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238、ママ、しんじゃいやぁっ!
しおりを挟むお昼ごはんを研修の関係で車内で食べることになり、どんよりしてしまったウサギです。
例の感染症の影響で三密を考慮して職場では部署単位での休憩室交換があります。
それは月ごとに食事をして良いと決められた部屋で、その部署の人達はご飯を食べるというシステムです。
そのため、普通の休憩室だったり、何箇所がある会議室だったりと場所は様々です。
しかし、一番大きめの会議室だけは正直憂鬱だったりします。
それは、その会議室のある階まで1階からやっと階段を登りきったと思った瞬間、会議室の扉に使用中の札が掛かっていることがあるからです。
予めその会議室で研修があると分かっていれば有り難いのですが、会議室へと辿り着いて扉の札を見て初めて知る事実。
何だかその札を見ると微妙に疲れが増すような気がします。
だいぶ夏の暑さが緩んだとはいえ、昼間の車内は熱々です。
ガソリン代も高騰していますけど、流石にエアコン無しでは辛かったりする暑い車内でお昼ごはんを食べた私です……。
これは就寝前の出来事です。
切っ掛けはよくわからないのですが、犬助が「ママ、しんじゃいやあっ!!」と突如として大泣きしました。
その前後でママが死ぬ、死なないの話題なんて全くしていなかったのでとても驚きました。
正直、急に泣き出した理由に心当たりもないですし、私自身も「え?ママ死ぬの?何で急に死ぬ?」と戸惑いもしました。
布団の上には居ましたけれど、犬助は眠っている様子は有りませんでしたから夢を見た?という訳でも無さそうです。
本人からゆっくりと話を聞いてみると、保育園帰りの車内での会話が発端だったみたいです。
その時の会話が「犬ちゃんは100まで生きる!」「じゃあママは犬ちゃんが100歳になる頃には死んじゃってるね(笑)」と冗談交じりに返したことでした……。
ほんの冗談のつもりだったのです……。
だってまだ5歳の犬助が100歳になる頃に私が生きている可能性ってほぼ無いですし、そこまで長生きするのもなぁ……という気持ちが有りまして……。
そんな気持ちからポロッと溢れた冗談交じりの一言が犬助に衝撃を与えたみたいです。
会話直後の車内ではピンと来ていなかったみたいですが、犬助なりに思考を巡らせてジワジワと時間差で理解したのかな、と。
大人のポロッとこぼした一言が、子どもにとっては大きな影響となってしまう……。
言動には気を付けなければならないな、と反省した夜でした。
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