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272、小さなハプニング!
しおりを挟む家族でスーパーへと行った帰り道で、警察に呼び止められて落ち込んだクマ太郎の姿に新婚当初の初めての温泉旅行を思い出したウサギです。
スーパーへ買い物へ行った帰り道をクマ太郎が運転していたら、まさかの警察官に呼び止められました。
助手席に乗っていた私は何で若い警察官のお兄さんに呼び止められたか全く分かりませんでした。
そんな私とは裏腹に運転席のクマ太郎は何故呼び止められたか分かっている様子で「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛……」という顔でした。
警察官に車を誘導されている間に、微妙に不機嫌?苛立っている?クマ太郎に聞いてみると、一旦停止を止まっていなかったとのこと。
ぶっちゃけそんな標識が有ったことに私は全く気が付きませんでした。
警察官との最初の問答を終えて「後もう少しでゴールド免許だったのに……」と落ち込むクマ太郎。
そんなクマ太郎には申し訳無いのですけれど、一旦停止なんて全く頭に浮かんでいなかった私は変なことばかり考えていました。
例えば、最近物騒ですからドラマであるような事件が起きて犯人が近辺を逃走中だとか。
指名手配犯の目撃情報が近辺で有ったとか。
素直にその事をクマ太郎へと伝えると微妙に笑われて、ちょっと悔しかったです。
でも、クマ太郎の雰囲気が少しだけ柔らかくなって良かったな、と安心しました。
その後もクマ太郎と警察官のやり取りを聞きながら、警察官の制服って犬助とチュー助にすごく似合いそうなど、変なことばかりが頭に浮かびます。
他にも、クマ太郎と新婚時代に行ったプチ温泉旅行のことも思い出しました。
新婚数ヶ月の頃に行った近場の温泉地。
思い立ったが吉日的なプチ温泉旅行だったので、一泊したのはビジネスホテルですし、温泉も日帰り温泉に行った私達。
折角だから美味しいものを食べたいね、と海鮮丼の美味しいお店へ向かってレッツゴー!していました。
海沿いのほぼ真っすぐな道を快調に運転するクマ太郎。
そんな時にまさかの遭遇をしました。
私とクマ太郎あるあるですが、そんな時に限ってハプニング的な。
ぶっちゃけスピード違反で捕まっちゃいました。
「きゃはー!私は風になる!!」では有りませんけれど、思わずスピードって出ちゃいますよね。
100キロも、200キロも出していた訳では有りませんが、法定速度が40キロ規制だったというオチでした。
何と言いますか、私とクマ太郎らしいな、と思った私。
デートで行ったお店が急に休みだったりは普通に有りましたし、店員さんが運んできたココアがひっくり返ったり……。
一つだけ言うならば「バイトの高校生くらいの女の子の店員さん勇気があるな」です。
ココアをテーブルへ置く前に盛大にひっくり返してエプロンで受け止めて、それをカップに戻して差し出され、謝罪もなく立ち去った時は混乱しました。
ココアがこぼれた一連の流れが夢なのかと混乱した私は「え?飲むの?飲んだ方が良い流れなの?」と目茶苦茶悩みました。
私の中でのお客さんに出す前にこぼした場合の対応として、慌てて新しいものを持ってきます!みたいな流れだったので……。
まるで何事も無かったかのような振る舞いに驚きましたし、逆にホットココアをエプロン越しとはいえ被って火傷しなかったのかな?と思います。
流石にクマ太郎が飲むか悩む私を止めて、新しいココアを持ってきて欲しいと店員さんを呼んで言ってくれて助かりました。
でも、普通にお会計をして店を出た後に笑ってしまいました。
たぶん店長さん?とかにも報告していなかったのか謝罪とかもありませんでしたし。
私とってはまさかの出来事過ぎて驚きましたが、怒りとかを感じる隙もない面白い出来事でした。
そんな私やクマ太郎なので、ちょっとしたハプニングは普通かなぁと思ってしまうようになりました。
でも、怪我をしたとかではなければ、そんな小さなハプニングもクマ太郎となら楽しめると思える私だったりします。
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