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47.幼い頃からずっと(※sideレイモンド)
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「……はっ?!あ、兄が……?!本当に?」
口づけを交わしながらドレスの裾から手を入れ、足に触れた途端、我に返ったグレースに「何をするのよ変態!!」と頬をはたかれた俺は、ようやく正気を取り戻して彼女の話を聞いた。これ以上変な気を起こさないようにと、ベッドから降りてソファーに座る。
「そうなの!ケイン様ね、ご自分が開発したバオナルウイルスの特効薬のレシピを、隣国に渡してしまわれたの。そしてそれを交換条件として、ライオネル殿下は私との結婚を取り止めてくださったらしくて……。ケイン様にお礼を言わなくちゃ。今はどちらにいらっしゃるの?出国までに向こうではもう会えなくて」
「……いや、こっちにも帰ってきてない……。まだロゼルアの研究室にいるのかもしれないな」
そう返事をしながらも、俺は唖然としていた。あの兄が……?いつも誰にも興味を示さず研究ばかりして、たまに不気味にくふくふ笑いながら俺のことを揶揄ってくる、あの兄が……、俺たちのために……?
ベッドの上でグレースを抱きしめた時のようなたまらない高揚感がまた俺の心を満たし、思わず涙ぐみそうになる。兄さん……、感謝してもしきれない。
「……そうなの……。早くお会いしたいわ」
「……ああ」
俺もだ。まさか兄が、こんな形で俺の人生を救ってくれるなんて。
「……私ね、この数週間、苦しくて苦しくてたまらなかったの」
俺の隣に腰かけていたグレースが、ふいにそんなことを言い出す。
「後悔したわ。あなたを好きだという自分の気持ちに蓋をして、見ないふりをしてきたことに。きちんと伝えていればよかったって。もう一生、二人で言葉を交わすこともないのかもしれないと思うと……寂しくて悲しくて、たまらなかった」
「……グレース……」
そんなことを言われると、愛おしさにこっちがたまらなくなる。俺は彼女の滑らかな頬にそっと手を触れた。グレースはその俺の手に自分の両手をそっと重ねてくる。
「だから、もうこれからは絶対に自分の気持ちに嘘はつかないわ。……あなたが大好きよ、レイ。……ずっと、私のそばにいてね」
「……っ、」
かっ……、可愛すぎる……っ!!
夢じゃないよな?!幸せすぎる!!
俺を見つめながら、この上なく嬉しいことを言ってくれるグレースの愛らしさに心の中でのたうち回りながら、身悶えする。その昂りを必死で抑えつけながら、俺はできる限り静かな声で答えた。
「……もちろんだ。離せと言われても、もう決して手放さないぞ。俺の方こそ、ずっとお前のことが好きだったんだからな」
そう言ってそっとグレースを抱きしめると、彼女は俺の腕の中でクスクスと可愛らしく笑った。
「ふふふ……。それ、全然気付かなかったわ。不思議な人ね、あなたも。どちらかというと、私のことは嫌いなんだとずっと思っていたのよ」
「……素直じゃなかったからな。そこがそもそもの間違いの元だった。ごめん。本当は初対面の時から、お前に惚れてた」
「……ほ、本当に?」
「ああ。ついでに言うなら、俺たちの婚約も、俺から父に頼み込んで決めてもらったんだ。当時俺には他にも候補者がいたようだったが、意を決して言ったんだ。グレース・エイヴリー侯爵令嬢と結婚させて下さい、ってな」
「……っ!!そっ、……そう、だったの……っ?」
動揺しているグレースが、可愛くてたまらない。声が上擦っている。喜んでくれているのか。
……だが……、どうしても、言葉で確かめておきたいことがある。
「……お前の方は、もういいのか?……オリバー殿下のことは」
「……え?」
「もう、完全に吹っ切れているってことでいいんだよな?」
「……。……何が?」
俺の胸に埋めていた顔を上げて、グレースが不思議そうな顔で俺を見上げる。
「いや、だから、お前昔からずっと好きだっただろう。オリバー殿下のことを。その気持ちにはもう踏ん切りをつけたのかって、一応確認してるんだ」
「……えぇ?何?それ。私オリバー殿下のことを好きだったことなんて一度もないわよ」
「……はっ??」
眉をひそめて小首をかしげるグレースの様子に、こっちが混乱する。
「だ、だって、お前……っ!昔言ったじゃないか、ほら、たしか6歳頃だよ。茶会で……っ」
「?……何を?」
「オリバー殿下が大好きだって!大きくなったらオリバー殿下と結婚するって、お前そうはっきりと言ったじゃないか!」
「えぇ?うふふ……、やだぁ、レイったら。そんな子どもの言うことなんて。本気なわけないじゃない。え?私そんなこと言ったんだ。すごい。よく覚えてるわねレイ。ふふ」
「おっ……!!」
覚えてるに決まってるだろうが!!
俺はあの頃からすでにお前のことが本気で好きだったんだぞ!!
ならお前だって本気の恋をしてるんだって、そう考えるのは普通のことだろ?!違ったのかよ!!
むしろあの時のお前のあの言葉が……っ!その後の俺の言動を左右したと言っても過言ではない……。俺の気持ちがグレースの重荷にならないように、鬱陶しく思われないようにと……、こっちは散々気を遣って……!
脳内が爆発しかかっている俺のことなど意に介さず、グレースは俺の肩にちょこんと可愛らしくもたれかかって言った。
「まぁ、オリバー殿下やセレスティア様には幼い頃からずっと憧れというか、尊敬の気持ちは持っていたわ。私はね、あのお二人が好きなのよ。どちらも優秀で心優しくて、素敵なカップルだなぁって。……私もあなたと、ああなりたいな」
(……くっ……!)
かっ……、可愛い……っ!!こんなに可愛らしいことを言われたら、文句を言う気にもなれないじゃないか……っ!
「……きっとあのお二人以上の仲になれるさ。俺のお前への愛は、誰にも負けない。ずっと大切にするよ」
「……嬉しい。……もう今、この世の誰よりも幸せよ、私」
「……っ、」
ああ、神よ。そして兄上よ。
心から感謝します……。
グレースが隣国から戻るやいなや、実家にも寄らず真っ先に俺に会いに来てくれたのだと知り慌ててエイヴリー侯爵家に送り帰すまでのしばらくの間、俺はグレースをしっかりと抱きしめて喜びに浸っていた。
口づけを交わしながらドレスの裾から手を入れ、足に触れた途端、我に返ったグレースに「何をするのよ変態!!」と頬をはたかれた俺は、ようやく正気を取り戻して彼女の話を聞いた。これ以上変な気を起こさないようにと、ベッドから降りてソファーに座る。
「そうなの!ケイン様ね、ご自分が開発したバオナルウイルスの特効薬のレシピを、隣国に渡してしまわれたの。そしてそれを交換条件として、ライオネル殿下は私との結婚を取り止めてくださったらしくて……。ケイン様にお礼を言わなくちゃ。今はどちらにいらっしゃるの?出国までに向こうではもう会えなくて」
「……いや、こっちにも帰ってきてない……。まだロゼルアの研究室にいるのかもしれないな」
そう返事をしながらも、俺は唖然としていた。あの兄が……?いつも誰にも興味を示さず研究ばかりして、たまに不気味にくふくふ笑いながら俺のことを揶揄ってくる、あの兄が……、俺たちのために……?
ベッドの上でグレースを抱きしめた時のようなたまらない高揚感がまた俺の心を満たし、思わず涙ぐみそうになる。兄さん……、感謝してもしきれない。
「……そうなの……。早くお会いしたいわ」
「……ああ」
俺もだ。まさか兄が、こんな形で俺の人生を救ってくれるなんて。
「……私ね、この数週間、苦しくて苦しくてたまらなかったの」
俺の隣に腰かけていたグレースが、ふいにそんなことを言い出す。
「後悔したわ。あなたを好きだという自分の気持ちに蓋をして、見ないふりをしてきたことに。きちんと伝えていればよかったって。もう一生、二人で言葉を交わすこともないのかもしれないと思うと……寂しくて悲しくて、たまらなかった」
「……グレース……」
そんなことを言われると、愛おしさにこっちがたまらなくなる。俺は彼女の滑らかな頬にそっと手を触れた。グレースはその俺の手に自分の両手をそっと重ねてくる。
「だから、もうこれからは絶対に自分の気持ちに嘘はつかないわ。……あなたが大好きよ、レイ。……ずっと、私のそばにいてね」
「……っ、」
かっ……、可愛すぎる……っ!!
夢じゃないよな?!幸せすぎる!!
俺を見つめながら、この上なく嬉しいことを言ってくれるグレースの愛らしさに心の中でのたうち回りながら、身悶えする。その昂りを必死で抑えつけながら、俺はできる限り静かな声で答えた。
「……もちろんだ。離せと言われても、もう決して手放さないぞ。俺の方こそ、ずっとお前のことが好きだったんだからな」
そう言ってそっとグレースを抱きしめると、彼女は俺の腕の中でクスクスと可愛らしく笑った。
「ふふふ……。それ、全然気付かなかったわ。不思議な人ね、あなたも。どちらかというと、私のことは嫌いなんだとずっと思っていたのよ」
「……素直じゃなかったからな。そこがそもそもの間違いの元だった。ごめん。本当は初対面の時から、お前に惚れてた」
「……ほ、本当に?」
「ああ。ついでに言うなら、俺たちの婚約も、俺から父に頼み込んで決めてもらったんだ。当時俺には他にも候補者がいたようだったが、意を決して言ったんだ。グレース・エイヴリー侯爵令嬢と結婚させて下さい、ってな」
「……っ!!そっ、……そう、だったの……っ?」
動揺しているグレースが、可愛くてたまらない。声が上擦っている。喜んでくれているのか。
……だが……、どうしても、言葉で確かめておきたいことがある。
「……お前の方は、もういいのか?……オリバー殿下のことは」
「……え?」
「もう、完全に吹っ切れているってことでいいんだよな?」
「……。……何が?」
俺の胸に埋めていた顔を上げて、グレースが不思議そうな顔で俺を見上げる。
「いや、だから、お前昔からずっと好きだっただろう。オリバー殿下のことを。その気持ちにはもう踏ん切りをつけたのかって、一応確認してるんだ」
「……えぇ?何?それ。私オリバー殿下のことを好きだったことなんて一度もないわよ」
「……はっ??」
眉をひそめて小首をかしげるグレースの様子に、こっちが混乱する。
「だ、だって、お前……っ!昔言ったじゃないか、ほら、たしか6歳頃だよ。茶会で……っ」
「?……何を?」
「オリバー殿下が大好きだって!大きくなったらオリバー殿下と結婚するって、お前そうはっきりと言ったじゃないか!」
「えぇ?うふふ……、やだぁ、レイったら。そんな子どもの言うことなんて。本気なわけないじゃない。え?私そんなこと言ったんだ。すごい。よく覚えてるわねレイ。ふふ」
「おっ……!!」
覚えてるに決まってるだろうが!!
俺はあの頃からすでにお前のことが本気で好きだったんだぞ!!
ならお前だって本気の恋をしてるんだって、そう考えるのは普通のことだろ?!違ったのかよ!!
むしろあの時のお前のあの言葉が……っ!その後の俺の言動を左右したと言っても過言ではない……。俺の気持ちがグレースの重荷にならないように、鬱陶しく思われないようにと……、こっちは散々気を遣って……!
脳内が爆発しかかっている俺のことなど意に介さず、グレースは俺の肩にちょこんと可愛らしくもたれかかって言った。
「まぁ、オリバー殿下やセレスティア様には幼い頃からずっと憧れというか、尊敬の気持ちは持っていたわ。私はね、あのお二人が好きなのよ。どちらも優秀で心優しくて、素敵なカップルだなぁって。……私もあなたと、ああなりたいな」
(……くっ……!)
かっ……、可愛い……っ!!こんなに可愛らしいことを言われたら、文句を言う気にもなれないじゃないか……っ!
「……きっとあのお二人以上の仲になれるさ。俺のお前への愛は、誰にも負けない。ずっと大切にするよ」
「……嬉しい。……もう今、この世の誰よりも幸せよ、私」
「……っ、」
ああ、神よ。そして兄上よ。
心から感謝します……。
グレースが隣国から戻るやいなや、実家にも寄らず真っ先に俺に会いに来てくれたのだと知り慌ててエイヴリー侯爵家に送り帰すまでのしばらくの間、俺はグレースをしっかりと抱きしめて喜びに浸っていた。
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