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396、インゲンの胡麻和え

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 夕飯でチュー助が好きなインゲンの胡麻和えを作って、まさかの食べ方をされて驚いて笑ってしまったウサギです。

 以前にも書きましたが、元々チュー助は洋食よりも和食が好きな子だったりします。
 小さな子どもが好きそうなカレー、シチューやグラタン等よりも、金平ごぼう、焼き魚や煮魚などの和食の方がよく食べます。
 
 ……だからこそ、チュー助とは正反対に洋食系が大好きな犬助との献立の兼ね合いに悩む日々だったりします。

 そんな和食系統が大好きなチュー助のためにカラスカレイの煮付け、塩サバや鮭などの焼き魚をよく作ります。
 焼き魚や煮魚は犬助も好きなので、私にとっては
有り難い献立です。
 
 そんなこんなの事情も有りまして、まだ小さい内はしょうがないと犬助とチュー助が食べれそうな献立を一品は必ず作るようにしています。
 そして、今日は夕飯にカレーとチュー助が好きな和食の中でインゲンの胡麻和えを作った私。
 犬助はウインナー入りのカレーだと喜んでおかわりをします。
 逆にチュー助はご飯の上にかけると嫌がるので、最初から別のお椀に注いで提供しています。
 そうすると幾らかはカレーも食べてくれるという……。

 幼い子ども二人がいる食卓ですので、ゆっくりなんて夢のまた夢だったりします。
 食べるよりも遊び始めるチュー助の様子をうかがいながら食べさせたり、犬助のおかわりを対応したり……。

 そんな風に夕飯の対応にバタバタしているとチュー助が変なことをしていると気が付きました。 
 チュー助のお皿に取り分けていたインゲンの胡麻和え。
 その内の1つを手に取り、あの細長いインゲンを枝豆を剥くように割り始めたチュー助。
 インゲンのあの細い鞘を器用に割って、中に入っていた幼児の小指の爪程もない豆を食べ始めたのです。

 さながらそれは枝豆の豆を鞘から取り出して食べるかのようでした。

 1個、2個と鞘インゲンから小さな小さな豆を取り出しては食べてるチュー助。
 思わず「なんて食べ方をしてるの、君は!」と力が抜けて笑ってしまいました。
 そんな私へとニヤッと笑ったチュー助は満足したのか、それ以降は普通の食べ方に戻りました。

 幾つか変な食べ方をして私の反応を見て満足したのかもしれません。
 でも、子どもって時々変なことをするものだなぁ……と笑ってしまった夕食でした。

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