徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

１９２、チューくんがさき！にーにがしゃき！

　仕事から帰宅後に犬助とチュー助をお風呂に入れようとすると、お互いを先に！と指を差し合って収拾がつかなくなるウサギです。

　チュー助の自我の発達、犬助のちょっぴり狡い思考回路の発達に伴い、色々な場面でそれぞれの意見を主張するようになりました。

　お風呂に入るよと声をかけると、犬助は「チューくんがさき！」と言います。

　しかし、チュー助は「にーに！にーに！しゃき！」と言います。

　御互いに何故に一番を固辞するのか……。

　それは単に相手を先に行かせて、その間にテレビを見たり、オモチャで遊びたいと企んでいるからに他なりません。
　別にお互いに先に行くように主張するのは構わないのですけれど、片方を残して入浴する訳には行きません。

　それを犬助とチュー助へと説明しても梨の礫。

　犬助とチュー助２人を一緒にお風呂に入れたいのに、なかなか入れないジレンマと過ぎ去っていく時間。
　最後は仕事の疲れも相まって「あぁぁっっ！もうっっ！！」と叫びたくなる私の出来上がり。
　何とも言えない、どうしようもない、行く場の無い苛立ちを抱えて爆発寸前になることもしばしば。

　これも育児の醍醐味よハート、なんて育児の苦労も知らない誰かに言われた日には据わった目で言い返してしまうかもしれません。
　
　それでも２人を誤魔化して説得して頑張れる日もあれば、力尽きてしまってクマ太郎が帰ってくるのを待つかの二択です。

　育児って本当に自分の思い通りにもならず、予定通りのタイムスケジュールにもならなくて、地団駄を踏む毎日。
　いつかは報われる日が来るのかなぁ……と現実逃避をしながらも、犬助とチュー助に振り回されている私だったりします。