527 / 639
カラクリを識る
しおりを挟む
「何故君たちをここへ招いたか、か」
そこでカヌスは紅茶を一口すすり、口の滑りを良くしてから、逆に尋ねてきた。
「それに答える前に、僕からも聞きたいね。君たちの攻略速度は僕の想定以上だ。まるで一度このアルティニン廟を攻略したかのようにね」
「それは……」
とそこで俺は武田さんに目を向ける。
「確かに、セクシーマンがいるのは分かっているよ。でも前回のセクシーマン一行とは明らかに攻略の仕方が違う」
まあ、前回のセクシーマン一行は力業で無理矢理押し通った感じみたいだからな。
「これだけの攻略速度は、このそれなりに長いアルティニン廟の歴史でも二番目だね」
「二番目、ですか?」
俺の言葉に頷き返すカヌス。
「一番はアリクサンダル一行だ。まあ、彼らの場合は数とレベルのゴリ押しだった」
数とレベルのゴリ押し。何となく想像がつくな。高レベルで揃えた精鋭多数で、ドンドン攻略していったアレクサンドロス大王一行。マケドニア、ギリシアからインドまで一代で踏破し制覇したその人らしい。
「だが君たちの場合は、しっかりこのアルティニン廟の理屈を理解したうえで、最適解に近い形で攻略している。何故そんな事が出来るのかな?」
う~ん。俺が事情が分かるであろう武田さんの方をちらりと見遣ると、武田さんは首肯で返してきた。なら話すか。
「まあ、端的に言うと、我々異世界人はこの手のダンジョンはゲームで慣れているから。としか申し上げられませんね」
「ゲーム? 戯盤かい? それでこのアルティニン廟の攻略を?」
カヌスからしたら理解の外の答えだったのだろう、目を丸くしてから、信じられないものを見る目をこちらヘ向けている。
「ゲームと言っても盤上遊戯のようなものでなく、もっと複雑な、それこそ『Play The Philosopher』、その劣化版レベルのゲームが、我々の世界では出回っていますので」
「ほう」
目を細めたカヌスは、それが何であるかを正しく理解しているからこそなのか、それとも俺たちの知らない何かを思い出してか、その気配をはっきりと重い、常人が浴びればそれだけで死んでしまうような気配を、ほんの一瞬顕わにし、しかしそれを直ぐ様霧散させて、それまでのようななんでもないを装った顔に戻った。
「にわかには信じられないが、そうであるなら合点がいくかな」
と口元に手を当てて考え込むカヌス。何であれ、直前に魔王の片鱗を見せ付けられた俺たちは、現在首と胴が繋がっている事に胸を撫で下ろしながら、さてどうしたものかな。と皆で視線を交わす。
どうやら眼前の初代魔王様は、何やら沈思黙考モードのようだが、さてこの思考を断ち切って、ここに呼ばれた理由を再度尋ねて良いものか。
皆が皆、お前が何か言え。とそれぞれに視線を飛ばし、私は嫌だ。と首を横に振る。それを何度と繰り返していると、
「何か、証拠は用意出来るかな?」
とカヌスの方から話し掛けてきた。
「しょ、証拠ですか?」
思わず声が上擦ってしまう。がカヌスはそんな事は気にならないとばかりに、俺の目を覗き込んでくる。他の皆に目を向けても、首を横に振るばかりで、どうやら対応は俺がしなければならないようだ。はあ。
「PTP程ではないですが、軽い携帯ゲームで良いのなら」
と俺は『空間庫』からスマホを取り出し、スッスッと操作して、ゲームアプリを起動させる。
「ほう」
スマホと言うガジェットに喜面を隠さず、カヌスは俺の手からスマホを取り上げると、
「ふむふむ。ほうほう」
と一人で納得しながら、スマホを操作していく。
「ええっと、そのゲームに記載されている文字、日本語……、私の国の言語なんですけど、読めます?」
「大丈夫だよ。さっきスキャンした時に君たちの習得している言語は一通り脳にインプットしたからね」
うん、分かっていた。だって部屋を光が通過した後から、古代語しか話していなかったカヌスが、オルドランド語を話していたからね。
「成程。これは面白いね」
俺がカヌスに紹介したゲームは、ファンタジーRPGである。
「この、ログインボーナスと言うのは何だい?」
「ログボはその日にログイン、ゲームをするだけで貰える報酬の事です」
「ゲームをするだけで報酬を貰える?」
「異世界ではあなたのようなゲームクリエイター、ゲームメーカーが、それこそ星の数程存在しますから、自作をプレイして貰う為に、少しでも呼び水になるような事を、各メーカーがしているのです」
「成程。この、ガチャと言うのは?」
「それはお金を巻き上げる悪魔のシステムです」
「ほう? 悪魔のシステム。それは面白そうだね」
目を輝かせた魔王は、俺に先を促す。
「ガチャと言うのは、アイテムで行うくじ引きのようなものです」
「ああ、成程ね。それは悪魔のシステムだ」
にやりとカヌスが口角を上げる。それはそうだろう。くじ━━宝くじは古くはローマ時代から存在するが、日本だと江戸時代の富くじが有名だ。これは神社仏閣がその修繕を目的に行っていたのだが、人々がこれに熱中するあまり、生活や風起を乱すとして、幕府が禁止令を出した程である。神様仏様への寄進であるはずなのに、やり口が悪魔のそれってのが、人間を表していて度し難い。
「ええ。しかも見ての通り、そのゲームは本当に手元にアイテムが届く訳ではなく、あくまでもゲームの中での情報量が増えるだけです」
「メーカーとやらは絵に描いたアイテムを餌に、これを遊ぶ者たちから金を巻き上げられる訳か。不良在庫にも困らないし、それならログインボーナスで多少サービスしても、メーカーの懐は潤うねえ」
「実際には、それだけでゲームの良し悪しが決まる訳ではないので、潰えていくゲームもゲームメーカーも星の数程ありますけど」
「確かに。良作傑作駄作に迷作と色々あるだろうね。だが面白い取り組みだ」
「カヌス様の鍵付き宝箱も同様だと思いますけど?」
「ふふ、似ているか。でもあれ、段階があるからねえ。このガチャみたいに、一律って訳でもないよ」
ああ、言われてみれば、鍵穴の数にそして階層にと段階があるもんな。ガチャならゲーム始めたてでもSSRでもURでも手に入れられるけど、このアルティニン廟では無理だ。スタートダッシュなんて完全に無理だな。そして逆にアルティニン廟では初手大ボスとか仕掛けてくるもんなあ、凶悪過ぎる。
「これ、しばらく借りて良いかな?」
「は?」
「面白いから」
「は?」
「その代わり……」
パチン。
カヌスが指を鳴らした次の瞬間、世界が変転した。
「エクストラフィールドを用意した。ここで存分に己を磨いてくれ給え」
「は?」
そこでカヌスは紅茶を一口すすり、口の滑りを良くしてから、逆に尋ねてきた。
「それに答える前に、僕からも聞きたいね。君たちの攻略速度は僕の想定以上だ。まるで一度このアルティニン廟を攻略したかのようにね」
「それは……」
とそこで俺は武田さんに目を向ける。
「確かに、セクシーマンがいるのは分かっているよ。でも前回のセクシーマン一行とは明らかに攻略の仕方が違う」
まあ、前回のセクシーマン一行は力業で無理矢理押し通った感じみたいだからな。
「これだけの攻略速度は、このそれなりに長いアルティニン廟の歴史でも二番目だね」
「二番目、ですか?」
俺の言葉に頷き返すカヌス。
「一番はアリクサンダル一行だ。まあ、彼らの場合は数とレベルのゴリ押しだった」
数とレベルのゴリ押し。何となく想像がつくな。高レベルで揃えた精鋭多数で、ドンドン攻略していったアレクサンドロス大王一行。マケドニア、ギリシアからインドまで一代で踏破し制覇したその人らしい。
「だが君たちの場合は、しっかりこのアルティニン廟の理屈を理解したうえで、最適解に近い形で攻略している。何故そんな事が出来るのかな?」
う~ん。俺が事情が分かるであろう武田さんの方をちらりと見遣ると、武田さんは首肯で返してきた。なら話すか。
「まあ、端的に言うと、我々異世界人はこの手のダンジョンはゲームで慣れているから。としか申し上げられませんね」
「ゲーム? 戯盤かい? それでこのアルティニン廟の攻略を?」
カヌスからしたら理解の外の答えだったのだろう、目を丸くしてから、信じられないものを見る目をこちらヘ向けている。
「ゲームと言っても盤上遊戯のようなものでなく、もっと複雑な、それこそ『Play The Philosopher』、その劣化版レベルのゲームが、我々の世界では出回っていますので」
「ほう」
目を細めたカヌスは、それが何であるかを正しく理解しているからこそなのか、それとも俺たちの知らない何かを思い出してか、その気配をはっきりと重い、常人が浴びればそれだけで死んでしまうような気配を、ほんの一瞬顕わにし、しかしそれを直ぐ様霧散させて、それまでのようななんでもないを装った顔に戻った。
「にわかには信じられないが、そうであるなら合点がいくかな」
と口元に手を当てて考え込むカヌス。何であれ、直前に魔王の片鱗を見せ付けられた俺たちは、現在首と胴が繋がっている事に胸を撫で下ろしながら、さてどうしたものかな。と皆で視線を交わす。
どうやら眼前の初代魔王様は、何やら沈思黙考モードのようだが、さてこの思考を断ち切って、ここに呼ばれた理由を再度尋ねて良いものか。
皆が皆、お前が何か言え。とそれぞれに視線を飛ばし、私は嫌だ。と首を横に振る。それを何度と繰り返していると、
「何か、証拠は用意出来るかな?」
とカヌスの方から話し掛けてきた。
「しょ、証拠ですか?」
思わず声が上擦ってしまう。がカヌスはそんな事は気にならないとばかりに、俺の目を覗き込んでくる。他の皆に目を向けても、首を横に振るばかりで、どうやら対応は俺がしなければならないようだ。はあ。
「PTP程ではないですが、軽い携帯ゲームで良いのなら」
と俺は『空間庫』からスマホを取り出し、スッスッと操作して、ゲームアプリを起動させる。
「ほう」
スマホと言うガジェットに喜面を隠さず、カヌスは俺の手からスマホを取り上げると、
「ふむふむ。ほうほう」
と一人で納得しながら、スマホを操作していく。
「ええっと、そのゲームに記載されている文字、日本語……、私の国の言語なんですけど、読めます?」
「大丈夫だよ。さっきスキャンした時に君たちの習得している言語は一通り脳にインプットしたからね」
うん、分かっていた。だって部屋を光が通過した後から、古代語しか話していなかったカヌスが、オルドランド語を話していたからね。
「成程。これは面白いね」
俺がカヌスに紹介したゲームは、ファンタジーRPGである。
「この、ログインボーナスと言うのは何だい?」
「ログボはその日にログイン、ゲームをするだけで貰える報酬の事です」
「ゲームをするだけで報酬を貰える?」
「異世界ではあなたのようなゲームクリエイター、ゲームメーカーが、それこそ星の数程存在しますから、自作をプレイして貰う為に、少しでも呼び水になるような事を、各メーカーがしているのです」
「成程。この、ガチャと言うのは?」
「それはお金を巻き上げる悪魔のシステムです」
「ほう? 悪魔のシステム。それは面白そうだね」
目を輝かせた魔王は、俺に先を促す。
「ガチャと言うのは、アイテムで行うくじ引きのようなものです」
「ああ、成程ね。それは悪魔のシステムだ」
にやりとカヌスが口角を上げる。それはそうだろう。くじ━━宝くじは古くはローマ時代から存在するが、日本だと江戸時代の富くじが有名だ。これは神社仏閣がその修繕を目的に行っていたのだが、人々がこれに熱中するあまり、生活や風起を乱すとして、幕府が禁止令を出した程である。神様仏様への寄進であるはずなのに、やり口が悪魔のそれってのが、人間を表していて度し難い。
「ええ。しかも見ての通り、そのゲームは本当に手元にアイテムが届く訳ではなく、あくまでもゲームの中での情報量が増えるだけです」
「メーカーとやらは絵に描いたアイテムを餌に、これを遊ぶ者たちから金を巻き上げられる訳か。不良在庫にも困らないし、それならログインボーナスで多少サービスしても、メーカーの懐は潤うねえ」
「実際には、それだけでゲームの良し悪しが決まる訳ではないので、潰えていくゲームもゲームメーカーも星の数程ありますけど」
「確かに。良作傑作駄作に迷作と色々あるだろうね。だが面白い取り組みだ」
「カヌス様の鍵付き宝箱も同様だと思いますけど?」
「ふふ、似ているか。でもあれ、段階があるからねえ。このガチャみたいに、一律って訳でもないよ」
ああ、言われてみれば、鍵穴の数にそして階層にと段階があるもんな。ガチャならゲーム始めたてでもSSRでもURでも手に入れられるけど、このアルティニン廟では無理だ。スタートダッシュなんて完全に無理だな。そして逆にアルティニン廟では初手大ボスとか仕掛けてくるもんなあ、凶悪過ぎる。
「これ、しばらく借りて良いかな?」
「は?」
「面白いから」
「は?」
「その代わり……」
パチン。
カヌスが指を鳴らした次の瞬間、世界が変転した。
「エクストラフィールドを用意した。ここで存分に己を磨いてくれ給え」
「は?」
0
お気に入りに追加
325
あなたにおすすめの小説
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる