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150、朝の準備の時間は魔物が住んでいます
しおりを挟む犬助が朝から牛乳をドバっとこぼして「ア゛アァァッ?!」と大パニックに陥ったウサギです。
朝食を食べ終わってお着替えをして、準備ができたら保育園とお仕事へレッラゴー!
そう……順調に準備は進んでいたはずでした……。
しかし、ちょっと気を抜いた瞬間に犬助がやってくれました。
お着替えが済んでテーブルの近くでソワソワしていた犬助。
ソワソワ、ウロウロしてテーブルの上の何かを触ろうとした瞬間。
犬助が飲み残して置いていた牛乳のコップを倒してしまったのです。
バシャアっと盛大にこぼれた牛乳は側に有った書きかけのチュー助の連絡帳と床を濡らしてしまいました。
牛乳が盛大にこぼれ、連絡帳まで濡れたことに気が付いた私とクマ太郎の「ア゛アァァッ?!」という悲鳴が響き渡りました。
ワザとじゃないとは分かっているんです。
分かってはいるんですけど、思わず「犬助!」と大きな声で名前を呼んでしまった私……。
決して激しくは叱ったりしていませんが、朝の気忙しい時間だったこともあるというのは言い訳かもしれません。
……間違いも犯す血の通った生身の人間なので、まだまだ精神修行が足りないのだと思います。
何が起きても「あらあら、犬助ちゃん?怪我はないかしら?」と動じないような精神を持ちたいものです。
…………最も、そんなに精神的、肉体的、経済的に余裕のある人間って極々一握りな気がしますけれども。
朝の準備の時間とは色々と予想外のことが起こりますね。
そんな予想外のことが起こったとしても優しく対応できるように、早めに犬助とチュー助を起こすように心掛けたいものです。
まあ、私達の思い通りになることの方が少ないですけれども。
それでも、少しでも子ども達へ余裕を持って接することが出来ると良いなあと思っています。
今日も何とか仕事に間に合いましたし、濡れた連絡帳も一応無事だったので良かったと思う私です。
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