徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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228、毛虫

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 保育園から帰って来た犬助が家の近くにある塀にいた毛虫を見て半泣きになっている姿が可愛くてたまらなかったウサギです。

 最初は犬助が「大きいムカデがいる!!」と叫んだので「どこにいるの?!」とビクッとしました。
 しかし、周囲を見渡してもムカデの姿は全く無くて、戸惑いながらも犬助にムカデが何処にいるのかもう一度確認しました。
 そうしますと、家の近くにある塀を指差して「あそこっ!あそこっ!」と私を盾にします。
 ですが、やはり犬助が指差す塀にはムカデは見当たりません。

 犬助の言うムカデとはもしかしてムカデでは無いのでは?と思った私は再度よーく塀を見てみました。
 塀をよーく見ると、2匹くらいの元気に這い回るトゲトゲ付きの黒い毛虫がいました。

 犬助はどうやら黒い毛虫をムカデと勘違いしていたみたいです。
 しかし、トゲのような硬い毛のような物だらけの黒い毛虫は見るからに危なそうです。
 犬助が見慣れない毛虫に興味を持って手を出すような性格ではなくて良かったとホッとしました。
 ……チュー助の方が先に見つけていた場合、普通に手を出して触りそうですから。

 犬助は気が付か無かったみたいですが、玄関へと向かう途中の場所にカマキリに捕食されている同じ黒い毛虫がいたり……。
 玄関に行くためにカマキリのいる場所は通らなければ行けないので、一応犬助へと教えると半泣きになっていました。
 どうやってカマキリを避けて通れば良いのか、泣きながらワタワタしていました。

 個人的には犬助の泣き顔もとても可愛らしいのですが、流石に可哀想なので私が盾になる形で移動しました。
 
 相変わらず怖がりさんな犬助ですが、無鉄砲では無いぶん親としては安心するなぁと思った出来事でした。
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