481 / 639
呼び方
しおりを挟む
「や、やっと出来たあ……」
俺、田町さん、アンリさん、カッテナさん、デムレイさん、ダイザーロさんが一息吐いているキッチンスペースの隅で、やる事が無いバヨネッタさん、武田さん、ミカリー卿が、「お? 出来たか?」って顔でこちらを見てくる。いやまあ、役割分担があるから、それはそうなるんですけど。釈然としない。
「出来たの?」
と足取り軽やかに近付いてくるバヨネッタさん。
「まだ蘇、フレッシュチーズの段階ですけどねえ」
「ええ~? まだダイゴにならないの?」
俺の説明に不満があるようだが、そんな簡単に誰でも作れると言うなら、製法が失伝していない。
「しかしなんだな。まさか温めた牛乳に同量のハイポーションを入れないと、カードとホエイに分かれないとは思わなかったな」
と腕を組みながら驚きを言葉に出すデムレイさん。
「そうですねえ。しかもカードとホエイに分離させるにも、火から離して氷水の入ったボウルで鍋を冷やしながらしないと駄目。出来上がったカードも氷水に漬けておかないと、常温ではドロドロで固形の状態を保てませんからねえ。何とも常識を覆す製法です」
と田町さんも語る。
「とにかく、食べてみましょう!」
カッテナさんは、苦労したこのフレッシュチーズを食べたくて仕方ないらしい。
「そうですねえ。では皆でちょっとずつ」
とその場にいる皆で口に含めば、
「ゲボッ」
思わず咳き込む程の酸っぱさだった。まあ、酸味のあるハイポーションをドバドバ使ったのだから、こうなるのも当たり前と言えば当たり前か。知らずに食べたら、腐っていると思ってしまう味だった。
「これをあの竜が好んで食べるとは思えません」
とはダイザーロさんの言。これには皆して同意だ。
「失敗かなあ」
「とりあえず出来上がったフレッシュチーズとホエイは、魔法科学研究所に持って行って、成分を調べてみますね」
田町さんのこの発言で、今日は解散となったのだった。
「ダイザーロさんはこの部屋使って」
「すみません、俺なんかの為にわざわざ」
解散となった後、デムレイさんは武田さんとともに街に繰り出し、バヨネッタさんはカッテナさんを連れていつも泊まっているホテルへ。ミカリー卿はモーハルド大使館へ。田町さんとアンリさんは魔法科学研究所に戻っていったので、残ったのは俺とダイザーロさんだけだ。
もうやる事無いし、家帰って寝よう。って話になって、ダイザーロさんを連れてマンションに帰宅した。
昼間に色々試して料理する気力も失せていたので、カップ麺で良い? と尋ねれば、何でも良いです。との返答。まあ、そりゃあそうなるわな。
二人侘しくカップ麺をすすると言うのもあれなので、どうせなら、L魔王のコンテンツでも観るか。とテレビで動画を観ながらの夕食となった。L魔王、レトロゲームしながらキャーキャー言っとるな。
「あの……」
珍しくダイザーロさんの方から話し掛けてきた。
「使徒様に上申するのはおこがましいのですが……」
え? 何? 怖い。ついて行けないので辞めます的なパターンのやつ?
「俺と使徒様って、そんなに歳は変わらないと思うんです」
「そうだねえ。確か誕生年は同じだったはずだよ。誕生日はダイザーロさんの方が早いけど」
「それです!」
俺が面接の『記録』を思い出していると、ちょっと大きな声を上げられてビクッとなってしまった。
「どれ?」
「同い年なのに、使徒様は俺に敬語をお使いになられるじゃないですか。それが何と言うか、居心地悪いと言いますか……」
ああ、確かに同年代の人間に、『さん』付けで呼ばれるのは、居心地が悪いかも知れない。
「ごめん、そこまで気が回っていなかったよ」
「いえ、こちらこそ……。尊重して頂いているのに、物申す形になってしまって」
「気にしないで。じゃあ、何て呼べば良いのかな? ダイザーロくん? それとも呼び捨てでダイザーロ? それともダイちゃんとか?」
「え? ええ? そんな、いえ、お好きなようにお呼びくだされば……」
「それだと今まで通りダイザーロさんになるけど?」
俺の発言に、困ったように眉と口をへの字にするダイザーロさん。悪ふざけが過ぎたかな。
「それじゃあ、ダイザーロくんでいこうか。これからもよろしく、ダイザーロくん」
「は、はい! よろしくお願いします!」
と俺とダイザーロくんが握手をした所で、テレビの向こうではL魔王がゲームオーバーになっていた。何しているのやら。
「大発見です!」
翌日キッチンスクールのスペースへ行くと、田町さんが興奮して俺たちを迎えてくれた。
「研究所の方で、何か分かったんですね?」
俺の質問に首肯で返す田町さん。
「今回、ハイポーションを使ってフレッシュチーズとホエイを作り出しましたよね?」
俺たちは首肯する。
「で、この両者の成分を研究所で調べた結果、ハイポーションよりも治癒力が高い事が判明しました」
「マジですか!?」
「はい! しかもフレッシュチーズもホエイも、ハイポーションの二倍の治癒力ですよ! 我々は凄い逸品を作り出してしまいました!」
まあ、当初の目的からは外れたけど、魔王軍との戦争には役立ちそうだな。
「醍醐の前段階の蘇であるフレッシュチーズでこれですからね。醍醐、アルミラージともなれば、恐らくその効能は更に高くなるでしょう。これは研究者として、研究しがいが出てきました!」
熱いな田町さん。研究に情熱を燃やすタイプだったんだな。
俺、田町さん、アンリさん、カッテナさん、デムレイさん、ダイザーロさんが一息吐いているキッチンスペースの隅で、やる事が無いバヨネッタさん、武田さん、ミカリー卿が、「お? 出来たか?」って顔でこちらを見てくる。いやまあ、役割分担があるから、それはそうなるんですけど。釈然としない。
「出来たの?」
と足取り軽やかに近付いてくるバヨネッタさん。
「まだ蘇、フレッシュチーズの段階ですけどねえ」
「ええ~? まだダイゴにならないの?」
俺の説明に不満があるようだが、そんな簡単に誰でも作れると言うなら、製法が失伝していない。
「しかしなんだな。まさか温めた牛乳に同量のハイポーションを入れないと、カードとホエイに分かれないとは思わなかったな」
と腕を組みながら驚きを言葉に出すデムレイさん。
「そうですねえ。しかもカードとホエイに分離させるにも、火から離して氷水の入ったボウルで鍋を冷やしながらしないと駄目。出来上がったカードも氷水に漬けておかないと、常温ではドロドロで固形の状態を保てませんからねえ。何とも常識を覆す製法です」
と田町さんも語る。
「とにかく、食べてみましょう!」
カッテナさんは、苦労したこのフレッシュチーズを食べたくて仕方ないらしい。
「そうですねえ。では皆でちょっとずつ」
とその場にいる皆で口に含めば、
「ゲボッ」
思わず咳き込む程の酸っぱさだった。まあ、酸味のあるハイポーションをドバドバ使ったのだから、こうなるのも当たり前と言えば当たり前か。知らずに食べたら、腐っていると思ってしまう味だった。
「これをあの竜が好んで食べるとは思えません」
とはダイザーロさんの言。これには皆して同意だ。
「失敗かなあ」
「とりあえず出来上がったフレッシュチーズとホエイは、魔法科学研究所に持って行って、成分を調べてみますね」
田町さんのこの発言で、今日は解散となったのだった。
「ダイザーロさんはこの部屋使って」
「すみません、俺なんかの為にわざわざ」
解散となった後、デムレイさんは武田さんとともに街に繰り出し、バヨネッタさんはカッテナさんを連れていつも泊まっているホテルへ。ミカリー卿はモーハルド大使館へ。田町さんとアンリさんは魔法科学研究所に戻っていったので、残ったのは俺とダイザーロさんだけだ。
もうやる事無いし、家帰って寝よう。って話になって、ダイザーロさんを連れてマンションに帰宅した。
昼間に色々試して料理する気力も失せていたので、カップ麺で良い? と尋ねれば、何でも良いです。との返答。まあ、そりゃあそうなるわな。
二人侘しくカップ麺をすすると言うのもあれなので、どうせなら、L魔王のコンテンツでも観るか。とテレビで動画を観ながらの夕食となった。L魔王、レトロゲームしながらキャーキャー言っとるな。
「あの……」
珍しくダイザーロさんの方から話し掛けてきた。
「使徒様に上申するのはおこがましいのですが……」
え? 何? 怖い。ついて行けないので辞めます的なパターンのやつ?
「俺と使徒様って、そんなに歳は変わらないと思うんです」
「そうだねえ。確か誕生年は同じだったはずだよ。誕生日はダイザーロさんの方が早いけど」
「それです!」
俺が面接の『記録』を思い出していると、ちょっと大きな声を上げられてビクッとなってしまった。
「どれ?」
「同い年なのに、使徒様は俺に敬語をお使いになられるじゃないですか。それが何と言うか、居心地悪いと言いますか……」
ああ、確かに同年代の人間に、『さん』付けで呼ばれるのは、居心地が悪いかも知れない。
「ごめん、そこまで気が回っていなかったよ」
「いえ、こちらこそ……。尊重して頂いているのに、物申す形になってしまって」
「気にしないで。じゃあ、何て呼べば良いのかな? ダイザーロくん? それとも呼び捨てでダイザーロ? それともダイちゃんとか?」
「え? ええ? そんな、いえ、お好きなようにお呼びくだされば……」
「それだと今まで通りダイザーロさんになるけど?」
俺の発言に、困ったように眉と口をへの字にするダイザーロさん。悪ふざけが過ぎたかな。
「それじゃあ、ダイザーロくんでいこうか。これからもよろしく、ダイザーロくん」
「は、はい! よろしくお願いします!」
と俺とダイザーロくんが握手をした所で、テレビの向こうではL魔王がゲームオーバーになっていた。何しているのやら。
「大発見です!」
翌日キッチンスクールのスペースへ行くと、田町さんが興奮して俺たちを迎えてくれた。
「研究所の方で、何か分かったんですね?」
俺の質問に首肯で返す田町さん。
「今回、ハイポーションを使ってフレッシュチーズとホエイを作り出しましたよね?」
俺たちは首肯する。
「で、この両者の成分を研究所で調べた結果、ハイポーションよりも治癒力が高い事が判明しました」
「マジですか!?」
「はい! しかもフレッシュチーズもホエイも、ハイポーションの二倍の治癒力ですよ! 我々は凄い逸品を作り出してしまいました!」
まあ、当初の目的からは外れたけど、魔王軍との戦争には役立ちそうだな。
「醍醐の前段階の蘇であるフレッシュチーズでこれですからね。醍醐、アルミラージともなれば、恐らくその効能は更に高くなるでしょう。これは研究者として、研究しがいが出てきました!」
熱いな田町さん。研究に情熱を燃やすタイプだったんだな。
0
お気に入りに追加
325
あなたにおすすめの小説
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる