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206、チュー助の宝箱
しおりを挟む誕生日だった犬助にケーキはハートの形が良かったと言われて、ちょびっと頭に角が生えかけたウサギです。
誕生日の数日前に再三ケーキの形を確認して注文したというのに……。
四角ではなくてハートの形のケーキが良かったと言われると「そりゃないでしょ……」とガックリと来ますね。
何回も念押しをしたでしょう!と頭に角を生やしたくなることをグッと我慢した私は偉いと思います!
四角のケーキを求めてケーキ屋さんに電話したり、交渉したりと頑張ったのですが、遣る瀬無いですね……。
何とも切ない気持ちになった私です。
最近のチュー助はウルトラマンのソフビ人形を集めては、とある箱になおしこむようになりました。
箱と言いましても百円均一で売っているようなプラスチックの箱です。
カットバンや消毒薬を纏めて入れる救急箱に出来そうなくらいのちょっとした箱です。
私達にとっては何の変哲もないプラスチックの箱。
しかし、チュー助にとっては宝箱なのかもしれません。
ウルトラマンのソフビ人形を見詰めては嬉しそうに箱の中へとなおしていきます。
取り出す時も一つ一つを見詰めては何かを判断して、出したり、なおしたり。
チュー助なりに楽しく遊んでいる様子を見ていると、本当にウルトラマンが好きなんだなぁと感じます。
ただ、2つだけ気になることが有ります。
ウルトラマンのソフビ人形が大好きなのは素敵だと思います。
素敵だと思うのですが、好きだからといってウルトラマンの頭部を口に入れてガブガブするのは如何なものでしょう?
ほとんどのウルトラマンのソフビ人形の頭部だけ色が剥げているという……。
もう一つはウルトラマンのソフビ人形を上半身と下半身をバラバラにするのも如何なものでしょう?
自分でバラバラにしているのに、元に戻してとウルトラマンの角をグリグリしてきます。
治すこと自体はそんなに難しくは有りませんが、繰り返しバラバラにされると此方も「またか……」と思ってしまいます。
何と言いますか……好きならば尚更にオモチャを大切に遊んで欲しいなぁと思う今日此の頃です。
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