徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

３４１、保育園……

　犬助の言動について保育園の先生から指摘があり、微妙な気持ちになっているウサギです。

　週一回の保育園内へと入って良い日。
　犬助の教室まで行って、犬助の引き出しなどを確認していましたら、滅多に話すことのない担任の先生に話し掛けられました。

　内容としては犬助が英会話クラスで泣き喚いて大変だったということ。
　泣き止んで、本人が納得するまでに１５～２０分くらいグズって時間を要した的な……。

　泣いた切っ掛けとしては本人が欲しかったご褒美シールを貰えなかったからだそうです。

　ご迷惑を掛けてしまったことは申し訳ないと思い、犬助がすみません……とその場は対応しました。
　しかし、自宅で犬助に話を聞くとご褒美シールの中にあった大きなシールが欲しかった！と訴えます。
　
　そのことを聞いて私以上に怒ったのは滅多に怒らない穏やかなバーバでした。

　ご褒美で貰えるシールが全部一緒ならば兎も角、大きなシールが混ざっていれば幼い子どもが欲しがるに決まってるでしょう！と。
　全部一緒では無いなら、何でわざわざ見せびらかすみたいに幼い子どもへと見せるの！とプンプンしていました。

　母の言葉に確かになぁ……と思う気持ちも正直に言えばあります。
　幼い子どもならば中には大きなシールやキンキラシールなど、自分好みのシールが有れば欲しがるだろうなぁと思います。
　渡せない理由があるなら何故に先生達も見せちゃったのかなあ、見せなければ起きなかったことでもありますし……。

　もう一つ付け加えるならば、保育園の方針として多少の怪我位は子どもに直接聴いてください。
　連絡帳もありません。
　感染症の影響で異常児さんクラスの保護者は園内にも入らないでください。

　保育園の先生達と情報交換も出来ない、あやふやな幼い子どもの話でしか保育園生活を判断できない。
　子どもがグズった、迷惑した的な悪いことは教えてくれても、ここを頑張ってました、出来ていました的な良い事は全く教えてくれない……。

　先生と情報交換、連携を取れない、テレビで流れる関係のない保育園の不祥事に不安を増強されて、微妙に不信感を抱きそうになります。

　余程腹立たしかったのか、バーバはジージにもこの出来事を話したみたいで、二人でプンプン！していました。
　ジージとバーバがプンプン！するので、逆に私が怒れずに冷静な気持ちになるという……。

　以前、犬助の担任の先生からこのまま小学校に上がったら苦労しますよ！みたいなことも直接言われたことがあります。
　でも、落ち着いたり、グズったりを繰り返して、犬助なりに成長していることも私達は知っています。

　クマ太郎とも、犬助には良い所が沢山あるのに、良い所を見れていって勿体ないね、と話しています。

　教育者だった父曰く、５歳の子どもがグズったりを、泣いたりするのは当たり前のこと。
　ご褒美に貰えると言われたシールの中で、自分が欲しかったシールが貰えなかったことが悲しいのも当然のこと。
　貰えると言われていたシールの中で選んだ大きなシールを貰えないと言われて、それは間違っていると訴えただけのこと。
　自分が間違っている、可笑しいと思ったことを主張せずに、唯々諾々とロボットみたいな良い子の方が怖いと言ってました。

　それよりも、５歳の幼い子どもがグズって泣いてから立ち直るまでに15～20分しか時間を要さなかったことを褒めるべきでは？とも言ってました。
　グズったことを攻めるよりも、頑張って泣き止んだことを褒めてあげる事が大切だよ、と。

　一方的な先生視点の話だけでは分からない犬助の気持ちもあるでしょう。

　先生達の忙しさや仕事の負担もあるでしょう。
　
　全部が全部、犬助が悪いと言った雰囲気で言われた今回の一件。
　英会話クラスが続けられないからと、他の園児の迷惑になるからと連れ出された悔しくて泣く犬助。

　他の園児の迷惑になるという先生の言い分も分からなくはありません。

　今しかし、はケロリとしていますけれど、その時の犬助はどんな気持ちだったのかと思うとぎゅうっと胸が締め付けられます。
　モンスターペアレントと言われても、１度保育園とお話し合いの場を設けるべきなのかと思案する今日此の頃です。

　でも、幼稚園ではない保育園にそこまで求めることは間違っているのかなぁとも思案し、煮えきらない気持ちの私です。