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さぁ次の世界、ドラゴンの世界「グルガグルゴ」だ。
え? カジノはどうなったのかって? はて、なんのことだろう。
そんなカジノに行ったらVIPルームに案内されて、とんでもない金額のチップで色々遊んだとか夢だよ夢。だってオレ達の部屋、スイートルームじゃなくて、元の四人部屋になってるもん。
話を戻そう。
グルガグルゴはドラゴンの世界であり、火山の世界だ。
いつもどこかで火山が唸りを上げてマグマを噴き上げており、地表は冷めたマグマでカチカチ。空はいつも黒雲に覆われ、日が射すのは数年に一度らしい。
そんなワイルドな国だから、防塵ガスマスクはオレ達地球人には必須アイテムだ。マロン様はスライムだから必要ないけど。
そしてなんといってもドラゴンだろう。
ペガサスくんとマロン様と見晴らしのいい丘から空を飛ぶドラゴンを見学する。
レギンナの龍ほどではないが、我々地球人なら背に五人ぐらい乗れそうな巨大なドラゴンが、脚に付いたジェットで、超スピードで飛んでいる。さながらジェット戦闘機のようだ。
「…………ペガサスくん」
「はい」
「ドラゴンの脚にジェットが付いてるいるんだが」
「プラズマジェットですね。食べた物を胃の炉でプラズマに替えて、脚から噴射しているんです」
「…え? ドラゴンってジェットで飛ぶの?」
「そりゃあの巨体ですからね、推進材が無ければ空なんて飛べませんよ」
「…レギンナの龍は飛んでましたけど?」
『あれは仁達の世界で言えば気球のようなものだ。グルガグルゴのドラゴンとは機構がまるで違う別物よ』
「…な、なるほど。しかし、超絶速いな」
「最高速は音速を超えますからね」
「…さっきからソニックブームが聞こえているからな。そしてずーっと上を見上げていると首が痛いな」
「そうですね」
丘から退散することにした。
「ドラゴンに乗れるそうです」
「…ええ」
「何で嫌そうなんですか?」
「…だって飛行機と違って中に乗り込める訳じゃないんだよ? 吹きさらしで音速超えて空飛ぶとか、死ぬわ。正気の沙汰じゃない」
「そんなことするわけないじゃないですか。ボクらが乗るのはまだ子供のドラゴンです」
そう言ってペガサスくんはオレを強引に仔ドラゴンがいる施設へと連行していった。
ペガサスくんってこういう体験系好きだよなぁ。
「…ふおおおおお………か、かわいい」
連れて行かれた施設には、まだ生まれたばかりの赤ちゃんドラゴンもおり、身体が灰色の産毛で覆われたその姿は、大きなヒヨコといった感じで、ギュッってしたらスッゲェ気持ち良さそうだ。ああ、何時間でも見ていられる。母ドラゴンさえいなければ。
何かさっきから母ドラゴンにめっちゃガンつけられてるんだけど。オレ何かした? ただ仔ドラゴンを見てるだけなんだけど。
『ハアハア言っててキモいからだろう』
マロン様直接過ぎます。さすがにオレも傷付きます。
ちなみに椿さんはまだ座禅中で、源さんは打ちひしがれながら、「あそこで5がくれば…」とずっと言っている。
え? カジノはどうなったのかって? はて、なんのことだろう。
そんなカジノに行ったらVIPルームに案内されて、とんでもない金額のチップで色々遊んだとか夢だよ夢。だってオレ達の部屋、スイートルームじゃなくて、元の四人部屋になってるもん。
話を戻そう。
グルガグルゴはドラゴンの世界であり、火山の世界だ。
いつもどこかで火山が唸りを上げてマグマを噴き上げており、地表は冷めたマグマでカチカチ。空はいつも黒雲に覆われ、日が射すのは数年に一度らしい。
そんなワイルドな国だから、防塵ガスマスクはオレ達地球人には必須アイテムだ。マロン様はスライムだから必要ないけど。
そしてなんといってもドラゴンだろう。
ペガサスくんとマロン様と見晴らしのいい丘から空を飛ぶドラゴンを見学する。
レギンナの龍ほどではないが、我々地球人なら背に五人ぐらい乗れそうな巨大なドラゴンが、脚に付いたジェットで、超スピードで飛んでいる。さながらジェット戦闘機のようだ。
「…………ペガサスくん」
「はい」
「ドラゴンの脚にジェットが付いてるいるんだが」
「プラズマジェットですね。食べた物を胃の炉でプラズマに替えて、脚から噴射しているんです」
「…え? ドラゴンってジェットで飛ぶの?」
「そりゃあの巨体ですからね、推進材が無ければ空なんて飛べませんよ」
「…レギンナの龍は飛んでましたけど?」
『あれは仁達の世界で言えば気球のようなものだ。グルガグルゴのドラゴンとは機構がまるで違う別物よ』
「…な、なるほど。しかし、超絶速いな」
「最高速は音速を超えますからね」
「…さっきからソニックブームが聞こえているからな。そしてずーっと上を見上げていると首が痛いな」
「そうですね」
丘から退散することにした。
「ドラゴンに乗れるそうです」
「…ええ」
「何で嫌そうなんですか?」
「…だって飛行機と違って中に乗り込める訳じゃないんだよ? 吹きさらしで音速超えて空飛ぶとか、死ぬわ。正気の沙汰じゃない」
「そんなことするわけないじゃないですか。ボクらが乗るのはまだ子供のドラゴンです」
そう言ってペガサスくんはオレを強引に仔ドラゴンがいる施設へと連行していった。
ペガサスくんってこういう体験系好きだよなぁ。
「…ふおおおおお………か、かわいい」
連れて行かれた施設には、まだ生まれたばかりの赤ちゃんドラゴンもおり、身体が灰色の産毛で覆われたその姿は、大きなヒヨコといった感じで、ギュッってしたらスッゲェ気持ち良さそうだ。ああ、何時間でも見ていられる。母ドラゴンさえいなければ。
何かさっきから母ドラゴンにめっちゃガンつけられてるんだけど。オレ何かした? ただ仔ドラゴンを見てるだけなんだけど。
『ハアハア言っててキモいからだろう』
マロン様直接過ぎます。さすがにオレも傷付きます。
ちなみに椿さんはまだ座禅中で、源さんは打ちひしがれながら、「あそこで5がくれば…」とずっと言っている。
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