲームをすると、ベイビードゥの刺客がやって来る仕様だ。
この一件でジオとベイビードゥに、余計な仕事を増やすな。と言われてしまったが、双方急場しのぎなのは理解しているので、それ程強くは当たってこなかった。
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