徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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466、お兄ちゃん!

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 最近の犬助を見ているとお兄ちゃんになったなぁ、と思うことが増えたウサギです。

 いつの頃からでしょうか?

 個人的に思い当たる時期は、ゴールデンウィークの頃に熱が出た辺りでしょうか?
 あの時に精神面で犬助はググーンッと成長した気がします。

 理由としましては、以前に比べてチュー助とオモチャやオヤツの取り合いになった時に譲ってくれることが増えたからです。

 子育てをしていますと気を付けていても、5個組の小袋のお菓子が最後の1個で買い足すのを忘れていたり。
 そういう時に限って同じお菓子を食べたがるんですよねえ……。
 お菓子ならまだしも、100円、200円ならば兎も角値段によっては同じオモチャを2つも早々準備できるものでも有りませんし。

 おんなお菓子やオモチャの取り合いって、兄弟喧嘩の原因としてはよくある理由ですよね。
 でも、3姉弟の一番上である姉経験者としましては簡単にお兄ちゃんなんだから我慢しなさい!なんて言いたくないです。
 自分がそのフレーズは嫌いでしたから。

 そうなりますと、喧嘩両成敗となる訳でして。
 それもまた弟であり、まだ3歳の幼いチュー助には可哀想だと思いますし……。
 平等な子育てって凄く難しいし、理想と現実の壁ってメガトンパンチでも壊せないくらいに分厚いですね。

 そんな兄弟喧嘩を多々繰り広げてきた犬助とチュー助。
 しかし、最近になって犬助が変わり始めました。

 1つしか無いお互いに欲しがっていたお菓子をチュー助に譲ったり。

 お互いに座りたがった車の座席を譲ってくれたり。

 年下だから、弟だからしょうがない、とムスッとした表情を浮かべながらも譲ってくれる犬助。
 決してクマ太郎や私が犬助に譲るように強要しているわけでは有りません。
 自分から不服そうにしながらも譲ってくれるのです。
 私か本当にいいの?と確認しても譲ると頷いてくれる犬助。
 年下のために我慢してくれるなんて、お兄ちゃんになったなぁと感じます。
 しかし、譲ったからママと一緒に座りたい!なんて言ってくれる犬助。
 そんなの幾らでも一緒に座るよ!って言いたくなる私。

 まだまだ甘えん坊な面もありますが、お兄ちゃんらしい一面が育っていることに成長を感じ、嬉しいなぁと思う今日此の頃です。

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