徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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196、パンツの名前、それは大騒ぎの原因になります

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 保育園でパンツの名前で十五分以上ギャン泣きして、パンツを投げた犬助の大騒ぎにあちゃー……となったウサギです。

 すべての始まりはパンツの名前でした……。

 新しく購入したウルトラマンのパンツ。
 その新しいパンツを一度も自宅で履くことなく、保育園へ持たせたことも失敗だったのでしょうか……?
 それとも、パンツのタグが小さくて名字だけを平仮名で記入したことが間違いだったのかもしれません。
 いえ……そもそも全てが原因だったのかもしれません。

 新しいパンツを保育園へと持って行った犬助。
 登園カバンに入っているお洋服やパンツを自分の引き出しになおそうとした時に事件は起こったそうです。

 登園カバンの中に入っていたパンツを自分のじゃない!と騒ぎ出した犬助。
 しかし、パンツには犬助の名字がしっかりと記入されています。
 パンツのサイズも犬助に合ったサイズです。
 その2点のことから先生達は犬助へ「これは犬助くんのパンツだよ」と伝えてくれました。
 
 しかし……犬助は全く納得しません……。
 絶対にこのパンツは自分のではない!チューくんのだ!と主張します。
 
 何故そこまで犬助が自分のものではないと主張するのか?
 それは記入されている名前を見て、絶対に自分のではないと思ったみたいです。

 何でそんな風に犬助が思ってしまったのか?
 それは平仮名で名字を書いたことが敗因だったと思います。
 犬助は基本的に平仮名は自分の名前しか読めません。
 今回のパンツには犬助の読めない名字しか記入されていませんでした。
 そのため、犬助には名字イコール自分の名前という前提条件が有りませんでした。

 そこから犬助は考えたのだと思います。
 パンツに書いてある名前が自分の名前ではないことはたしか。
 自分の名前の文字数とも違う。
 この文字数はチュー助の名前と一緒だ!
 だから、あんまり見たこともないし、このパンツはチューくんのだ!

 ……みたいな思考回路を辿ったのではないかな?と。
 犬助なりに一生懸命に考えて導き出した答えだということは十分にわかります。
 しかし、犬助の子ども特有の思い込んだら一直線な大騒ぎは先生達にの多大なご負担をお掛けしただろうなぁ、と申し訳なくて……。
 お迎えの時に教えて下さった先生も苦笑されていたので、今後は自宅で一度は履いたことのあるパンツを持参しようと思った出来事でした。
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