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526、犬助のお金問題

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 犬助の「お金ほしい!3枚しかない……」とお金を欲しがる事にどう向き合うべきか、と悩んだウサギです。

 ATMでお金をおろしたら新札の一万円が手に入り、初めて新札の実物を見た私。
 思わず帰宅したクマ太郎に新札を見せて、二人で凄いねと騒いじゃいました。

 そんな私とクマ太郎の側にいた犬助の一言から私達の悩みは追加されました。

 私の持っている新札を見て犬助か「犬ちゃんもほしい!」と言い始めたのです。
 お年玉やお誕生日でも微妙な気持ちになる子どもへの一万円プレゼント。
 何の変哲もない平日の夜に一万円を5歳児にプレゼントする家庭が、この世の中にはどれくらいあるでしょう?
 少なくとも我が家では普通・特別なんて関わりなく子どもに一万円をプレゼント出来る経済状況ではないことは確かです。

 しかし、洋々話を聞いてみますと、やはり犬助は千円と一万円の違いが分かっていない様子です。
 ただ単に新しい紙のお金を持っていることが羨ましいことと、単純にお金が欲しいだけみたいでした。
 犬助の「犬ちゃんは3枚しかもってない……」という言葉に、三千円を持ってれば十分じゃないかな?と思いました。

 其処からは、布団の上で犬助に対するお金の話が始まりました。

 お金はどうしたら増えると思う?

 犬助がバーバ達からお小遣いを貰うけど、そのお金は何処からバーバ達のところに来るのかな?

 ママが今持っている一万円という大きいお金を稼ぐためには丸一日働いても貰えないんだよ。

 などなど、色んな角度から犬助に説明をしてみました。

 バーバ達が手に入れるお金の出どころが、毎晩パンツを履いて眠るからだと答えた時には、成る程と思ってしまいました。
 何故ならば、以前ひいバーバが犬助が夜用オムツを卒業したらお小遣いをあげよう、と言っていたことを覚えていたのだなと。
 確かにその理論でいくと、パンツで眠るバーバ達はお金を貰えていることになります。
 犬助なりに一生懸命に考えて導き出した答えに、しっかりと考えることが出来ていると感心しました。

 まだ犬助にはお金の話しって難しいかな、と正直思います。
 でも、犬助なりのお金に対する価値観を育てて行くためにも、逃げずに向き合って行かなければならない問題だと思った夜でした。

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