徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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75、ぱぱぱぱんつ

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 朝から納豆ご飯を犬助とチュー助がお変わりする姿に、将来の食費が不安になったウサギです。

 犬助とチュー助のために朝食に納豆ご飯を準備しました。
 寝起き一番のはずなのに犬助もチュー助も、モグモグと食べていきます。
 テレビドラマに出てくるような豪華で小洒落たブレックファスト?と言う感じでは有りませんが、クマ太郎も子ども達も普通に食べてくれます。
 ……と言いますか、犬助とチュー助はモリモリ食べ過ぎな気がします。
 お茶碗に普段食べる量よりも少し多めに注いだご飯をぺろりと食べてしまいます。
 時には「おかわり!」と二杯目を希望します。
 そんな子ども達の姿に、5歳にもならない状況でこんなにも食べるならば大きくなったらどのくらい食べるのだろう……?と戦々恐々です。
 男の子の食欲ってヤバイな、と思い、将来の食費を今から貯めとこうと考える私です。

 珍しく自分で目が醒めたと思ったら、布団の上で一言。

「オムツ、もれてるよ」

 その言葉が聞こえた瞬間に、私とクマ太郎はシュパパパッと行動を開始しました。
 
 私が犬助を布団の上から移動させて濡れたパジャマを脱がして着替えさせます。

 クマ太郎が濡れたシーツを剥ぎ取り、洗濯機を回す準備と天気予報を確認します。

 そして、濡れたパジャマも洗濯機に放り込んで洗濯機のスイッチを、オン!

 まあ……もう慣れですよね。
 最近はオムツが漏れたとなっても、いつもの事だよね、と慌てなくなってきました。

 そんなオムツ漏れをいつもの日常……と言うのもちょっぴり嫌ですが、そんないつもと変わらない朝。
 ちょっとだけ違うとすれば、犬助が唐突に言った言葉でしょうか?

 犬助、曰く。

「あのね、ぱぱぱぱんつを読まないで。
 ぱぱぱぱんつを読むと、ぱぱぱぱんつが遠くへ行っちゃうの。」

「おしり探偵も読むとおならがたくさん出るから気をつけて」

 この犬助の言葉を聞いて、思わず笑ってしまいました。
 犬助が栗バーバから貰った絵本。
 その中に「ぱぱぱぱんつ」と言う絵本があります。
 ざっくりと言えば、オムツからパンツへとなった男の子がパンツが嬉しくて踊って、パンツで眠ったらオネショをしたよという感じの内容です。

 前日の夜に「ぱぱぱぱんつ」の絵本を読んだので、頭の中で結びついたのでしょうね。
 でも、子どもの発想って本当に可愛いなぁと微笑ましくて、朝から笑顔になった一日でした。

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