徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

４０６、退院！

　無事に入院期間を終えて、ドラ子ちゃんと共に退院となったウサギです。

　外は生憎の雨模様ではありますが、無事に退院の日を迎えることが出来ました！

　幸いなことに朝から降っていた雨が退院時間の頃には小雨となり、ドラ子ちゃんを濡らすこと無く連れ帰ることが出来ました。
　迎えに来てくれたクマ太郎は感染対策の関係で産院の中に入れないので、ドラ子ちゃんを抱っこするタイミングを逃して悔しそうです。
　絶対に自分がウサちゃんの次にドラ子ちゃんを抱っこするんだ！とクマ太郎は張り切っています。

　犬助とチュー助の時もそうでしたが、産まれた我が子をママである私の次に絶対に自分が抱っこしたい！
　……そんな子煩悩なクマ太郎が歳上なのに可愛い人だなぁ、と思う私です。

　ドラ子ちゃんを抱っこがしたい！と焦り混じりにソワソワしているクマ太郎。
　クマ太郎が焦ってソワソワするのには、ちゃんと理由があります。

　私とドラ子ちゃんを迎えに来るために、犬助とチュー助を私の実家へと一旦預けている以上は、まず家に帰る前に私の実家へとよる必要があります。
　私の実家……そこにクマ太郎が焦る大きな理由が有るのです。

　そう……何を隠そう我が父は３人姉弟の紅一点、一人娘である私が産んだドラ子ちゃんにすでにメロメロなのです！

　入院中も毎日動画か写真を送って！とＬＩＮＥが来たり。
　送った写真を見て目元が自分にそっくり！将来は美人確定！女優の何々～にそっくり！などなど爺バカを炸裂。

　ドラ子ちゃんが産まれた日には嬉しそうに祖母と乾杯！と祝杯を上げ、それはもう美味しそうに晩酌を楽しんでいたそうです。

　その場にいなくても、我が父の目尻が下がって、頬の緩んだ満面の笑顔が目に浮かぶようです。
　そして、女優さんなんて目じゃありませんよ！と返すクマ太郎の親バカも見事です。

　そんな父では有りますが、決して息子や男孫が可愛くない訳では有りません。
　ただ母曰く、男親にとって娘、孫娘という存在は特別？な物らしいです。
　よくは分かりませんが、そういうものなのでしょう。

　そんな爺バカ炸裂、孫娘LOVEフィーバー中の義父がいる嫁の実家。

　可愛い可愛い愛娘をお披露目に行くのは良いけれど、この世に生まれてから２番目に家族の中で抱っこするのはパパである自分だと。
　例え義父で有ろうとも、絶対にドラ子ちゃんを抱っこする２番手の座は渡さない！と思っているクマ太郎。

　実際に実家に着いてみれば、車を駐車してドラ子ちゃんをチャイルドシートから下ろす前に現れる我が父。
　ニヤニヤ？ニコニコ？と目尻と頬が緩んだ笑顔の父がドラ子ちゃんを抱っこしようと現れました。

　娘への言葉はそこそこに、実物の孫娘を抱っこしたくて溜まらない父を通せんぼして、クマ太郎がドラ子ちゃんを抱っこする時間を稼ぐ私。

　その間に念願叶って愛娘を抱っこするクマ太郎。

　まあ、すぐに父へと抱っこを交代することにはなりました。
　でも、抱っこ２番手の座は死守したので良かったと思う私です。