徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

１９９、たんこぶ

　何でチュー助は我が身を省みない遊びに走るのかなぁ……と眺めつつ、面白そうと思ったら一直線な危険予測がまだ出来ない子どもだからだよね、と一人で結論を出してしまったウサギです。

　何と言いますか、犬助とチュー助を観察していると以前にも書きましたが犬助の方が慎重派だと感じます。
　逆にチュー助の方が怖いもの知らずで、無謀と言うか、心配になるようなことを平気でしようとします。

　例えばオモチャ箱をひっくり返して、わざわざオモチャだらけな不安定な場所を歩いたり。

　例えば椅子に座ってオモチャ箱の方へと足を伸ばして引き寄せて、椅子とオモチャ箱の間の橋になって尻餅をついたり。

　例えば不安定な布団の上にダイブして、畳の上にゴロンと落ちたり。

　例えばオモチャが一杯のオモチャ箱に無理矢理座って、バランスを崩してひっくり返りそうになったり。

　例えばテーブルの下に潜り込んで、犬助と追いかけっこが始まって興奮して立って頭を打ったり。

　例を上げ始めると切がありません。
　今よりも小さい頃からチュー助は、犬助が出来ることは自分も同じことが出来ると思っていそうな節がありました。
　しかし、幼い頃の１歳2歳の差は体格的にも、運動能力的にも大きいものです。

　終いには夜の寝る準備をしている間に重ねた布団の上で立って巫山戯てバランスを崩してゴロンとひっくり返って……。
　ゴロンとひっくり返った先にピンポイントで柱の角があって頭をぶつけるという結末……。

　たんこぶを作ってキャンキャン泣いたかと思えば、たんこぶを冷やしていた保冷剤で遊び始めるチュー助。
　たんこぶを冷やす目的の保冷剤がオモチャとなって、回収しようとすると「チューくんのっ！」とギャンギャン泣き出す始末。

　たんこぶの痛みよりも保冷剤が欲しいのか……と黄昏れてしまいそうになります。
　幼い子どもに危険予測をした上で行動しなさい、と叱ってもしょうがありませんが、チュー助にはもう少し大人しくなって欲しいなぁと切に願います。