徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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68、足つかまえた

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 雨が降っていると働きたくないでごじゃるスイッチがウズウズするウサギです。

 雨が降っていると外出するのが億劫になります。
 冬の寒さがないだけまだマシだとは思うのですが、出来るだけ家から出たくない心境で一杯になります。
 だからと言って、「雨が降っているから」なんて阿呆な理由で仕事を休むなんて出来ません。
 ドンヨリとした気持ちで出発する私とは裏腹に、犬助とチュー助はご機嫌に長靴と傘を準備します。
 嬉しそうな二人の姿に少しだけ気分も浮上して、ドアを開けた瞬間に急下降する私です。

「足つかまえた!足つかまえた!」

 このセリフを私の足へコアラのように抱きついて、悪戯小僧みたいな輝く可愛らしい笑顔を浮かべた犬助が言います。
 反対の足へ同じように抱きついたチュー助がキラキラとした可愛いぱっちりお目々で見上げながらニコニコと満面の笑顔を浮かべています。
 そんな素敵で可愛過ぎる二人の笑顔に私はノックダウン寸前です。
 ちなみに、足を塞がれた私の体幹はバランスが崩壊寸前です。

 さてさて、この一連の流れを読んだ方は黄色いバナナのようなキャラクターを思い浮かべて居るのではないでしょうか?

 そう!
 それはみんな大好きミニオンのシリーズ。
 その中で第一作目の月泥棒と言うタイトルの映画があります。
 その映画を見たことがある人は一定数いるんじゃないでしょうか?

 そんな映画のストーリーの中に登場する三姉妹。
 三姉妹の中で一番小さい女の子でアグネスという子がいます。
 そのアグネスがグルーへとしていた「足つかまえた」のリアル、犬助&チュー助バージョンです。

 クマ太郎でさえもバランスを崩す、犬助とチュー助による「足つかまえた」。
 両足にそれぞれ22Kgと14Kgの重しはマジでヤバいです。
 しかも、チュー助の方は興奮すると噛んでくるので余計にたちが悪いという……。
 ですが、楽しそうにキャラキャラと笑って私を見上げてくるその満面の輝く笑顔は、もの凄く可愛くて可愛くて…………。
 重いけれども可愛い我が家の困ったさん達です。

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