1 / 4
金平糖
しおりを挟む
もしも、あなたが煉瓦町に来ることがあるなら、電車にしろ車にしろすぐ分かるでしょう。
コンクリートから赤い煉瓦の道や高いビルはなく、煉瓦や石造りの建物が建ち並ぶ歴史地区だからです。
美しい町並みは19世紀のヨーロッパのようで、朝には輝く光が窓ガラスを輝かせ、夕方には街灯が煌く、いつ来ても美しい場所です。
町の真ん中には噴水公園という素晴らしい公園があり、名前の通りに華やかな美しい噴水があります。
バラ園や池もあり、みんなが過ごす場所になっています。
そんな公園に面した道を挟んだ向かい側に建つ青い屋根と白い壁のサンルームがついた美しい家が見えるでしょう。
前庭には薔薇やラベンダー、スミレ、チュベローズなど香りのするお花が植えられています。
少し風変わりなのは立派な扉の下に
小さな小さな扉が付いているのです。
そして前庭にも小さなテーブルや椅子があります。
そんなに不思議なことではありません。
ここには小さな小さなうさぎさんがお嬢さんと住んでいるのですから。
ある日、うさぎさんは前庭のたんぽぽを日よけにしてのんびりと過ごしていました。
昨日までの寒い空気は消え失せて、春のような暖かい空気に変わっていくようです。
「もうすぐ春一番が吹きそうだから、お家に戻ろう」
うさぎさんはそういうとお家に戻りました。
お家に入るやいなや、外の風は強くなっていきます。
びゅーびゅー、びゅーびゅー
力強い風の音が家の中からも聞こえてきます。
小さなうさぎさんは窓の外を眺めてみました。
風に枝が揺れています。雲は草原の羊のように空を群れて駆けていきます。
そんな中で小さな雲は、はぐれてゆっくりと降りてくるようにみえました。
次第に雲が下がるにつれて雲に見覚えのある人の姿がはっきりと小さなうさぎさんの目に入ってきました。
雲はとうとう公園の前に風によって運ばれると、雲に座っていた人は雲と何もない空間、まさに風に何か話しかけているような素振りをしています。
そうして座っていた人は雲から降りて立ち上がると、強い風に持ち上げられて空に戻っていきました。
座っていた人は小さなうさぎさんの家に静かに入りました。
「おかえりなさいお嬢さん」
「ただいま小さなうさぎさん」
お嬢さんと呼ばれた人はほんの少し笑みを浮かべて小さなうさぎに言いました。
「今日はお茶菓子にジンジャーブレッドを買ってきましたから、それでお茶にしましょう」
「楽しみだな」
小さなうさぎさんはワクワクしながら
お嬢さんがお茶の支度をするのを眺めました。
それは見ていて気持ちのよいものでした。
火にかけたやかんはすぐに沸騰して
ティーポットやカップを温めます。
その間に選ぶ紅茶の一つ一つは良い香りがします。
ティーポットのお湯を捨てると、茶葉をポットに入れて沸かしたての熱いお湯を勢いよく注ぎました。
しばらく蓋をして待っているあいだ、砂糖壷やミルクの用意を素早く済ませて、お皿にジンジャーブレッド、木苺のジャム、ビスケット、金平糖を盛り付けてテーブルに運びました。
お嬢さんはティーカップのお湯を捨て、ティートレイにポットと共に乗せてテーブルに運びこみます。
そして小さなティーカップにお茶と砂糖とミルクを入れ、自分のティーカップには砂糖だけを入れて、優雅に座りました。
「さぁ、準備ができました、お茶にしましょう」
お嬢さんは小さなうさぎさんにそういうとティーナプキンを広げてからお茶を飲みました。
うさぎさんもお行儀よくお茶とジンジャーブレッドを楽しみます。
コクのある黒蜜と蜂蜜の甘さに爽やかな生姜と隠し味のシナモンが紅茶によく合います。
「今日のも美味しいわ、昔を思い出すの、これによく似たパーキンをフォークスさんと食べたものよ、もちろんあんなことする前にだけど」
お嬢さんはそういうと金平糖を一粒食べました。
この金平糖はそれは見事で白色に金箔がついていたりしてキラキラしています。
紅茶にいれてみても美味しそうです。
二人はジンジャーブレッドと木苺のジャムとビスケットはすべて平らげ、後片付けをしました。
やがて日が暮れて、夜になると風は急に止みました。
小さなうさぎさんがベッドに入るころには
静かになり、部屋ではうさぎさんの寝息が聞こえるだけでした。
ふと、うさぎさんは夜中に玄関の扉が閉まる音がして目が覚めました。
ベッドから出て窓から外を見てみるとお嬢さんが袋いっぱいの金平糖を持っています。
「夜中にあんないっぱい金平糖を持って行ってどうするんだろう?食べたら虫歯になるよ」
小さなうさぎは不思議に思いました。
すると、お嬢さんはキラキラ輝く金平糖を手に持つと投げ始めました。
しかしその投げた金平糖は高く高く高く飛ぶと落ちることなく、夜空にくっついてキラキラ輝いています。
それからしばらく満遍なく投げつけて、袋が空になると、これで良しというような満足そうな表情を浮かべ、お嬢さんが帰ってきました。
うさぎさんは急いでベッドに戻り、眠りにつきました。
空にはキラキラと星が輝いています。
翌朝、うさぎさんは起きて朝食を食べに朝食室に向かいました。
「お嬢さん、おはよう」
「おはよう小さなうさぎさん」
うさぎさんは椅子に座って挨拶して、しばらく考えたのちにお嬢さんに聞きました。
「お嬢さん、お星さまは金平糖なの?それとも金平糖はお星さまなの?」
お嬢さんはオレンジジュースを注ぎながら
しばらく考え、答えました。
「よりけりです」
うさぎさんの前に小さなバターつきパンを
置きながら続けました。
「私には、少なくとも私の分別ではどちらも変わりないでしょう」
小さなうさぎさんはよくわからないまま
バターつきパンを食べました。
ふとキャビネットの上を見ると、そこには昨日の金平糖の袋が置いてあり、一粒だけ外に溢れてキラキラと輝いていました。
コンクリートから赤い煉瓦の道や高いビルはなく、煉瓦や石造りの建物が建ち並ぶ歴史地区だからです。
美しい町並みは19世紀のヨーロッパのようで、朝には輝く光が窓ガラスを輝かせ、夕方には街灯が煌く、いつ来ても美しい場所です。
町の真ん中には噴水公園という素晴らしい公園があり、名前の通りに華やかな美しい噴水があります。
バラ園や池もあり、みんなが過ごす場所になっています。
そんな公園に面した道を挟んだ向かい側に建つ青い屋根と白い壁のサンルームがついた美しい家が見えるでしょう。
前庭には薔薇やラベンダー、スミレ、チュベローズなど香りのするお花が植えられています。
少し風変わりなのは立派な扉の下に
小さな小さな扉が付いているのです。
そして前庭にも小さなテーブルや椅子があります。
そんなに不思議なことではありません。
ここには小さな小さなうさぎさんがお嬢さんと住んでいるのですから。
ある日、うさぎさんは前庭のたんぽぽを日よけにしてのんびりと過ごしていました。
昨日までの寒い空気は消え失せて、春のような暖かい空気に変わっていくようです。
「もうすぐ春一番が吹きそうだから、お家に戻ろう」
うさぎさんはそういうとお家に戻りました。
お家に入るやいなや、外の風は強くなっていきます。
びゅーびゅー、びゅーびゅー
力強い風の音が家の中からも聞こえてきます。
小さなうさぎさんは窓の外を眺めてみました。
風に枝が揺れています。雲は草原の羊のように空を群れて駆けていきます。
そんな中で小さな雲は、はぐれてゆっくりと降りてくるようにみえました。
次第に雲が下がるにつれて雲に見覚えのある人の姿がはっきりと小さなうさぎさんの目に入ってきました。
雲はとうとう公園の前に風によって運ばれると、雲に座っていた人は雲と何もない空間、まさに風に何か話しかけているような素振りをしています。
そうして座っていた人は雲から降りて立ち上がると、強い風に持ち上げられて空に戻っていきました。
座っていた人は小さなうさぎさんの家に静かに入りました。
「おかえりなさいお嬢さん」
「ただいま小さなうさぎさん」
お嬢さんと呼ばれた人はほんの少し笑みを浮かべて小さなうさぎに言いました。
「今日はお茶菓子にジンジャーブレッドを買ってきましたから、それでお茶にしましょう」
「楽しみだな」
小さなうさぎさんはワクワクしながら
お嬢さんがお茶の支度をするのを眺めました。
それは見ていて気持ちのよいものでした。
火にかけたやかんはすぐに沸騰して
ティーポットやカップを温めます。
その間に選ぶ紅茶の一つ一つは良い香りがします。
ティーポットのお湯を捨てると、茶葉をポットに入れて沸かしたての熱いお湯を勢いよく注ぎました。
しばらく蓋をして待っているあいだ、砂糖壷やミルクの用意を素早く済ませて、お皿にジンジャーブレッド、木苺のジャム、ビスケット、金平糖を盛り付けてテーブルに運びました。
お嬢さんはティーカップのお湯を捨て、ティートレイにポットと共に乗せてテーブルに運びこみます。
そして小さなティーカップにお茶と砂糖とミルクを入れ、自分のティーカップには砂糖だけを入れて、優雅に座りました。
「さぁ、準備ができました、お茶にしましょう」
お嬢さんは小さなうさぎさんにそういうとティーナプキンを広げてからお茶を飲みました。
うさぎさんもお行儀よくお茶とジンジャーブレッドを楽しみます。
コクのある黒蜜と蜂蜜の甘さに爽やかな生姜と隠し味のシナモンが紅茶によく合います。
「今日のも美味しいわ、昔を思い出すの、これによく似たパーキンをフォークスさんと食べたものよ、もちろんあんなことする前にだけど」
お嬢さんはそういうと金平糖を一粒食べました。
この金平糖はそれは見事で白色に金箔がついていたりしてキラキラしています。
紅茶にいれてみても美味しそうです。
二人はジンジャーブレッドと木苺のジャムとビスケットはすべて平らげ、後片付けをしました。
やがて日が暮れて、夜になると風は急に止みました。
小さなうさぎさんがベッドに入るころには
静かになり、部屋ではうさぎさんの寝息が聞こえるだけでした。
ふと、うさぎさんは夜中に玄関の扉が閉まる音がして目が覚めました。
ベッドから出て窓から外を見てみるとお嬢さんが袋いっぱいの金平糖を持っています。
「夜中にあんないっぱい金平糖を持って行ってどうするんだろう?食べたら虫歯になるよ」
小さなうさぎは不思議に思いました。
すると、お嬢さんはキラキラ輝く金平糖を手に持つと投げ始めました。
しかしその投げた金平糖は高く高く高く飛ぶと落ちることなく、夜空にくっついてキラキラ輝いています。
それからしばらく満遍なく投げつけて、袋が空になると、これで良しというような満足そうな表情を浮かべ、お嬢さんが帰ってきました。
うさぎさんは急いでベッドに戻り、眠りにつきました。
空にはキラキラと星が輝いています。
翌朝、うさぎさんは起きて朝食を食べに朝食室に向かいました。
「お嬢さん、おはよう」
「おはよう小さなうさぎさん」
うさぎさんは椅子に座って挨拶して、しばらく考えたのちにお嬢さんに聞きました。
「お嬢さん、お星さまは金平糖なの?それとも金平糖はお星さまなの?」
お嬢さんはオレンジジュースを注ぎながら
しばらく考え、答えました。
「よりけりです」
うさぎさんの前に小さなバターつきパンを
置きながら続けました。
「私には、少なくとも私の分別ではどちらも変わりないでしょう」
小さなうさぎさんはよくわからないまま
バターつきパンを食べました。
ふとキャビネットの上を見ると、そこには昨日の金平糖の袋が置いてあり、一粒だけ外に溢れてキラキラと輝いていました。
1
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
ポータルズ -最弱魔法を育てようー
空知音
ファンタジー
ポータルズ。
そう呼ばれている世界群。
ここでは、各世界がポータルと呼ばれる門で繋がっている。
主人公は、くつろぐことが人生最大のテーマ。
その彼がポータルを通り、地球から異世界に転移してしまう。
視界に一つの点が見えるだけ、という最弱の「点魔法」を育てながら、異世界を生き抜けるだろうか。
ゆる~い主人公による、わくわくドキドキの冒険が今始まる。
どこか懐かしく、温かい。 読んだら元気が出る。
そんな作品を目指します。
R15は、戦闘シーンがあるので念のためです。
ガラスの靴の行方 私が過ごした秘密の城のクリスマス10日間
代々木夜々一
恋愛
ジャニス・リベラはダイナー(大衆レストラン)で働くシングル・マザー。
彼女が働く店で酔いつぶれた男のホームレスを助けると、荷物をなくしたと言う。仕方なく探すのを手伝うジャニスだったが、探すのは荷物ではなく女性の革靴だった。それも片方一足のみ。靴は見つかり、それを大事そうに抱えるホームレス。
そうこうしていると娘のモリーが通う保育園から電話があり、風邪で熱がでたと言う。娘を迎えに行くと、それは仮病で、この日は街のスケートリンクが無料だから行きたいと駄々をこねる。ホームレスの男が「僕が連れて行こうか?」と言うので、絶対に断ろうと思っていたら、シャワーを浴びてでてきた男はホームレスではなく、立派な紳士だった。
紳士はスケートも得意なようで、娘に優しく教えてくれた。だがスケートの途中にツルッとすべって気を失う!運び込まれた病院は超VIPが使うような病室だった!この男はいったい何者なのか?そして、なぜ女性の革靴を持っていたのか?
有名すぎる「おとぎ話」をモチーフに、ジャニス・リベラが過ごしたクリスマスから大晦日までのお話。ジャニスとモリー母娘が出会う「秘密のお城」をお楽しみ下さいませ。
※カクヨムにも掲載あり
ガラスの靴を落としたのは私ではなくお義姉様らしいです!
藤川みはな
ファンタジー
姫川夢菜は日本に暮らす女子高生。
夢菜は信じていた親友に裏切られ、
階段から転落死してしまう。
その間際、夢菜はもし生まれ変わりがあるのなら
おとぎ話のようにハッピーエンドで終わる世界に
生まれ変わりたいと願う。
そして、目覚めるとシンデレラの世界に
主人公として転生していた!
そしてなぜか夢菜に優しい継母や義姉たちと死んだはずの父に戸惑いつつも夢菜は義理の姉、ミレイユの恋を手伝うことに。
王子様、ガラスの靴を落としたのは
私ではなくお義姉様らしいです!
箱庭?のロンド ―マリサはもふ犬とのしあわせスローライフを守るべく頑張ります―
彩結満
ファンタジー
気が付けは、マリサ(二十八歳独身)は、荒れ地に佇んでいた。
周りには木が一本のみで、何もない。
ここにいる記憶がまるでないマリサは狼狽える。
焦ってもらちが明かないと、まずは周辺の探索と、喉の渇きを癒すための水場を探しに歩き出したマリサだった――。
少しして、ここが日々の生活の癒しにやっていた箱庭ゲームの世界の中だとわかり、初期設定の受信箱にあるギフトで、幸運にもS級の犬型魔獣を召喚した。
ブラック企業で働いていた現実世界では、飼いたくても飼えなかった念願の犬(?)シロリンとの、土地開拓&共同生活と、マリサがじわじわと幸せを掴んでいく、そんなのんびりストーリーです
朝、目が覚めたらぬいぐるみになっていた俺。~幼馴染と結婚したことになってたり、クーデターに巻き込まれたお姫様一行の保護者になったりと大忙し~
梅のようなマリモ
ファンタジー
よう、俺の名前はレオナルド。
超絶イケメン、アルフ村のレオナルドとは俺のことだ。
しかし、そんな俺とはつい最近すっぱり縁を切った。
理由を話すと長くなるんだが、まあ聞いてくれ。
目が覚めたら「ぬいぐるみ」になっていた俺は、状況を理解する間もなく、昔なじみのアメリアに拉致られて、一緒に暮らすことになったんだ。
……あれ?
思ったより短いな。
いやいや、すっごく大変だったんだ。
もう一回やり直していいか、ごめんな?
こほんっ。
朝、目が覚めたらなんと……ぬいぐるみになってたんだ!
もう、身体中がふわっふわ!
しかもな、いつの間にか嫁どころかガキまで出来てて、一緒に暮らすことになったんだ!!!
……
……はて?
やっぱり短いな。
俺ってもしかして、話下手だったのか?
いやいやいや、そんなわけない、そんなわけない。
俺のトーク力はこんなもんじゃねえ!!
もっかい、もっかいだけ説明させてくれ!!!
もうホント最後だから!
ホント、頼むから1回だけでいいから……って、完全に女を泣き落としでモノにしようとするクソ野郎みたいになってんじゃねえかぁあああああ!!!
もういいっ。
とにかくっ、俺は今ぬいぐるみで、人間に戻って明るい家族計画するってことでファイナルアンサー!
え、明るい家族計画って何のことってか?
……そういうのはな、知らないうちは知らなくていいんだ。
一応いっとくけど、俺は健全な色男だからな!
不健全なことは期待すんな。
そういうのは、もっと……こっそりしたところでな。
なんなら、今度俺んち来る?
最近結婚したばかりで、俺も色々……へぷんっ!!!
「何ひとりでバカなこと言ってんのよ!
それより、ちょっと話があるから――」
あ、アメリアか……、相変わらず容赦ねえ手刀だぜ。
ふかふかボディじゃなかったら、やばかったな。
お前らも相手はしっかり選べよ?
そうじゃねえと俺みたいに……へぶぅうっ!!!!
「あはは、ぬいぐるみさんったら。
それでは、『朝、目が覚めたらぬいぐるみになっていた俺』
はじまりですっ!」
前世の記憶がなくても わたくしも立派な転生者
E・S・O
ファンタジー
インスシュレター王国の王女ミリア、女神のミスで転生する転生者だ。しかし、また女神のミスにより、前世の記憶もない。5才の時、自分は聖女という事実を知る。帝国の異教に監視されている上、聖女のことを決して知らせない。10才まで、ずっと一人で治癒魔法を練習する。瀕死の父を助けるために治癒魔法を使った。身を守るため、聖王国に避難する。途中は帝国に襲され、生と死の狭間に、精霊に助けられた。精霊と契約結ぶ。かつての六英雄の一人、エルフの大魔法使いシャローナの弟子になった。5年の歳月が流れ、15才のミリアはすでに世界最強の魔法使い(魔法剣士!!?)になった……
前世の記憶がなくても、わたくしも立派な転生者よ!
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる