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「トモノリのやつ、最後にとんでもない事をぶっ込んでいったな」
「最後だけじゃないだろう。最初から最後まで、とんでもない事のオンパレードだったよ」
俺の言葉に、シンヤはまるで他人事のように答える。まだ自分の事だと言う実感がないのかも知れない。
「どうします? 皆さん」
「どうします? と聞かれてもねえ。この場の人間だけで答えが出せる問題じゃあないでしょう」
バヨネッタさんに窘められてしまった。まあ、それはそうか。他の面子も同様のようだ。
「俺は嫌だぞ!」
全員が曖昧な返答に終始する中、武田さんだけが全否定する。
「魔王と取り引きなんて出来る訳ないだろう! あいつは自由が欲しいとほざいていたが、あいつが思う自由とはなんだ!? あいつ自身が自分勝手に出来ると言うだけの話だろう!? 俺たちの自由が保障される訳じゃない!」
まあ、分かる。ああ言う事を言うやつって、大概自分の事しか考えていなくて、自由の代償として周囲から被害を被ると、こんなはずじゃなかった。と文句を垂れるんだよねえ。
「では戦争すると」
「そうだ! あいつは自由がないとほざいていたが、それはあいつに取って自由じゃなかったってだけの話だろう!? この世界で生を謳歌している人間なんて、ゴマンといるんだ! それを守る為には戦って打倒するしかない! あいつ一人に阿る理由がない!」
「理由はあるでしょう」
そこに異を唱えたのはバヨネッタさんだ。
「あなた一人で解決出来る問題じゃないのよ? 戦争となれば前線に出る大量の人が死ぬ事になるわ。その人々には家族親族がいて、その人が戦争で亡くなれば哀しむ事になり、また、その人の仇を取る為に家族親族が戦争に出る事になる。その責任、あなた一人だけで取れるものじゃないでしょう?」
バヨネッタさんの言葉に、黙る武田さん。
「そもそも、あやつの言う世界とはどこを指すのか?」
とここで疑問を呈してきたのはゼラン仙者だ。
「どう言う事です。魔王ノブナガは向こうの世界の魔王なのだから、あいつが征服する世界は向こうの世界で決まりなのでは?」
俺の言葉に腕を組むゼラン仙者。
「そうかな? あの魔王、見たところいくつもの魂を持ち合わせていたように思われた」
それは俺も思った。元々二つの魂を持っていると聞いていたけど、あれは二つで足りている様子ではなかったな。もしかしたら、他にもいくつかの魂を内包しているかも知れない。
「あのような魔王は初めてだ。魔力量も魂の数に比例して多過ぎる。こちらの世界で言えばチートと言って良いだろう。あれではいくらシンヤを鍛えても倒せそうにない」
ゼラン仙者の直球な発言に、シンヤ含め勇者パーティが悔しそうに下を向く。ゼラン仙者は、それを知ってか知らずか話を続けた。
「あの過剰戦力の魔王の望みが、世界一つと言うのは、首を傾げざるを得ない。その気になれば、もっと複数の世界をその手中に収める事だって出来るはずだ」
「それはつまり、魔王ノブナガの目的の中に、この地球の掌握も含まれているって言いたいんですか?」
俺の質問に首肯で答えるゼラン仙者。バヨネッタさんやリットーさんを見ても、同様の意見を持っているらしく、ゼラン仙者同様に頷きで返答された。
はあ、確かに、これは大問題だな。魔王ノブナガがドミニクを操っていたと言うなら、もし俺たちが負けていたら、この地球は魔王ノブナガの支配下になっていた可能性も少なくないんだから。そういえば、
「何か、地球のステージを上げるとか何とか言っていませんでしたっけ?」
魔王ノブナガが現れた事で有耶無耶になっていたが、俺たちは天使カロエルとそんな話をしていたんだった。
『そうでした。それでは今から始めます』
カロエルはそう口にしたかと思えば、両手を重ね合わせ、何言か呪文を唱え始めた。もう始めさせてから何か言うのもあれだけど、勝手にやらせて良かったのだろうか? 周囲の面子の様子を窺うと、皆、どのように対応するのが正解か分からず、カロエルとの距離を測り兼ねていた。
「何が始まるんでしょう?」
この中で一番の長生きであるゼラン仙者に尋ねるが、仙者は首を傾げるばかりだ。
「さあな。私も天使と会った事があるのは数える程だし、ましてや天使が何か仕出かすところを目撃するなんて初めてだからなあ」
ゼラン仙者でもそうなのか。じゃあ俺たちに分かる訳ないか。とカロエルの様子を窺っていたら、長い呪文はようやく終わったらしく、重ねていた両手を天高く伸ばした。するとカロエルの手から光が放射されて、礼拝堂の天井をすり抜けていく。
「うおっ!?」
何が起こっているのか分からない俺たちが、静かにその様子を見守っている横で、ジェランが声を上げる。
「どうかしたのか?」
武田さんが尋ねると、ジェランは返事の代わりにタブレットの画面を武田さんに見せてきた。
「うおっ!?」
その画面を見て武田さんも声を上げる。何事かが起きている。そう思って俺たちもジェランのタブレットを見てみると、それはどうやらこの塔の外で起こっている事であるらしい。
天使カロエルが出した光は、この塔を貫いて天へと伸びていったかと思うと、宇宙空間までいったところで、あみだ状に分かれて地球を覆っていったのだ。そしてあみだの各点のところで、下へと伸びていった光は、地面に到着すると、そこから塔が生えてきたではないか。このカロエルの塔と同様の塔だ。
「なんだこれ!?」
『それは天賦の塔です』
天賦の塔?
「『天賦』って確か、ドミニクが持っていた、人にスキルを授けるって言う?」
『そうです。これらの塔の最上階にある礼拝堂で祈りを捧げれば、あなた方地球人も、スキルを獲得出来るようになるのですよ』
獲得出来るようになるのですよって?
「それはつまり、この地球も、バヨネッタさんたちの世界のように、レベル制の世界になったって事ですか?」
俺の疑問に、しかしカロエルは首を傾げる。
『それは違いますね』
違うのかよ。
『この地球は元々レベル制の世界でした。しかし過去に魔物が全て討伐されてしまったので、誰もレベルを上げられなくなってしまった世界なのです』
そうだったのか。まあ確かに、神話や伝説には魔物が出てくるからな。過去に存在したとしても不思議じゃないか。
「じゃあ向こうの世界のように地球も魔物が跋扈する世界になったと?」
しかしカロエルは首を横に振るう。
『いいえ。魔物が出てくるのは塔の内部だけです。この塔とは違って、あれらの塔は内部が複雑な構造をしていまして、簡単なルートを通れば魔物と戦わずに頂上にたどり着けます。また難しいルートでレベルを上げる事も可能です』
成程。まあ、何であれ、
「何て事してくれたんだ!」
思わずカロエルに文句を言う俺に、シンヤと武田さんが同意して頷いてくれた。
「最後だけじゃないだろう。最初から最後まで、とんでもない事のオンパレードだったよ」
俺の言葉に、シンヤはまるで他人事のように答える。まだ自分の事だと言う実感がないのかも知れない。
「どうします? 皆さん」
「どうします? と聞かれてもねえ。この場の人間だけで答えが出せる問題じゃあないでしょう」
バヨネッタさんに窘められてしまった。まあ、それはそうか。他の面子も同様のようだ。
「俺は嫌だぞ!」
全員が曖昧な返答に終始する中、武田さんだけが全否定する。
「魔王と取り引きなんて出来る訳ないだろう! あいつは自由が欲しいとほざいていたが、あいつが思う自由とはなんだ!? あいつ自身が自分勝手に出来ると言うだけの話だろう!? 俺たちの自由が保障される訳じゃない!」
まあ、分かる。ああ言う事を言うやつって、大概自分の事しか考えていなくて、自由の代償として周囲から被害を被ると、こんなはずじゃなかった。と文句を垂れるんだよねえ。
「では戦争すると」
「そうだ! あいつは自由がないとほざいていたが、それはあいつに取って自由じゃなかったってだけの話だろう!? この世界で生を謳歌している人間なんて、ゴマンといるんだ! それを守る為には戦って打倒するしかない! あいつ一人に阿る理由がない!」
「理由はあるでしょう」
そこに異を唱えたのはバヨネッタさんだ。
「あなた一人で解決出来る問題じゃないのよ? 戦争となれば前線に出る大量の人が死ぬ事になるわ。その人々には家族親族がいて、その人が戦争で亡くなれば哀しむ事になり、また、その人の仇を取る為に家族親族が戦争に出る事になる。その責任、あなた一人だけで取れるものじゃないでしょう?」
バヨネッタさんの言葉に、黙る武田さん。
「そもそも、あやつの言う世界とはどこを指すのか?」
とここで疑問を呈してきたのはゼラン仙者だ。
「どう言う事です。魔王ノブナガは向こうの世界の魔王なのだから、あいつが征服する世界は向こうの世界で決まりなのでは?」
俺の言葉に腕を組むゼラン仙者。
「そうかな? あの魔王、見たところいくつもの魂を持ち合わせていたように思われた」
それは俺も思った。元々二つの魂を持っていると聞いていたけど、あれは二つで足りている様子ではなかったな。もしかしたら、他にもいくつかの魂を内包しているかも知れない。
「あのような魔王は初めてだ。魔力量も魂の数に比例して多過ぎる。こちらの世界で言えばチートと言って良いだろう。あれではいくらシンヤを鍛えても倒せそうにない」
ゼラン仙者の直球な発言に、シンヤ含め勇者パーティが悔しそうに下を向く。ゼラン仙者は、それを知ってか知らずか話を続けた。
「あの過剰戦力の魔王の望みが、世界一つと言うのは、首を傾げざるを得ない。その気になれば、もっと複数の世界をその手中に収める事だって出来るはずだ」
「それはつまり、魔王ノブナガの目的の中に、この地球の掌握も含まれているって言いたいんですか?」
俺の質問に首肯で答えるゼラン仙者。バヨネッタさんやリットーさんを見ても、同様の意見を持っているらしく、ゼラン仙者同様に頷きで返答された。
はあ、確かに、これは大問題だな。魔王ノブナガがドミニクを操っていたと言うなら、もし俺たちが負けていたら、この地球は魔王ノブナガの支配下になっていた可能性も少なくないんだから。そういえば、
「何か、地球のステージを上げるとか何とか言っていませんでしたっけ?」
魔王ノブナガが現れた事で有耶無耶になっていたが、俺たちは天使カロエルとそんな話をしていたんだった。
『そうでした。それでは今から始めます』
カロエルはそう口にしたかと思えば、両手を重ね合わせ、何言か呪文を唱え始めた。もう始めさせてから何か言うのもあれだけど、勝手にやらせて良かったのだろうか? 周囲の面子の様子を窺うと、皆、どのように対応するのが正解か分からず、カロエルとの距離を測り兼ねていた。
「何が始まるんでしょう?」
この中で一番の長生きであるゼラン仙者に尋ねるが、仙者は首を傾げるばかりだ。
「さあな。私も天使と会った事があるのは数える程だし、ましてや天使が何か仕出かすところを目撃するなんて初めてだからなあ」
ゼラン仙者でもそうなのか。じゃあ俺たちに分かる訳ないか。とカロエルの様子を窺っていたら、長い呪文はようやく終わったらしく、重ねていた両手を天高く伸ばした。するとカロエルの手から光が放射されて、礼拝堂の天井をすり抜けていく。
「うおっ!?」
何が起こっているのか分からない俺たちが、静かにその様子を見守っている横で、ジェランが声を上げる。
「どうかしたのか?」
武田さんが尋ねると、ジェランは返事の代わりにタブレットの画面を武田さんに見せてきた。
「うおっ!?」
その画面を見て武田さんも声を上げる。何事かが起きている。そう思って俺たちもジェランのタブレットを見てみると、それはどうやらこの塔の外で起こっている事であるらしい。
天使カロエルが出した光は、この塔を貫いて天へと伸びていったかと思うと、宇宙空間までいったところで、あみだ状に分かれて地球を覆っていったのだ。そしてあみだの各点のところで、下へと伸びていった光は、地面に到着すると、そこから塔が生えてきたではないか。このカロエルの塔と同様の塔だ。
「なんだこれ!?」
『それは天賦の塔です』
天賦の塔?
「『天賦』って確か、ドミニクが持っていた、人にスキルを授けるって言う?」
『そうです。これらの塔の最上階にある礼拝堂で祈りを捧げれば、あなた方地球人も、スキルを獲得出来るようになるのですよ』
獲得出来るようになるのですよって?
「それはつまり、この地球も、バヨネッタさんたちの世界のように、レベル制の世界になったって事ですか?」
俺の疑問に、しかしカロエルは首を傾げる。
『それは違いますね』
違うのかよ。
『この地球は元々レベル制の世界でした。しかし過去に魔物が全て討伐されてしまったので、誰もレベルを上げられなくなってしまった世界なのです』
そうだったのか。まあ確かに、神話や伝説には魔物が出てくるからな。過去に存在したとしても不思議じゃないか。
「じゃあ向こうの世界のように地球も魔物が跋扈する世界になったと?」
しかしカロエルは首を横に振るう。
『いいえ。魔物が出てくるのは塔の内部だけです。この塔とは違って、あれらの塔は内部が複雑な構造をしていまして、簡単なルートを通れば魔物と戦わずに頂上にたどり着けます。また難しいルートでレベルを上げる事も可能です』
成程。まあ、何であれ、
「何て事してくれたんだ!」
思わずカロエルに文句を言う俺に、シンヤと武田さんが同意して頷いてくれた。
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