上 下
170 / 664

169、牛乳戦争

しおりを挟む

 布団とドアの僅かな隙間にはまって眠っているチュー助を発見して、身体が痛くならないのかなぁと思ったウサギです。

 私の起床時には布団の上でスヤスヤ眠っていたチュー助。
 子ども達の様子を時々伺いながらお弁当と夕飯の用意をしていた私。
 そろそろ子ども達を起こす時間だなぁと寝室へと行くと、チュー助が布団とドアの隙間にはまって眠っていました。
 見事に隙間にはまっているので、姿勢で例えると直立不動な体制で真っ直ぐにはまっています。
 少し前までは普通に布団の上で眠っていたのに、ちょっとの時間の間で動き回るチュー助の寝相。
 朝からちょっと笑ってしまった私です。

 はてさて、我が家ではただいま牛乳戦争が勃発中です。
 事情が分からなければ「はあ?」と言った感想を抱くと思います。

 牛乳戦争……。

 それは我が家での牛乳の消費量を抑えたい私とクマ太郎VS牛乳大好きっ子犬助とチュー助の仁義なき戦いです。

 「えー?牛乳くらい好きに飲ませてあげれば良いじゃない?」という方々もいると思います。
 しかし、我が家での牛乳の消費量はぶっちゃけ馬鹿になりません。

 私自身が身長の低かった母の嫁姑戦争の意地もあり、三食牛乳を飲ませて貰って育ちました。
 その影響もあり、特に疑問を持つこともなく犬助とチュー助へも牛乳を飲ませていました。
 そうしますと、私自身もそうでしたがお茶を飲まなくなるという結末に達してしまいました。
 そりゃあジュースばかりを飲むよりはマシかもしれませんが、身体のためにはお茶も飲んだ方が良いよね?とクマ太郎がまず疑問を持ちました。
 クマ太郎の疑問に確かにそうだ!と私もありゃま!?となりました。
 
 生まれ育った環境って不思議ですね。
 自分が牛乳ばかりを飲んで育ったので何の疑問も抱いていなかったのですから。

 保育園がある日ならば兎も角、休みの日ともなれば普通に1リットル牛乳パックを3本くらいは消費していました。
 普段の日でも1本~多くて2本は消費していた我が家。
 最近は牛乳も値上げとなり、1本二百円超えも珍しくは有りません。
 そうなりますと単純計算で二百円✕2本✕三十日。
 牛乳だけで1か月で1万2000円以上の出費となります。

 ……本当に塵も積もれば山となるって感じの1か月の牛乳代。

 それを何とかしたいとルールを設けることにしました。

 一つ!牛乳は食事の時は普通に飲んでOK!

 二つ!食事以外の時は基本的にお茶!

 三つ!どうしても牛乳が飲みたいならばお茶をコップ一杯飲めば牛乳もコップ一杯注ぐ!

 ……苦肉の策です。
 本当は食事以外のときは飲ませないにしたかったのですが、犬助の抵抗がヤバくてヤバくて……。
 まあ、今まで普通に飲めていた牛乳をいきなり取り上げるとなれば、4歳とはいえ子ども心に抵抗心も湧くのかもしれません。

 犬助が違いがわかる4歳児様で無ければ、普通の牛乳より安い低脂肪乳を導入するという手も使えるのですが……。
 ……本当に人生とはままなりませんね。

 ですが、牛乳のお陰なのかは分かりませんが、犬助もチュー助も同じ年頃の子の中では身長も高い方なのです。
 飲ませ過ぎはよくありませんが、毎日コップ一杯は牛乳を飲む習慣を歳を重ねても続けてくれると良いなぁと勝手に思っています。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ボケ防止に漫画投稿初めてみた!

三森まり
エッセイ・ノンフィクション
子供に手がかからなくなったし使える時間めっちゃ多くなったのでボケ防止に何かはじめようかなぁ そうだ!(・∀・)「指を動かす 頭を使う 家にいても出来る!!」という事で インターネットエクスプローラーのTOPページで宣伝してる この「アルファポリス」とやらをやってみよう! という事で投稿初めてみました へいへい 漫画描くの楽しいよ! と そんなエッセイと 私のアルポリ(どんな約し方がスタンダートなのか知ってる方教えてください)での成果?を綴る予定です(・∀・)b

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...