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475、可愛いは大好き!

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 可愛い可愛い息子から「パパ、かわいいね」と言われて戸惑っているクマ太郎が可愛いなぁと思うウサギです。

 普段通りの日常風景。
 特に何か特別な場面だったりする訳では有りません。
 例えば、ちょっとだけ気が抜けたのかクスッと笑ってしまう可愛い失敗をした時。
 
 買ったつもりが買い忘れていたり。

 服の向きを間違えたり。

 何も無い所で転びそうになったり。

 どれがとは言えませんけれど、そんなちょっとしたハプニングでアワアワしちゃう時って有りますよね。
 私は、そんな時に思わず「クマ太郎さん、可愛いね」と言ってしまうことがあります。

 結婚して5年以上経つ40歳代の成人男性に対して「可愛い」と言う私。
 クマ太郎も「可愛いないもん」なんて返しますけれど、成人男性が「もん」と言ってる時点で可愛いですよね。
 まあ、素直に可愛いと感じたり、「もん」なんて語尾で返せるのは、それだけ気安い関係だからだと思っています。

 最もクマ太郎曰く、私の可愛いという基準はちょっと可笑しいらしいです。
 私自身はそんな事は決してないと思います。

 例えば、三國無双というゲームに登場する典韋とか、南国少年PAPUWAくんのUMA子ちゃんとか……。
 外見と中身のギャップ的な可愛らしさを強く感じるのですが、あまりクマ太郎には分かってもらえません。

 ……世知辛い世の中です……。

 ぶっちゃけ私にとっての可愛いを、何かの話の流れから実父に説明してみた所、「お前、頭が可笑しい」と言われた花の専門学生の私。
 今でもしっかり、バッチリと根に持ってます。
 まさに月夜ばかりと思うなよ、です。


 そんな私の話は置いておきまして。

 最近、犬助が私が可愛いと思った場面でクマ太郎へ「パパ、かわいいね」と言うようになりました。

 個人的には「あらまあ!私の感性を受け継いでくれた!」と思います。
 まさかの息子へと私の可愛いについての感性が伝わるなんて、とても嬉しいです。

 可愛いと評されたクマ太郎と言いますと、複雑そうな顔をしながらも「ありがとう」と犬助へと伝えています。
 おそらくはパパとして、男として、大人として、息子に可愛いと言われて、どんな反応をすれば良いのか困っているのでしょう。
 もしかしたら、気恥ずかしい気持ちも有るのかもしれません。

 ただ、これは私の持論ですけれど、家族や親しい人に向けた私の「可愛い」と言う言葉は「大好き!」という気持ちも込めています。

 だから、私の言動を見て育った犬助からの「可愛い!」も、きっと「大好き!」が含まれていると思います。
 クマ太郎には素直に息子からの「可愛い!」を受け取ってもらいたいなぁと思う今日此の頃です。

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