徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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197、お風呂の罠

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 お風呂に入るタイミングで色々有って、チュー助に裏切られた感じで「まじか……」となったウサギです。

 お風呂…………それは犬助やチュー助との駆け引きの時間です。
 最近はさけるチーズでは靡かなくなってきた犬助とチュー助。
 さけるチーズの魔力ではお腹が一杯にならないということが犬助にバレたことが一つの敗因だと思います。
 もう一つの敗因としては、チュー助の自己主張が始まったことでしょう。

 お風呂に入ろうとするたびに「にーにがしゃき!」と自己主張をするようになったチュー助。
 自己主張することは良いことですが、以前も書きましたように片方を残してお風呂に入る訳には行きません。

 しかし、昨日はたまたま実家の母がお風呂タイムな夕方に我が家を訪れていました。
 そのため、時間があるという母に入浴を拒否するチュー助を託し、腹ペコ魔神な犬助を夕飯のおかずのミニハンバーグで誘ってお風呂に入りました。

 一人で二人の世話をする普段よりも犬助一人で済む分は正直楽です。
 ぶっちゃけチュー助は仕事から帰宅したクマ太郎にお願いすればいいかなぁくらいの軽い気持ちだったことは確かです。

 ですが……乙女心と秋の空なんて言いますが、乙女心や秋の空よりも変わりやすいのが子どもの心。

 犬助がお風呂から上がり、私も服を着てリビングへと戻り、母へありがとうと言おうとしたその瞬間。
 ダーッと洗面所の扉の前まで走ったチュー助。
 洗面所の扉を締めに行ったのかと思ったら、浴室に繋がるドアを叩き始めます。
 
 そのチュー助の姿に嫌な予感が心を掠めました……。

 母がチュー助にどうしたの?と尋ねれば、チュー助は浴室の中を指さして泣きそうな顔で「チューくんも!」と……。

 「嘘だろ……!噓だと言ってよ、チュー助……」と私と母の心は一つになった気がします……。
 パパと後で入ろうよ、と説得を試みましたが、イヤ!の一点張りなチュー助。
 終いには泣き出したので、もうお風呂に入れるしか無いという状況に追い込まれた私。
 
 もうこの状況になったらどうしようもないですよね……。
 潔く諦めて本日2度目のお風呂に入ることとなりました。

 にーにがしゃき!と主張するのは良いです。
 しかし、出来ればお風呂上がりに服を着る前に「本当にママと入らないでいいね?」と確認した時に「はいるー!」と言って欲しい今日此の頃でした。
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