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94、終わり良ければ全て良し!

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 ゴールデンウィークの疲労、休み明けの仕事の忙しさによる疲労が蓄積しているウサギです。

 近頃は体力が少なくなったなぁと歳を感じるようになりました。
 何と言いますか、妊娠・出産の前後で体質も変化して、風邪をひいたり、疲れやすくなった気がします。
 加えて、年甲斐もなく全力で子ども達と遊んだりする影響もあるかもしれません。
 身体の老化はあまり歓迎できることでは有りませんが、その代わりに子ども達が元気にすくすくと成長しているのは喜ばしいことだと思います。
 しかし、身体の不調に合わせて目眩がしたり、腰が痛くなるのはなんとかならないかなぁと思ってしまう私です。

 ゴールデンウィーク中の話ですが、クマ太郎は結局土日しかお休みが有りませんでした。
 しかも、土日は天気が悪かったので公園へ行くことも出来ませんでした。

 でも、折角のゴールデンウィークに家族で何もしないというのも寂しいものです。
 家の中で出来る何かがないかなぁと考えたりもしました。
 そして結論として、少し離れた場所にあるトリックアート展へ言ってみようかと言う話になりました。
 その時点ですでに正午を過ぎていましたが、思い立ったが吉日と言うことで強行軍を開始。

 雨がそこそこ強く降る中、車を走らせること一時間と少し。

 スマフォの経路案内を頼りにやっと辿り着いたトリックアート展。

 恐竜、キリンやカバなど子どもの好きそうな絵もあると写真は有りませんが、説明文がネットにありました。
 クマ太郎と二人でチュー助はまだ早いかもしれないけれど、犬助は動物が好きだから喜んでくれるかもとワクワクしていました。

 結果…………惨敗でした。
 私とクマ太郎は微笑ましいと予想していたカバの絵と犬助の腹ペコに負けました。
 
 腹ペコなのはしょうがないことです。
 何故ならば、調子が良いときは朝からご飯を3杯食べる犬助ですから。
 
 でも、カバの絵には脳内で崩れ落ちました。
 なぜに、子どもを食べようとしているカバなんでしょう?
 カバって子どもを食べる生き物だったでしょうか……?
 だってカバですよ?ヒポポタマスですよ?
 人喰いワニならぬ、人喰いカバですよ?

 壁いっぱいに描かれた大きな口を開けて、喉の奥へと飲み込まれそうな子どもが助けを求めて手を伸ばしているトリックアート……。

 「こわい!」という犬助の感性は間違ってないと思いました。
 確かに、小さい子どもにはあのカバの絵は怖かったかもしれません……。

 怖いカバの絵という予想外の刺客に刺された気分になった私とクマ太郎。

 しかし、その後に犬助とチュー助は生まれて初めてのファミリーレストランデビューを果たしました。

 ドリンクバーに興奮し、メニューのお子様ランチにソワソワする犬助。

 分からないなりに「あいしゅー!あいしゅー!」とテンションMAXなチュー助。

 トリックアート展は失敗しましたが、ファミレスをとても楽しんでいた犬助とチュー助。

 私とクマ太郎も予定外のファミレスで、テンションの高い子ども達を嗜めるのは大変でした。
 しかし、子ども達がとても喜んでくれたことにニッコリです。

 突発的なお出掛けでしたが、最後は怪我の功名と言いますか、終わり良ければ全て良し!と言うことで纏まった今年のゴールデンウィークでした。

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