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菊の節句
しおりを挟むけつの穴にちんこが入って出たり入ったりしている
その時に良い薫物の調合が思い浮かんだ。
私に対して一生懸命に腰を振るこの男、菅原義明は宮中でも若い美男として知られ、女房達の噂にも上がっている。
が、粗チンだと知ったら評価も変わるかも知れない。
私は退屈になって調合に考えを戻した。
甘さを出すために安息香と丁子をもう少し足してみたらかなり良い香りになるのではないだろうか?
「あっ!!出ます」
義昭はそういうと腰を奥まで突いて短く体を震わすと止まった。
熱いものが中に注がれていくのがよくわかる。
私の身体の上にそのままゆっくり崩れていくときに白檀だろうか?ふわりと良い香りがした。
それに混じった義昭の汗をかいた身体と肌は蜂蜜のような香りがする。
男の独特な肌の香りに共通するものだ。
身体にかかる適度な重さが一番心地よい、きっと孤独を埋めるのに良いからだろう。
私はその心地よさを感じながらも菅原家も手中におさめた自分を誇りに思った。
憎しみや血、争いで世を治めるなんて間違ってる。
必要なのは喜びや心地よさ、美しさ、快楽だ。
「愛しています」
そんな義昭の言葉に微笑みながら長い夜の楽しみを教え込むことにした。
「宗明、お前また夜更かしか」
朝廷の帰りにそう言ってきたのは幼馴染の瀧田敦実だ。
「そんな顔ひどい?白粉塗ってきたんだけどな」
「いや、菅原義昭殿が惚けた顔で歩いているのを見たからな」
渋い顔で敦実は言う、だいぶ噂になっているということだろう。
「出ないと言うくらい昨日出してたから仕方ないだろうね、でも若いからすぐに元気になるでしょうよ」
「お前実は狐か何かの妖怪なんじゃないか?」
「失礼な」
「お前の色欲は尋常じゃないぞ?」
「でもそのおかげで世は平和なのだから尊敬して欲しいけど」
私はそういうと微笑んだ。
「今日は菊花の宴があるね、楽しみ」
「酒が飲めるな」
「菊が楽しみだな」
私がそういうと怪訝な顔で敦実が見つめてきた。
「お前がそんな詩人めいたことを言うなんて凶事の前触れかも知れない」
「なんてひどいことを」
私は笑って敦実の肩を叩いた。
「でも、宴は早めに抜け出すよ」
「なんでだ?」
「いや、疲れてるし屋敷でのんびりしたいんだよ、うちの菊も見頃なんだ」
「へぇ、お前は牡丹しか好まないと思っていたが菊も好きなんだな」
「良かったら見にくるか?」
「そうだな久しぶりにいかせてもらうよ」
「じゃあ、また後で」
私は牛車に乗り込み、屋敷に戻った。
そして身を清めたあと香を塗り、よく香をたきしめた服に着替えて、夜の準備を召使に言い聞かせてから宮中に戻った。
大層華やかな菊花の宴には帝はもちろん、様々な貴人があつまり絵巻のような雅さがある。
「今宵の菊は美しいですが、あなたの前には萎れてしまうでしょう」
後ろから聞こえた声は菅原義昭だった。
「どうでしょう、私は無垢な自然の美しさには勝てません、昨晩あなたに手折られてしまったのですから」
私がそう返すと顔を赤くしていた。
「まだ体調を整えたら来てくださいね、かわつるみなどせずに」
「はい、いつでも……」
「だめです、しっかり溜めてからね」
私はそういうと我慢出来なさそうな情けない顔で義昭は私を見つめた。
「さぁ、たくさんお酒を飲んで元気になりなさい」
義昭を送り出すと私はこっそり帰ることにした。
帰宅して、私はちょっとした食事を運ばせるとちょうど瀧田敦実がやってきた。
「約束通り菊を見に来た」
「まずは菊酒をいかがですか」
私はそういうと菊の香りがついた酒を勧めた。
「酒自体が美味いな」
「あなたの好みはきちんとわかってます」
「たしかに長い付き合いだからな、でもさ」
敦実はふと真面目な顔になった。
「お前、なんで俺とは寝ないんだ」
そう、宮廷中の男とやりまくってるのに
コイツとはやっていない。
「理由は簡単、利害関係がないから」
「ふむ」
「宮廷中の権力、財力を私のものにするために寝てるだけだからね、あなたは私の幼馴染、寝なくても私側の人間だから」
私は運ばせた菊を眺めながら話した。
「そうか」
敦実は短く答えると酒を飲み干した。
私はさらに酒を注いで飲ませる。
ちょっとした水菓子や唐菓子なんかもつまみながら
気分がほぐれて行くのを感じた。
「たしかに綺麗な菊だな」
「そう、でも……」
「ん?」
「特別な菊があるんだけど見る?多分見たことないはず」
「そんな菊を隠し持ってるのか?」
「あぁ」
「じゃあ見せてみろよ」
敦実の言葉を聞いて、袴を脱いで、尻の穴が良く見えるように股を大きく開いた。
「紅色の菊が見える?」
敦実は黙って見つめている。
「確かに紅色の菊だな」
「それだけ?」
「お前はどうしたいんだ」
「それを言わせるの?」
「あぁ」
敦実はそういうと黙って見つめてくる。
「愛して欲しい」
私がそういうと敦実はため息をついた。
「俺はお前好みじゃなさそうなのにいいのか?」
「え?」
「貴公子らしくない、日焼けした肌、筋肉のついた勇ましい身体だ、美しい貴族らしくない」
「だから好きなんだ」
私はそう言って返した。
「なら遠慮なく菊酒をいただこう」
そういうと赤い私の菊に酒を垂らして舐め出した。
「もっと……もっと」
熱さと柔らかい舌の艶かしい動きに体がますます熱くなってきた。
「いやらしいな」
敦実はそういうと直衣を脱がして私の乳首を味わっている。
「感じてるのか、体がビクビク動いて」
「もちろん好きな人に触れられてるから」
「そんなこと言って、どうなっても知らんぞ」
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