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244、ちびっ子怪獣の一撃
しおりを挟むクマ太郎の職場にて感染症の関係で、普段なら無い遅出早出業務が追加になり、クマ太郎の体調が心配なウサギです。
高齢者の方が多くいる職場ですから、感染症の流行は断固阻止したい気持ちはとても分かります。
クマ太郎の職場にとってはきっと死活問題に発展しかねない案件でしょうから。
その感染症の余波の影響でクマ太郎が慣れない職種の業務を負担しなければならない状況はとても心配です。
慣れない仕事って普通以上に気を使いますし、疲れますよね。
元々難病指定の持病持ちのクマ太郎の体調が大きく崩れないと良いなぁ……と、自分に出来ることはあるかなぁと考えてしまいます。
ただでさえ、クマ太郎の職場は人手不足の真っ最中らしいです。
感染症が拡大することなく、早く終息に向かえば良いなぁと、願う私です。
皆様のお家には小さい蜘蛛や羽虫が入ってくることは有りますか?
我が家では時々ですけれど、アリみたいにとても小さい蜘蛛などがいることがあります。
虫嫌いの私では有りますが、そんな小さい蜘蛛を見かけても好意的な気持ちは全く無いものの、悲鳴を上げない程度には我慢できます。
そんなとても小さい蜘蛛や羽虫。
それが偶々ばーばが我が家に来ていた時に出現しました。
キッチンから様子を窺っていると、バーバは「小さい蜘蛛さんだから可哀想よ。」と戦闘態勢に入った犬助を宥めていました。
バーバの言葉にしょうがないな、と戦闘態勢を解く犬助。
バーバの意識が犬助に向いているスキに、シュピンッ!と動く小さな影を目撃しました。
バンっ!と止める間もなく、可愛らしいお手々を振り下ろしたちびっ子怪獣、その名もチュー助。
大きな音にバーバが振り返った時には、追撃の一撃が再び大きな音を立てました。
バーバはチュー助が小さい蜘蛛に止めを刺したと理解して、頭を抱えたい気持ちだったと思います。
ぶっちゃけ「あの子、殺っちゃったよ……」みたいな表情を浮かべていましたから。
そんなバーバの反応が楽しかったのか、追撃を繰り出すのがちびっ子怪獣チュー助です。
小さい蜘蛛の亡骸を摘んで、あろうことかバーバの服にポイッとしました。
半分冗談交じりに「チュー助!お前は何てことをするんだ!」と怒ったフリをするバーバ。
でも、その顔は怒っているというよりは笑っています。
バーバが本気では怒っていないと分かっているチュー助は、キャラキャラと笑って楽しそうです。
一部始終をジッと目撃していた私としては、保育園の他のお友達に同じようなことをしないといいな、と思いました。
女の子でも、男の子でも、虫が嫌いな子はいるでしょうし……。
「我が母よ、そこは微妙に怒るところだよ……」と突っ込みたくなった今日此の頃でした。
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