徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

４２６、百足

　今年も遂にこの時期がやって来たかと戦々恐々となっているウサギです。

　今年もとうとうやって来ました。
　暦の上では４月となり、暖かな小春日和となった事により現れるのは綺麗な花々だけではありません。
　そう……ヤツラも現れるのです。
　地球上には必要かもしれませんけれど、私にとっては大っ嫌いな天敵にして、マジで滅んで欲しいヤツラ。

　奴らの名は……ぶっちゃけ「虫」です……！

　人によっては大袈裟だと言う方も居るでしょう。
　ですが、考えてみてください。
　人間ですから誰だって生理的に受け付けないモノの１つや２つ有るのでは無いでしょうか？
　それは苦手な食べ物だったり、高い場所だったり、教科だったり……はたまた人物だったり……。
　最近は夫源病という言葉もありますし、人間社会における「〇〇ハラスメント」って種類も豊富です。
　生理的に受け付けないモノって誰にでも有ると思います。

　私にとって幾つか有る生理的に無理なモノの１つが虫です。

　蝶々とか、てんとう虫ならまだ我慢できます。
　でも、一般的に嫌われやすい虫は全般的に大っ嫌いです。
　真夜中に虫籠を脱走したカブトムシも絶許です。
　あんなモノは名前も写真も見たくない、言いたくない頭文字イニシャルＧにしか見えません。

　何故に唐突にこんな話をしているのか？
　それはとても簡単なことです。
　室内で小さなムカデが現れたからに他なりません。

　例外なくムカデも大っ嫌いです。
　チュー助が産まれたばかりで里帰り中の頃。
　家族四人で並んで寝ていたら、足のくるぶしの上辺りに変な感触があると思った私。
　嫌な予感がして動かさないように足の上を見たら何かがいる？！となり悲鳴を上げました。
　悲鳴と一緒に振り回した足の上から大きな大きなムカデが飛ばされ、飛び起きたクマ太郎が仕留めてくれました。
　あの時は、犬助やチュー助の方へとムカデが飛んで行かなくて良かったと冷や汗をかきました。
　運の良いことに自分も刺されること無く、不幸中の幸いだったと思います。

　そう、ムカデは噛むんです！
　大人だって噛まれたら痛くて、腫れて大変なのに、我が家には小さい子どもが３人もいます！
　しかもその内の１人は生後１ヶ月程度の赤ちゃんです！！
　そんな可愛い可愛い犬助、チュー助、ドラ子ちゃんが刺されるなんて大問題です！

　クマ太郎とも相談して速攻でムカデ対策を行いました。

　ちなみに、小さなムカデが出た時は私は犬助をお風呂に入れていたので現場にいませんでした。
　チュー助が第１発見者であり、仕留めたのはお風呂のフォローに来てくれていた母でした。
　思いの外ムカデの移動速度が早く、見失う理由わけにはいかないと思わず手元にあった物で仕留めた母。
　その手元あった物がチュー助のウルトラマンのソフビ人形の一つであるベリアルさんでした……。

　……尊いベリアルさん（ウルトラマンシリーズの中ではどちらかというと悪役）の犠牲で諸悪の根源は退治されました。

　その後ベリアルさんは帰宅したクマ太郎の手によって綺麗に洗浄されたことは記しておきたいと思います。
　どちらにせよ、第１発見者であるチュー助がムカデを素手で触らなくて本当に良かったと思います。