徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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236、せーのっ!

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 保育園へと行くために車へと乗せようとした犬助がいきなり「せーのっ!おっぱい!」と言いながら、Tシャツの首元を引っ張る姿に崩れ落ちそうになったウサギです……。

 犬助はいったい何がしたいのでしょう……?

 おっぱい!と言いながら胸元を引っ張ってはだけさせる……。
 朝の出発前で無ければ本気でどこで覚えてきたのか、膝を突き合わせて小一時間以上お話しをしたい気持ちでした。

 犬助が「せーのっ!おっぱい!」と言った瞬間に「この……おばか……!」と崩れ落ちそうになった心を根性で立て直した私……。
 家の中でして欲しい訳では有りませんが、ご近所さんの目もあるお外ではなおさらしてほしくは有りません。
 
 そして、犬助の「せーのっ!おっぱい!」を初めて目撃したクマ太郎は「なにをやってるんだ、お前は……」と苦笑いです。
 ちなみに、私は犬助の「せーのっ!おっぱい!」は初めてでは有りません。

 そう……遡ること数ヶ月前……。
 近所の大きめのスーパーへと犬助を連れて二人でお買い物へと行ったあの日……。

 買い物が支払いまで終わり、購入した品物を袋詰していた時のこと。
 袋詰しながらも好奇心からか周囲を見回して、ウロウロしそうな犬助の動きを警戒していました。
 そんな私へと「ママ!ママ!見て見て!」と犬助が声をかけるので、何だろう?と思いながら視線を向けると……。

「せーのっ!おっぱい!」

 ……と、花丸満点な可愛らしい悪戯っ子な笑顔で叫びながら胸元から服をはだけさせる犬助。
 「わー……すっごく可愛い輝く笑顔!」なんて言う余裕は有りません。

 ……買い物に来るにはちょうどいい時間帯だったのでしょう……。
 周囲にたくさんの買い物終わりに袋詰めをしているお客さん達が居ました。

 ……正直な話、とても恥ずかしかったです。

 恥ずかしくて慌てて止めようとする私が面白かったのか、何度も無邪気に「せーのっ!おっぱい!」を繰り返す犬助……。
 周囲の人達の表情を確認するのも恥ずかしくて、籠に残っていた品物を袋の中に放り込んで急いで退散しました……。

 この年頃の男の子っておっぱいとかウンコが好きなのは分かります……。
 分かりますけどっ!
 お願いだから時と場合を考えて欲しい!と強く思った出来事でした。

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