徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

３２、全力全開、腕白にゴー！

　カーペットに広がるリンゴジュースの海を発見して間髪入れずに手元のタオルを投げたウサギです。

　テレビを見ながら、遊びながらと気が付かないうちにカーペットの上へと飲み物を持って行っているチュー助と犬助。
　我が家ではお菓子やジュースをこぼすという万が一の場合に備えて防水タイプのカーペットも敷いています。
　しかし、子どもというのは不思議なもので、何故かわざわざ防水タイプのカーペットを敷いていない場所をピンポイントで狙ってきます。
　水やお茶ならまだしも、ジュースをこぼされるとベタベタして悲しくなります。
　ですが、チュー助の両手という海賊船が縦横無尽に出航する前に拭けて良かったと思う私です。

　以前にも書いたことがありますが、我が家の２歳児様であるチュー助はお兄ちゃんが大好きです。
　ただ、最近は少しだけその大好きアピールが激しくなってきました。
　チュー助の身体能力がどんどん向上することに伴い、その行動力が増大したことが原因だと思います。
　昨夜の話ですが、犬助とチュー助の就寝前の準備が全て終わって、あとは私が最終チェックの戸締まりなどをする時間帯。
　クマ太郎が犬助とチュー助を見守っていましたら、犬助に対してチュー助が抱き付き始めました。
　
　何がチュー助を駆り立てたかはわかりません。
　しかし、チュー助に抱き付かれて身動きが取れないことが嫌なのか、犬助はキャーキャー悲鳴を上げて逃げ始めました。
　そんな犬助の背中をキャラキャラと笑顔を全開で追いかけるチュー助。
　文章だけならば微笑ましい兄弟の触れ合いのように感じますが、現実では犬助はだいぶ本気で逃げていました。

　半泣きになりながら逃げ惑う犬助と、大好きなお兄ちゃんに遊んでもらっていると思っているチュー助の追いかけっこ。
　
　クマ太郎が止めるまでの短時間。
　二人は正反対の表情で追いかけっこを続けていました。

　男の子の二人兄弟だと周囲に言うと、高い確率で下の子の方が腕白で大変でしょう？と言われます。
　確かに、犬助の方がチュー助へ手加減をしてあげるため、全力全開で体当たりをしてくるチュー助の方が腕白に見えるなぁとしみじみと感じる今日此の頃です。