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178、プロの技
しおりを挟むたまたま私とクマ太郎の二人で保育園へとお迎えに行くと、調度オムツを変えていたチュー助がプリンっと可愛いお尻を壁に擦り付けたり、ヒップアタックをしていてガックリと来たウサギです。
2歳児様チュー助のお尻がプリンっと可愛い桃尻なのは十分に承知しています。
思わずムニムニと触りたくなるような触り心地抜群なお尻だということも知っています。
でも……でもですね!
わざわざ保育園の教室で壁にプリプリとお尻を擦り付けたり、ポヨンっポヨンっとヒップアタックしなくても良いと思うのです!
いえ、可愛いですよ?
悪戯な笑顔を浮かべながらプリプリした桃尻を披露するチュー助も可愛いとは認めます。
しかし、公衆衛生の観点や清潔的な意味では一発アウトのレッドカードでしょう!
おそらく先生が新しいオムツを廊下にある引き出しから持ってくるように言ったのでしょう。
チュー助の視線がこっちを向いて、廊下で頭を抱えている私へと気が付いたみたいです。
可愛いパオーンもそのままに、笑顔で走り寄ってくるチュー助。
私へと辿り着くまでもう少し、という所で先生に捕獲されました。
流石にパオーンとお尻を丸出しの状態で保護者へと引き渡すことは出来ません。
私と先生がオムツを取るように促しても、先生の足元をチョロチョロするチュー助。
終いには先生の足にお尻を擦り付け始める始末です。
流石に先生へ申し訳なくてチュー助を叱って謝ろうと視線を先生へと向けた私。
……何と言いますか、流石はプロですね。
チュー助にお尻をスリスリされても全く動じること無く、淡々とした声音でオムツとズボンを履くように促すのです。
私とクマ太郎が反応する前に教室の中へとチュー助を誘導し、シュパッとオムツとズボンを履かせました。
そして、何事もなかったように私とクマ太郎へチュー助を引き渡し、笑顔でバイバイという先生。
その姿に、一日に何十人も子ども達を見守り、世話をして下さるプロの技を垣間見た気がしました。
クマ太郎と二人ですごいと感心した出来事でした。
ちなみに、チュー助にはしっかりとお尻を壁や先生に擦り付けないようにお話し合いをさせて頂きました。
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