45 / 639
焼きそば
しおりを挟む
ベッドにて微睡む。やはり家のベッドは寝心地が良い。船のベッドも船室のグレードが高かったから、寝心地は悪くなかったが、慣れたベッドの方が何とも言えない安心感があって、ぐっすり眠れると言うものだ。
「お兄ちゃん! もうお昼だよ! いつまで寝てるつもり!」
だと言うのに。はあ。
得てして現実の妹と言うのはうるさい生き物である。それが死にかけた船旅から、やっとの思いで地球に帰還した俺に対する態度だろうか?
まあ恐らくはリビングでスマホをいじっていたところを、母に言われて嫌々俺を起こしにきたのだろう。
「聞いてるの!?」
「……うるさい」
「はあ!? こっちだってお母さんに言われてなきゃ呼びになんて来ないよ!」
どうやら俺の推測は当たったらしい。しかし今日のカナは虫の居所が悪そうだ。
「何だよ、随分不機嫌だな?」
俺はのそのそとベッドから這い上がりながらカナに尋ねる。
「お兄ちゃんには関係ない!」
「男にでも振られたか?」
「はあ?」
うわっ、すっげえ冷たい目をされた。バヨネッタさんにだってそんな冷たい目をされた事ないぞ。
「…………私じゃなくてアオイだよ。振られたの」
説明してくれるんだ。自分の中でモヤモヤを抱えきれなくなってたのかな?
「ああ、アオイちゃんか」
アオイちゃんはカナの一番の親友だ。小学校高学年から仲良くしていて、うちにも良く遊びにきている。
「アオイの彼氏だった奴が、アオイと付き合ってるのに私にちょっかい掛けてきたの」
何だと!? 命知らずな。
「それをアオイに言ったらケンカになって、しかもアオイ、彼氏にそれが原因で振られたみたいで、…………私のせいだって」
それは中々キツいシチュエーションだな。軽率にからかってはいけなかった。
「でも、カナはアオイちゃんと仲直りしたいんだろ?」
頷くカナ。
「なら直ぐ様DMなり電話するなり、直接会うなりしろ。もしかしたら、俺みたいにもう会えなくなるかも知れないんだから」
俺の言葉にカナは泣きそうになりながら頷き、すぐにスマホをいじり始めた。タカシとは今でも会えているが、他の四人とはあの事故以来だ。人間、いつ身近な人と会えなくなるか分からない。人間関係に後悔は少ない方が良いだろう。
「アオイ、もう怒ってないって」
アオイちゃんとDMのやり取りを終えたカナは、スッキリした顔をしていた。
「お昼ご飯食べ終わったら、会いに行ってくるね」
にっこり笑うカナ。まあ、こんな日もあるだろう。
「二人とも何してるの? ご飯冷めるわよ」
俺を呼びに行ったカナが戻ってこなかった為に、結局母が俺たちを呼びにきた。
昼は焼きそばだった。焼きそばは良い。シンプルながらソースがきいてていくらでも食べられる味だ。塩味もまた良い。
焼きそばには色々流派がある。
例えば中に入れる具材。肉や野菜、海鮮など。入れる物に料理人の拘りが出る。母は豚こまで野菜は全て短冊切り。これが父になると、肉はベーコンで野菜は大きめのザク切りになる。ちなみに俺が作る時は、豚こまでピーマンが多めになる。焼きそばのピーマン美味しいよね?
例えば上に載せるトッピング。紅生姜と青のりは定番だが、焼きうどんのように鰹節を載せる者や、マヨネーズやケチャップをかける者もいるだろう。ちなみに我が家は全員青のり派で、皆麺が見えなくなるくらい青のりを掛けて食べる。美味いは正義だ。
「全く、春休みだからって遊び過ぎじゃないの?」
母に釘を刺された。まあ、そうだろう。母からしたら、友達の家に十日もゲーム合宿なんて馬鹿な事して帰ってきたら、昼まで寝ていたのだ。将来が不安になるってものだろう。
「四月から二年生になるのよ? ちょっとは勉強してるの?」
「まあ、それなりに」
それなりだ。俺は家から近いと言う理由で今の学校を選んだのだ。うちの学校はそれ程偏差値は高くない。それなりに勉強していれば、それなりの成績が取れて、将来はそれなりの大学に進学する事になるのだろう。
「はあ。それなり、ねえ」
母は納得していなさそうだ。
「春秋、将来何になるつもり?」
心配になるのは分からんでもないが、高二で将来なりたいものを決めているやつの方が少ないだろう。
「そうだなあ。異世界調査隊にでも入ろうかなあ」
二人に大笑いされてしまった。そこまで笑われる事か?
「お兄ちゃん、今や異世界調査隊は、世界トップの学者さんなんかが参加しているプロジェクトなんだよ? お兄ちゃんが入れる訳ないじゃん」
うん。でも俺、その調査隊のトップの桂木翔真から直接スカウトされたんだけどね。まあ、断った話だ。ここで蒸し返す事もないか。
「そう言えばお兄ちゃんって、何のゲームやってるの?」
うむ。一気に話が変わったな妹よ。
「この春休みはずーっと船の上にいたよ。流行り病に罹ったり、海賊に襲われたり、先輩の女性プレイヤーにしごかれたりな」
嗚呼、大変な十日間だった。
「その女性プレイヤーってバヨネッタさん?」
「うぐっ、何故分かった?」
食べていた焼きそばが喉に詰まり、むせそうになってしまった。
「何となく? 女の勘ってやつ?」
何だその曖昧なの。カナも母もニヤニヤしやがって。
「じゃああのコスプレってそのゲームのやつなんだ?」
ぐいぐいくるな妹よ。
「まあそうな。そのコスプレだよ。剣と魔法のファンタジー世界を旅するってコンセプトのゲーム」
「へえ」
興味があるんだかないんだか、適当な相槌打ちやがって。
「何て名前のゲームなの?」
「海外のゲームだから、カナに言っても分かんねえよ」
「じゃあいいや」
やっぱり興味ないなコイツ。
「バヨネッタさんは良いわよねえ。美人だし、どこか気品があるわ。またいつでも遊びに来て良いわよ。って言っておいて」
とニコニコの母である。息子が女性を連れてきたのがそんなに嬉しかったのだろうか? でもなあ、バヨネッタさんかあ、何しでかすか分からないからあんまり連れてきたくないんだよなあ。でもニコニコ顔の母にそれは言い難い。
「まあ、そうね。機会があったらね」
そうやって曖昧に濁す俺がいた。
「お兄ちゃん! もうお昼だよ! いつまで寝てるつもり!」
だと言うのに。はあ。
得てして現実の妹と言うのはうるさい生き物である。それが死にかけた船旅から、やっとの思いで地球に帰還した俺に対する態度だろうか?
まあ恐らくはリビングでスマホをいじっていたところを、母に言われて嫌々俺を起こしにきたのだろう。
「聞いてるの!?」
「……うるさい」
「はあ!? こっちだってお母さんに言われてなきゃ呼びになんて来ないよ!」
どうやら俺の推測は当たったらしい。しかし今日のカナは虫の居所が悪そうだ。
「何だよ、随分不機嫌だな?」
俺はのそのそとベッドから這い上がりながらカナに尋ねる。
「お兄ちゃんには関係ない!」
「男にでも振られたか?」
「はあ?」
うわっ、すっげえ冷たい目をされた。バヨネッタさんにだってそんな冷たい目をされた事ないぞ。
「…………私じゃなくてアオイだよ。振られたの」
説明してくれるんだ。自分の中でモヤモヤを抱えきれなくなってたのかな?
「ああ、アオイちゃんか」
アオイちゃんはカナの一番の親友だ。小学校高学年から仲良くしていて、うちにも良く遊びにきている。
「アオイの彼氏だった奴が、アオイと付き合ってるのに私にちょっかい掛けてきたの」
何だと!? 命知らずな。
「それをアオイに言ったらケンカになって、しかもアオイ、彼氏にそれが原因で振られたみたいで、…………私のせいだって」
それは中々キツいシチュエーションだな。軽率にからかってはいけなかった。
「でも、カナはアオイちゃんと仲直りしたいんだろ?」
頷くカナ。
「なら直ぐ様DMなり電話するなり、直接会うなりしろ。もしかしたら、俺みたいにもう会えなくなるかも知れないんだから」
俺の言葉にカナは泣きそうになりながら頷き、すぐにスマホをいじり始めた。タカシとは今でも会えているが、他の四人とはあの事故以来だ。人間、いつ身近な人と会えなくなるか分からない。人間関係に後悔は少ない方が良いだろう。
「アオイ、もう怒ってないって」
アオイちゃんとDMのやり取りを終えたカナは、スッキリした顔をしていた。
「お昼ご飯食べ終わったら、会いに行ってくるね」
にっこり笑うカナ。まあ、こんな日もあるだろう。
「二人とも何してるの? ご飯冷めるわよ」
俺を呼びに行ったカナが戻ってこなかった為に、結局母が俺たちを呼びにきた。
昼は焼きそばだった。焼きそばは良い。シンプルながらソースがきいてていくらでも食べられる味だ。塩味もまた良い。
焼きそばには色々流派がある。
例えば中に入れる具材。肉や野菜、海鮮など。入れる物に料理人の拘りが出る。母は豚こまで野菜は全て短冊切り。これが父になると、肉はベーコンで野菜は大きめのザク切りになる。ちなみに俺が作る時は、豚こまでピーマンが多めになる。焼きそばのピーマン美味しいよね?
例えば上に載せるトッピング。紅生姜と青のりは定番だが、焼きうどんのように鰹節を載せる者や、マヨネーズやケチャップをかける者もいるだろう。ちなみに我が家は全員青のり派で、皆麺が見えなくなるくらい青のりを掛けて食べる。美味いは正義だ。
「全く、春休みだからって遊び過ぎじゃないの?」
母に釘を刺された。まあ、そうだろう。母からしたら、友達の家に十日もゲーム合宿なんて馬鹿な事して帰ってきたら、昼まで寝ていたのだ。将来が不安になるってものだろう。
「四月から二年生になるのよ? ちょっとは勉強してるの?」
「まあ、それなりに」
それなりだ。俺は家から近いと言う理由で今の学校を選んだのだ。うちの学校はそれ程偏差値は高くない。それなりに勉強していれば、それなりの成績が取れて、将来はそれなりの大学に進学する事になるのだろう。
「はあ。それなり、ねえ」
母は納得していなさそうだ。
「春秋、将来何になるつもり?」
心配になるのは分からんでもないが、高二で将来なりたいものを決めているやつの方が少ないだろう。
「そうだなあ。異世界調査隊にでも入ろうかなあ」
二人に大笑いされてしまった。そこまで笑われる事か?
「お兄ちゃん、今や異世界調査隊は、世界トップの学者さんなんかが参加しているプロジェクトなんだよ? お兄ちゃんが入れる訳ないじゃん」
うん。でも俺、その調査隊のトップの桂木翔真から直接スカウトされたんだけどね。まあ、断った話だ。ここで蒸し返す事もないか。
「そう言えばお兄ちゃんって、何のゲームやってるの?」
うむ。一気に話が変わったな妹よ。
「この春休みはずーっと船の上にいたよ。流行り病に罹ったり、海賊に襲われたり、先輩の女性プレイヤーにしごかれたりな」
嗚呼、大変な十日間だった。
「その女性プレイヤーってバヨネッタさん?」
「うぐっ、何故分かった?」
食べていた焼きそばが喉に詰まり、むせそうになってしまった。
「何となく? 女の勘ってやつ?」
何だその曖昧なの。カナも母もニヤニヤしやがって。
「じゃああのコスプレってそのゲームのやつなんだ?」
ぐいぐいくるな妹よ。
「まあそうな。そのコスプレだよ。剣と魔法のファンタジー世界を旅するってコンセプトのゲーム」
「へえ」
興味があるんだかないんだか、適当な相槌打ちやがって。
「何て名前のゲームなの?」
「海外のゲームだから、カナに言っても分かんねえよ」
「じゃあいいや」
やっぱり興味ないなコイツ。
「バヨネッタさんは良いわよねえ。美人だし、どこか気品があるわ。またいつでも遊びに来て良いわよ。って言っておいて」
とニコニコの母である。息子が女性を連れてきたのがそんなに嬉しかったのだろうか? でもなあ、バヨネッタさんかあ、何しでかすか分からないからあんまり連れてきたくないんだよなあ。でもニコニコ顔の母にそれは言い難い。
「まあ、そうね。機会があったらね」
そうやって曖昧に濁す俺がいた。
2
お気に入りに追加
325
あなたにおすすめの小説
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる