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212、プンスカ犬助

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 保育園のお迎えに行ったら犬助にプンスカ怒られて「ええー……」となったウサギです。

 普段通りに保育園へとお迎えに行っただけなのに、何故か犬助に出会い頭にプンスカと怒られました……。

 個人的には何もしていないと思ったのですが……犬助曰く、朝の玄関での別れ際にぎゅうって抱きしめてチューしてくれなかった!とのこと。
 犬助に言われた瞬間は「え?なになに、犬助ってば抱きしめたり、ほっぺにチューしなかったから拗ねてるの?やだ、かわいー。」と思いました。

 しかし、よくよく朝の状況を思い返してみれば、ぎゅうも何もさっさとこっちを振り返ることもなく、クラスの方へとクールに歩いて行ったよね?

 私が引き止めても振り向きもしなかったよね、犬助?

 あれれ~?おかしいぞ~?となりはしましたが、一応大人の私はゴメンネとは言っておきました。

 犬助なりに寂しいと感じる瞬間でも有ったのかなぁ?なんて思いつつも、仕事から帰って来たクマ太郎へもプンスカと怒る犬助に苦笑してしまいました。
 私ならばまだしも、クマ太郎にほっぺにチューも、抱きしめてぎゅうも、犬助が恥ずかしがってイヤ!って言うでしょうに、と。
 ぎゅうも、チューも犬助よりもチュー助の方がまだ喜んでクマ太郎へとします。
 犬助も3歳くらいの頃、今のチュー助と同じくらいの頃は喜んで私へも、クマ太郎へもほっぺにチューってしてくれていました。
 そう思えば大きくなったなぁ、と小さかったあの頃を懐かしく感じます。

 まだ犬助が生まれて来て五年しか過ぎていないのに、すでに懐かしさを覚えるなんて不思議ですね。
 ですが、幼少期の成長過程とはそれだけ急激に変化していくものだとしみじみと思いました。
 数年後には五歳の頃の犬助を懐かしく思う頃がやってくるのでしょう……。
 どうか今のまま、素直で可愛い犬助でいてくれると良いなぁ……なんて、思ってしまった私でした。

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