上 下
41 / 620

41、ひと繋がりのワンピース

しおりを挟む

 じゃが芋の種芋を植えて、草むしりまでしたので明日の筋肉痛が心配なウサギです。

 春ジャガって美味しいですよね。
 じゃがバターも良いですが、表面をカリッと焼いて青のりと塩をまぶして食べるのも好きです。
 食費の節約と美味しいじゃが芋の収穫を目指して、クマ太郎と一緒に種芋を埋めてみました。
 私達が種芋を埋める前に、ちょうど通りかかったのかお爺さんに草むしりをしっかりとやらないといかん、とアドバイスを頂きました。 
 そのため、急遽クマ太郎と二人で借りている畑の草を毟りまくりました。
 そんな私達の姿にお爺さんは満足したように頷いて、選挙の立候補者を紹介する紙を置いて立ち去って行きました。
 その立ち去る背中を見詰める私達。
 その背中が十分に遠のいたので、私はクマ太郎へと「あのお爺さん誰だろ?」と問いかけ、「知らないよ」と返されるのでした。
 たぶん応援する選挙の立候補者のチラシを配っている近所の人だったのかな、と思う私達でした。
 
 最近の我が家のお転婆ボーイズの困った癖?の話です。

 普通に掃除機をかけたり、家の中を移動する私の背後に忍び寄る小さな2つの影。
 存在感を全く隠しきれていないその二人。
 ジワリ、ジワリと近寄る2つの影が放つ、みなぎるやる気が頂点に達したその瞬間!

 来るっ!と私が衝撃に備えると同時に下半身に感じる衝撃!!
 そして同時に感じるスカートの中のスースー感。

 キャラキャラ、と笑いながら犬助とチュー助が我先にと私のスカートの中へと入り込んでくるじゃ有りませんか。
 競い合うように二人が頭を突っ込むお陰で、数年前に購入したマタニティのワンピースのスカート部分は伸び縮みを繰り返します。
 あんまりにもしつこく長時間繰り返すときは、コラーっ!と怒りキャー!と逃げていく犬助とチュー助。
 全くもう!とため息を付く私。
 それがほぼ毎日なので、ズボンの方がいいのかなぁと、考えてしまいます。
 
 ですが、家にいる時はズボンよりもワンピースの方が楽に感じてしまいます。
 ズボンの方がいいという方もいるかもしれませんが、個人的に私はワンピースの方が楽に感じます。
 それは着替える時も上からストンと被るだけで終わりますし、トイレに行った時もクルッとめくってストンと下ろすだけで済むからです。
 服を着替える時に子ども達が私の足にしがみつくことがあるのでズボンよりもワンピースが楽です。
 ズボンだと足から離れてもらうように説得からスタート、ゴールする頃には体力が黄色になることもあります。

 犬助とチュー助を一人で見ている時はトイレに行った短時間の間にママどこー?と子どもが探す時が有ります。
 そのため、すぐにトイレから出たいですし、子どもから目を離す時間は最低限にしたいと思うとワンピースが私にとって最短距離となります。

 数年前に西松屋の割引商品の中から購入したマタニティの戦友ワンピース……。
 ワンピースの中に潜り込まれるのは厄介な面は有りますが、私が育児していく上で欠かせないアイテムの一つです。
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

アルファポリス投稿インセンティブを確定申告

克全
エッセイ・ノンフィクション
小説で得た収入を確定申告をした話を書いていきます。

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

50歳の独り言

たくやす
エッセイ・ノンフィクション
自己啓発とか自分への言い聞かせ自分の感想思った事を書いてる。 専門家や医学的な事でなく経験と思った事を書いてみる。

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

私の執筆履歴

緋村燐
エッセイ・ノンフィクション
2023年コンテスト受賞。 2024年8月初書籍『うた×バト1』発売。 長年の夢が達成できたので、それまでの執筆履歴をちょっとかたってみたいと思います。

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

処理中です...