徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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313、兄弟じゃない!

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 いつもと変わらぬ兄弟喧嘩をする犬助とチュー助でしたが、犬助の初めての言動におやおや……と思ってしまったウサギです。

 いつもと代わり映えのない兄弟喧嘩。
 喧嘩の理由も置きっ放しにしていた、どちらが所有権を持っていたかもわからない新幹線の絵のカードをチュー助が隠した!から始まりました。

 隠したも何もそこら辺に放りっぱなしになっていたよね?

 チュー助がその新幹線のカードを拾って、犬助に取られそうになったから隠しただけだよね?

 「犬ちゃんのー!」と言うけど、どっちの物とか決まっていたっけ?

 ……なんて犬助に言われて思ってしまう私。
 ママが自分の味方を100%してくれないと分かった犬助。
 そんな犬助はムスッとした顰めっ面でチュー助へ「チューくんとはもう兄弟じゃない!」と叫びます。

 私としてはそんな悲しいことを言わないの、みたいなことを言う前に「おや?おやおや??」と思ってしまいました。
 兄弟じゃない!とか繰り返し叫ぶ犬助を叱るとかよりも先に、兄弟という概念が分かり始めたのかな?と。
 
 今までの犬助にチュー助が弟と言っても今ひとつピン!と来ている感じがありませんでした。
 そんな犬助が自分から弟という概念のある兄弟という表現を用いたことに正直驚きました。

 兄弟じゃないという言葉は歓迎出来る言葉では有りませんけれど、犬助の成長も感じれた一言でした。
 ちなみに、「兄弟じゃない!」と叫ぶ犬助に対して、チュー助も「きょーらいじゃにゃい!」と真似をしていました。
 
 まあどうしようもない大人同士の兄弟喧嘩ではありませんし、お互いにしっかりと意味も分かっていない内は可愛いもんかな、と。
 正月早々にいい歳をしたオッサン二人のちゃぶ台返しを含む兄弟喧嘩よりは遥かにマシだと思った一幕でした。

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