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364、ジード!ジード!

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 連休休み明けの登園日だったので、朝から色んな覚悟を決めていたけれど、ちょっぴり肩透かしを食らった気分なウサギです。

 連休が続いたあとの最初の一日。
 普通の月曜日にだって魔物が潜んでいるのに、三連休後の火曜日は嫌な予感がマシマシです。

 しかし、そんな私とクマ太郎の予想とは裏腹に意外にも犬助とチュー助の目覚めは良好でした。
 朝ご飯も割りかしすんなりと食べてくれて、何の一悶着も起きずに朝の準備がほぼ終了するという……。

 さあ!出発しよう!!寒いからジャンバーを着て!

 ……という、出発の段階でチュー助がジャンバーイヤ!全部イヤ!!を発動しました。
 そんなイヤ!イヤ!全開モードのチュー助に、私の「はい!ジード!ジード!ジード!アクアスマッシャー!!」が炸裂。

 この技は第1段階として、チュー助の意識を大好きなウルトラマンの名前を叫ぶことで惹き付ける。

 第2段階として、ジードのアクアスマッシャーという変身モード?の青色のジャンバーを両腕を通すまで只管唱え続けて着せる。

 そうしますと、あら不思議!

 ジード!ジード!と叫ぶママの声に気を逸らしている間にジャンバーが着せられているという不思議現象。
 その後は意識を取り戻しても流されるままにジード気分でジャンバーを着た状況に満足する。
 もしくは、自分のイヤイヤ!を思い出して脱ごうとするチュー助を宥めすかして車にGO!のどちらかです。

 時々、何で私はこんなにまるで蝉のようにジード!ジード!と叫んでいるのか……?と思い、遠い目をする時があります。
 しかし、それを考えるのは何かに負けた気分になるので、思考を別の方向へとドリフトする私です。

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