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584、チャイルドシート

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 チャイルドシートに乗っての移動中に泣くドラ子ちゃんの姿を見て、三人目ともなるとこんなにも動じないのか……と思ってしまったウサギです。

 チャイルドシート。
 車でのお出かけの時は必須のアイテム。
 しかし、赤ちゃんにとっては窮屈なのか、嫌がり泣いてしまう子もいます。

 我が家では犬助がチャイルドシートは大嫌いなのか、単に抱っこの方が好きなのか、よく泣いていました。
 逆にドラ子ちゃんは特に嫌がる素振りも見せず、チュー助は犬助とドラ子ちゃんの中間といった感じです。

 そんなチャイルドシートを嫌がらなかったドラ子ちゃんが、ギャンギャンと泣いてしまいました。
 おそらくはお昼寝と授乳の時間がダブルブッキングしたからでしょう。
 二大巨頭の眠気と食欲による不機嫌さのハーモニーはとてもヤバかったです。

 しかし、そんなドラ子ちゃんの泣く姿を見ながら私は犬助の頃を思い出していました。

 あの頃は一人目ということもあり私もクマ太郎も育児に不慣れでした。
 チャイルドシートの上で泣く犬助を前にどうして泣いているのか分からずにオロオロしていました。
 二人で必死に玩具のチャチャチャなどを歌ったり。
 必死であやして、あやして、コンビニの駐車場でおむつを替えたり。

 「必死で頑張った」と「ちょっと泣いても犬助は大丈夫だよ」「泣いているのは眠いからだから」とあの頃の自分達に声をかけてあげたいです。

 一つ一つなんとか二人で乗り越えて来たのだと改めてしみじみと感じた出来事でした。

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