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所変われば常識変わる
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「ほーら、餌の草だぞう」
俺は船の甲板で大人しくしている、ラバのテヤンとジールの前に干し草を置く。二頭は甲板の上と言う馴染みのない状況でも、動じる事なく干し草を喰んでいた。
「なんか悪いなあ。雨の次は川の上。水続きで出番がなくて」
などと言いながら二頭を撫でる。本来であれば、生物を入れられるオルさんの『空間庫』に入って貰って運べればベストなのだろうが、個体によっては『空間庫』に入っているのを嫌がるものもいるそうで、それがこの二頭だった。
なのでしばらくは、『麗しのジョコーナ号』の甲板で大人しくして貰う。次の街、ラガーまでは『麗しのジョコーナ号』で三日だそうで、夏休みに入っていて良かった。と思った。
ふと横を見遣れば、ピルスナー川が氾濫していた。
「えっ!?」
思わず声を上げて二度見してしまったが、どう見ても川の水は堤防を越えて農地にまで至り、作物が完全に水に浸かっていた。
「うわあ……」
あれではもうあの辺の作物は全滅だろう。ベフメ家では農地が浸水したなんて話、噂でも上らなかったが、これがこの土地の実態なのだろうか? ベフメルだけ無事なら良かったのだろうか? そんな事を思いながら、俺には水に浸かった農地を見ている事しか出来なかった。
「どうした坊主? 真っ青な顔して? 船酔いか? まだ旅は始まったばかりだぞ?」
心配してくれたのか、マークン船長が声を掛けてくれた。
「いえ、船酔いではないんですが」
俺はちらりと船長を見て、直ぐ様浸水した農地の方に視線を戻す。
「なんだ、水麦が珍しいのか?」
「水麦、ですか?」
そう言えばベフメ伯爵も、そんなものがあると言っていた気がする。
「ああ。ああやって栄養のある川の水に浸して、育てているんだよ」
「えっ!? あれが普通なんですか!?」
俺は思わずマークン船長の方を見返してしまった。
「そうだ」
と「当たり前だ」と言わんばかりに首肯するマークン船長。
「結構浸かってますけど?」
「問題ない。水麦は俺の身長くらいある背の高い作物なんだ」
へえ。何それ? セイタカアワダチソウか何かなの? 船長の背が百七十センチを超えるくらいだから、水麦もそれくらいあるって事か。
「でもあれだけ浸水していると、家なんかにも水が入り込んでくるんじゃあ?」
「良く見てみろ。農家は一階を石垣で組んで、生活部分は二階からになっているんだ」
と船長に指差された方を見遣ると、確かにポツンポツンとまばらに、石垣の上に木造の家が建てられている。そしてその家から出てきた人影が、小船に乗って出掛けていく姿まで見受けられた。ああ、本当にこれがここの日常なんだ。とその光景が思わせてくれた。
「これでも、いつもより水没範囲は狭いくらいなんだぞ」
とマークン船長が教えてくれた。
「そうなんですか?」
「ああ。それもこれもベフメ伯爵様が、水を吸血神殿に引き入れてくれたお陰だな。あれがなければ、川の水はもっと広範囲に広がって、農地以外も水没していただろう」
そうか。じゃあベフメ伯爵のあの判断で、守られたものも多かったんだなあ。と今更ながら感慨に耽っていると、マークン船長がバシバシ肩を叩いてくる。これマジでやめて欲しい。
「なんですか?」
「支流のピルスナー川から、本流のビール川に入るぞ」
との事で、船の先の方を眺めると、開けた世界が待っていた。どこまで行っても水、水、水で、対岸が見当たらない。それは川と言うより海と表現する方が適切だった。
「え? ビール川って、こんなに大きい川だったんですか?」
「ああ。大きいだろう。今の時期が一番川幅が広いからな。どこまで行っても川だ」
うっへええ。凄過ぎる。スケールが違い過ぎて脳が混乱してきた。あ、川の水がピルスナー川よりも濃い茶色だ。などと変なところに感心が向く。
そんな広大なビール川を、『麗しのジョコーナ号』は端の方を進んでいた。
「何故、端の方を進むんですか?」
端だと座礁する恐れもあるし、もう少し真ん中ら辺を進んだ方が良いような気がするのだが。
「ああ。ここら辺はまだあいつらの縄張りだからな。ぶつからないように端を進むって決まっているんだよ」
あいつら? そう言えば他の船もビール川の端の方を進んでいた。は! もしかして、海賊ならぬ川賊なんてのがいるのだろうか?
「まあ大丈夫だ。あいつらもこっちまでは来ないからな」
と俺の心配は顔に出ていたのだろう。また船長に肩をバンバン叩かれてしまった。
「おい。食事だってよ」
とムムドが船室から出てきて声を掛けてきた。この船旅では、アルーヴたちも先行する事が出来ない為、俺たちと同じく、『麗しのジョコーナ号』に乗り込んでいるのだ。
「はーい。今行く」
俺は返事をしてテヤンとジールに別れを告げると、船室に足を向けた。その時だった。『麗しのジョコーナ号』が大きく揺れだしたのだ。
なんだ!? と川の中央に視線を向けると、ビール川が盛り上がっていく。何が起こっているのか理解が追い付かず、その盛り上がりに見入っていると、その盛り上がりの中に何かがいるのが分かった。そして盛り上がりの中から、ドバアアッとクジラがその姿を現したのだ。
十メートル以上はあろうかと言う大きなそのクジラは、水面に姿を現したかと思うと、ドッパアアンッとその身体をビール川に叩きつけるようにしてまた潜水していった。クジラが行うブリーチングと呼ばれる行動だ。
クジラは一頭ではなかった。五頭程いたらしく、それらが続けざまにブリーチングで身体を叩きつけるように、何度も水面を出たり入ったりするのだ。その度に船は大揺れである。
何事か!? と船室にいたバヨネッタさんやオルさん、アルーヴたちまでが、甲板に出てきて、その光景に目を奪われていた。
「船長! もしかして船長が言っていたあいつらって……」
「ああ! あれがこのビール川の主、ビールガワクジラだ!」
ビールガワクジラ。地球のアマゾン川やガンジス川に、カワイルカと言うのがいるそうだが、異世界はスケールが違った。川にクジラが泳いでいるなんて、想像を超えてきやがる。俺はクジラたちがブリーチングをする光景を、それが終わるまでずうっと見入っていた。
俺は船の甲板で大人しくしている、ラバのテヤンとジールの前に干し草を置く。二頭は甲板の上と言う馴染みのない状況でも、動じる事なく干し草を喰んでいた。
「なんか悪いなあ。雨の次は川の上。水続きで出番がなくて」
などと言いながら二頭を撫でる。本来であれば、生物を入れられるオルさんの『空間庫』に入って貰って運べればベストなのだろうが、個体によっては『空間庫』に入っているのを嫌がるものもいるそうで、それがこの二頭だった。
なのでしばらくは、『麗しのジョコーナ号』の甲板で大人しくして貰う。次の街、ラガーまでは『麗しのジョコーナ号』で三日だそうで、夏休みに入っていて良かった。と思った。
ふと横を見遣れば、ピルスナー川が氾濫していた。
「えっ!?」
思わず声を上げて二度見してしまったが、どう見ても川の水は堤防を越えて農地にまで至り、作物が完全に水に浸かっていた。
「うわあ……」
あれではもうあの辺の作物は全滅だろう。ベフメ家では農地が浸水したなんて話、噂でも上らなかったが、これがこの土地の実態なのだろうか? ベフメルだけ無事なら良かったのだろうか? そんな事を思いながら、俺には水に浸かった農地を見ている事しか出来なかった。
「どうした坊主? 真っ青な顔して? 船酔いか? まだ旅は始まったばかりだぞ?」
心配してくれたのか、マークン船長が声を掛けてくれた。
「いえ、船酔いではないんですが」
俺はちらりと船長を見て、直ぐ様浸水した農地の方に視線を戻す。
「なんだ、水麦が珍しいのか?」
「水麦、ですか?」
そう言えばベフメ伯爵も、そんなものがあると言っていた気がする。
「ああ。ああやって栄養のある川の水に浸して、育てているんだよ」
「えっ!? あれが普通なんですか!?」
俺は思わずマークン船長の方を見返してしまった。
「そうだ」
と「当たり前だ」と言わんばかりに首肯するマークン船長。
「結構浸かってますけど?」
「問題ない。水麦は俺の身長くらいある背の高い作物なんだ」
へえ。何それ? セイタカアワダチソウか何かなの? 船長の背が百七十センチを超えるくらいだから、水麦もそれくらいあるって事か。
「でもあれだけ浸水していると、家なんかにも水が入り込んでくるんじゃあ?」
「良く見てみろ。農家は一階を石垣で組んで、生活部分は二階からになっているんだ」
と船長に指差された方を見遣ると、確かにポツンポツンとまばらに、石垣の上に木造の家が建てられている。そしてその家から出てきた人影が、小船に乗って出掛けていく姿まで見受けられた。ああ、本当にこれがここの日常なんだ。とその光景が思わせてくれた。
「これでも、いつもより水没範囲は狭いくらいなんだぞ」
とマークン船長が教えてくれた。
「そうなんですか?」
「ああ。それもこれもベフメ伯爵様が、水を吸血神殿に引き入れてくれたお陰だな。あれがなければ、川の水はもっと広範囲に広がって、農地以外も水没していただろう」
そうか。じゃあベフメ伯爵のあの判断で、守られたものも多かったんだなあ。と今更ながら感慨に耽っていると、マークン船長がバシバシ肩を叩いてくる。これマジでやめて欲しい。
「なんですか?」
「支流のピルスナー川から、本流のビール川に入るぞ」
との事で、船の先の方を眺めると、開けた世界が待っていた。どこまで行っても水、水、水で、対岸が見当たらない。それは川と言うより海と表現する方が適切だった。
「え? ビール川って、こんなに大きい川だったんですか?」
「ああ。大きいだろう。今の時期が一番川幅が広いからな。どこまで行っても川だ」
うっへええ。凄過ぎる。スケールが違い過ぎて脳が混乱してきた。あ、川の水がピルスナー川よりも濃い茶色だ。などと変なところに感心が向く。
そんな広大なビール川を、『麗しのジョコーナ号』は端の方を進んでいた。
「何故、端の方を進むんですか?」
端だと座礁する恐れもあるし、もう少し真ん中ら辺を進んだ方が良いような気がするのだが。
「ああ。ここら辺はまだあいつらの縄張りだからな。ぶつからないように端を進むって決まっているんだよ」
あいつら? そう言えば他の船もビール川の端の方を進んでいた。は! もしかして、海賊ならぬ川賊なんてのがいるのだろうか?
「まあ大丈夫だ。あいつらもこっちまでは来ないからな」
と俺の心配は顔に出ていたのだろう。また船長に肩をバンバン叩かれてしまった。
「おい。食事だってよ」
とムムドが船室から出てきて声を掛けてきた。この船旅では、アルーヴたちも先行する事が出来ない為、俺たちと同じく、『麗しのジョコーナ号』に乗り込んでいるのだ。
「はーい。今行く」
俺は返事をしてテヤンとジールに別れを告げると、船室に足を向けた。その時だった。『麗しのジョコーナ号』が大きく揺れだしたのだ。
なんだ!? と川の中央に視線を向けると、ビール川が盛り上がっていく。何が起こっているのか理解が追い付かず、その盛り上がりに見入っていると、その盛り上がりの中に何かがいるのが分かった。そして盛り上がりの中から、ドバアアッとクジラがその姿を現したのだ。
十メートル以上はあろうかと言う大きなそのクジラは、水面に姿を現したかと思うと、ドッパアアンッとその身体をビール川に叩きつけるようにしてまた潜水していった。クジラが行うブリーチングと呼ばれる行動だ。
クジラは一頭ではなかった。五頭程いたらしく、それらが続けざまにブリーチングで身体を叩きつけるように、何度も水面を出たり入ったりするのだ。その度に船は大揺れである。
何事か!? と船室にいたバヨネッタさんやオルさん、アルーヴたちまでが、甲板に出てきて、その光景に目を奪われていた。
「船長! もしかして船長が言っていたあいつらって……」
「ああ! あれがこのビール川の主、ビールガワクジラだ!」
ビールガワクジラ。地球のアマゾン川やガンジス川に、カワイルカと言うのがいるそうだが、異世界はスケールが違った。川にクジラが泳いでいるなんて、想像を超えてきやがる。俺はクジラたちがブリーチングをする光景を、それが終わるまでずうっと見入っていた。
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