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182、指輪

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 日差しの暑さの影響でプランターに植えていたサルビアや手間なし菊が枯れ果ててしまい、とても悲しいウサギです。

 今年はとても暑い日差しが降り注いでいますね。
 我が家のプランターを置けるくらいのスペースが外にある窓は南側です。
 そのため南側の窓からはサンサンと言うには生温い、ギンギンギラギラとした太陽光がこれでもかと降り注ぎます。
 その光だけでもすごく暑いです。
 そんな日差しが降り注ぐプランター。
 その暑い日差しは夏の暑さに強い!と書いていたので購入したサルビアすらも枯らしてしまいました。
 ……毎日水をやっていても足りなかったのでしょう。
 自分が子どもの頃は夏真っ盛りでも、ここまで日差しが痛くなかった気がします。
 これも地球温暖化の影響というやつでしょうか?
 取り敢えずはもっと夏の暑さに強い花を来年は育てたいなぁと思っている私です。

 さてさて、これは私とクマ太郎の結婚前のお話です。

 ぶっちゃけ私とクマ太郎。
 出会って、お付き合いを開始後、同棲等はせずに10ヶ月くらいでゴールイン!しました。

 結婚は勢いと言いますが、マジでソレだなと過去を振り返れば思う今日此の頃。
 まあそんな私とクマ太郎ですが、御互いにお金持ちの実家を持っているとか、貯金がたんまり有ったとかは全くありません。
 正直な話、クマ太郎と付き合い始めて1ヶ月も経たずに前の職場のブラック上司と価値観の違いから大喧嘩し、退職した私。
 速攻で今の職場へと退職して1ヶ月経つか経たないかで就職しました。

 今思えば破茶滅茶な時期だったと思いますが、あの時辞めてなかったら今のように子ども達を中心に生活することは出来なかったので英断だったと思います。
 私自身が勝手に思っていることですが、あの職場を辞めていなかったら犬助とチュー助を妊娠出来ていなかった気もします。
 そういう意味でも、私の判断は英断だったと思ってしまいます。

 そんな破茶滅茶な私と結婚したクマ太郎。
 
 私個人は生まれ育った環境も相まって、結婚という関係に夢も希望も見ちゃいませんでした。
 そんな私への婚約指輪と結婚指輪をケジメとしてちゃんと用意したいと言ってくれたクマ太郎。
 指輪なんて職業柄、指輪を日常的にしないから何十万もするのは勿体ない、一万円くらいで良いと思うのとクマ太郎へ告げた私。
 それでもクマ太郎は、1円単位で節約して、決してハイブランドや物凄く高価ではありませんが、本当にちゃんとした指輪を準備してくれました。
 
 世の中の女性の中にはクマ太郎が準備してくれた指輪を安いという人もいるかもしれません。

 ですけれど、嬉しそうに愛しそうに私の指に指輪を嵌めてくれたクマ太郎の気持ちが、とても嬉しくて。
 結婚にも、男性にも夢なんて抱いていませんでしたが、クマ太郎と出会えて本当に幸せだと思いました。

 そろそろ結婚七年目となりますが、相変わらず記念日の時に嬉しそうに箱から指輪を取り出してくるクマ太郎が可愛いなぁと思います。

 もしもこの文章をクマ太郎が読んだらどんな顔をするでしょう?
 顔を真赤にして照れるか、それとも泣いちゃうかもしれません。
 
 ぶっちゃけすみません、またしても惚気話です。
 最近、体調が優れない私の代わりに普段の洗濯物などだけでなく、食事の準備や片付けを子守をしながらしてくれるクマ太郎に心から感謝しています。
 そんなクマ太郎を見ていたら惚気けたくなってしまいました。

 ちなみに、オチでは有りませんが、私の婚約指輪と結婚指輪を見た当時は御年八十後半の祖母。
 手にとって見るだけかと思ったら、嬉しそうに自分の指に嵌めてニヨニヨしている姿に笑ってしまった一幕が有りました。
 何と言いますか、御年八十後半の祖母の方が乙女心を持っている気がした瞬間でした。


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