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その後のお話. 幸せ満喫中・前編(※sideエルド)
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「女王さま、エルドさま、バイバーイ!」
「また来てね!!お土産ありがとーーう!!」
「バイバーーイ!!」
孤児院の子どもたちがブンブンと大きく手を振りながら、俺たちが乗っている馬車を見送ってくれる。そんな子どもたちに応えようと、アリアは小窓から顔を覗かせ彼らの姿が見えなくなるまでずっと笑顔で手を振り続けている。
妻と一緒に国内各地の孤児院を慰問するこの公務が、俺は特に好きだ。結婚以来、互いに忙しいながらも一緒に過ごす時間が増え、アリアは俺に様々な打ち解けた表情を見せてくれるようになった。だがそんな中でも特に、こうして子どもたちと接している時の彼女の屈託のない笑顔は……最高に可愛い。アリアは子どもの目線に立って優しく会話し、絵本を読み聞かせ、時にはドレスが汚れることも厭わずはしゃぐ子どもたちと一緒に遊んでやったりもする。その時々の彼女の弾けるような笑顔は、結婚して一年が経った今でも俺の胸をときめかせ、ざわつかせる。
「……ふふ。今日も可愛かったわ、子どもたち。皆元気そうでよかった」
ようやくアリアが小窓から顔を離し、向かいに座る俺の方を見てくれた。頬がわずかに上気し、嬉しそうに緩んでいる。
「そうだな。可愛かった」
君が。
とは言わなかった。アリアの夫となれた今の自分の立場が幸運すぎて、結婚以来俺は内心浮かれきっている。もちろん、この大国の再建を目指すアリアの大きな責任や負担を共に背負いたいという俺の気持ちは本物だ。そのために王配という立場に就いた。仕事に手を抜くつもりは毛頭ない。だがアリアと一緒にいるとつい、可愛い可愛いと四六時中口に出したくなるのだ。もうどれだけ言ったことか。いい加減自制しなければ……アリアに呆れられてしまいそうだ。あれほどずっと恋心を募らせ、ようやく想いが通じ合い夫婦となれた愛しい人に、嫌われたくない。
その後近隣の街にある数軒の孤児院をまわり、日が暮れる頃、俺たちはその日宿泊する宿に辿り着いた。アリアをエスコートし、部屋に入る。
「リネット、ありがとう。あとは俺がやるからいいよ」
「はぁい。ではエルド様、アリア様、ごゆっくりお過ごしくださいませね。おやすみなさい」
「ええ、ありがとうリネット。おやすみ。あなたたちもゆっくり休んでね」
湯浴みや寝支度を整えてくれていたリネットをはじめとする侍女たちが部屋を出ると、俺は待っていましたとばかりにアリアに向き直った。
「さぁ、湯浴みをしようアリア」
「ええ。どうぞ、お先に」
「嫌だよ。今日は一緒に入るんだ」
「……。え、……えぇっ?!」
鏡の前で艷やかなピンクブロンドの髪からピンやらリボンやらを外していたアリアが、珍しく素っ頓狂な声を上げこちらを振り返る。そんな表情さえも可愛く、愛おしくてたまらない。少し困らせてみたいな、などと、悪戯心が湧いてくる。
この上なく大切に扱い、誰よりも優しく包みこんであげたいという穏やかな気持ちと、その裏に密かにある、独占し、征服し、片時も俺から目を逸らさせたくないという身勝手な男の欲。
アリアに対して俺はそんな相対する様々な感情を持て余すことがある。そして今は、少しだけ困らせたい。
「もうそろそろいいだろう?夫婦になって一年も経つんだよ」
「い……、一年経つから、何ですの?」
「夫婦は旅先で一緒に湯浴みをするものだよ」
「そっ、そんなこと……初めて聞きましたけどっ……」
耳まで真っ赤になりながら瞳を潤ませて俺を見上げるアリアの可愛い表情を見ていると、胸の奥がむず痒くなる。ああ、今すぐ思いきり抱きしめて、乱暴に唇を奪ってしまいたい。
すでに昂りはじめた気持ちを微笑みの裏に隠しながら歩み寄り、俺はあくまで優しく、そっとアリアの手をとった。
「リネットが湯を溜めてくれているよ。おいでアリア」
「エ、エルド……ッ!ちょっと待って……。は、恥ずかしいわ」
俺に右手を掴まれながらも鏡台の前から立ち上がろうとしないアリアに、俺は暗示をかけるように穏やかに言い募る。
「ほら、行こう。一日中歩き回って疲れているだろう?君を癒やしてあげたいんだ。……ね?体を洗ってあげるから」
「い、嫌よ……」
「何故?」
「……裸になるもの」
それは、湯浴みだから当たり前だ。
綺麗な唇をへの字に曲げながら頬を膨らませ、駄々っ子のようにそう言うアリアに、思わず笑ってしまう。
「君は本当に可愛いな。君の裸ならこの一年、もうどうあってもこの記憶から剥がれ落ちることがないほどに目に焼き付けてきているよ。今さらだろう?」
「ベッ!…………ベッドと湯浴みでは全然違うわ。……お風呂は明るいもの」
ああ、駄目だ。可愛すぎる。
唇を尖らせて俺から目を逸らすその姿があまりにも愛らしくて、その控えめな性格が愛おしすぎて、俺はついに我慢の限界を超えた。
「っ!!きゃっ!!エ、エルド……ッ」
「しっ……。大きな声を出しちゃダメだよアリア。リネットやクラークたちが飛び込んできてしまう。……見られたい?」
「~~~~~っ!!も……、もう……っ」
咎めるような上目遣いで俺を見るアリアに頬をだらしなく緩ませながら、俺はアリアを抱きかかえたまま部屋の奥に設置された浴室へと移動した。
「また来てね!!お土産ありがとーーう!!」
「バイバーーイ!!」
孤児院の子どもたちがブンブンと大きく手を振りながら、俺たちが乗っている馬車を見送ってくれる。そんな子どもたちに応えようと、アリアは小窓から顔を覗かせ彼らの姿が見えなくなるまでずっと笑顔で手を振り続けている。
妻と一緒に国内各地の孤児院を慰問するこの公務が、俺は特に好きだ。結婚以来、互いに忙しいながらも一緒に過ごす時間が増え、アリアは俺に様々な打ち解けた表情を見せてくれるようになった。だがそんな中でも特に、こうして子どもたちと接している時の彼女の屈託のない笑顔は……最高に可愛い。アリアは子どもの目線に立って優しく会話し、絵本を読み聞かせ、時にはドレスが汚れることも厭わずはしゃぐ子どもたちと一緒に遊んでやったりもする。その時々の彼女の弾けるような笑顔は、結婚して一年が経った今でも俺の胸をときめかせ、ざわつかせる。
「……ふふ。今日も可愛かったわ、子どもたち。皆元気そうでよかった」
ようやくアリアが小窓から顔を離し、向かいに座る俺の方を見てくれた。頬がわずかに上気し、嬉しそうに緩んでいる。
「そうだな。可愛かった」
君が。
とは言わなかった。アリアの夫となれた今の自分の立場が幸運すぎて、結婚以来俺は内心浮かれきっている。もちろん、この大国の再建を目指すアリアの大きな責任や負担を共に背負いたいという俺の気持ちは本物だ。そのために王配という立場に就いた。仕事に手を抜くつもりは毛頭ない。だがアリアと一緒にいるとつい、可愛い可愛いと四六時中口に出したくなるのだ。もうどれだけ言ったことか。いい加減自制しなければ……アリアに呆れられてしまいそうだ。あれほどずっと恋心を募らせ、ようやく想いが通じ合い夫婦となれた愛しい人に、嫌われたくない。
その後近隣の街にある数軒の孤児院をまわり、日が暮れる頃、俺たちはその日宿泊する宿に辿り着いた。アリアをエスコートし、部屋に入る。
「リネット、ありがとう。あとは俺がやるからいいよ」
「はぁい。ではエルド様、アリア様、ごゆっくりお過ごしくださいませね。おやすみなさい」
「ええ、ありがとうリネット。おやすみ。あなたたちもゆっくり休んでね」
湯浴みや寝支度を整えてくれていたリネットをはじめとする侍女たちが部屋を出ると、俺は待っていましたとばかりにアリアに向き直った。
「さぁ、湯浴みをしようアリア」
「ええ。どうぞ、お先に」
「嫌だよ。今日は一緒に入るんだ」
「……。え、……えぇっ?!」
鏡の前で艷やかなピンクブロンドの髪からピンやらリボンやらを外していたアリアが、珍しく素っ頓狂な声を上げこちらを振り返る。そんな表情さえも可愛く、愛おしくてたまらない。少し困らせてみたいな、などと、悪戯心が湧いてくる。
この上なく大切に扱い、誰よりも優しく包みこんであげたいという穏やかな気持ちと、その裏に密かにある、独占し、征服し、片時も俺から目を逸らさせたくないという身勝手な男の欲。
アリアに対して俺はそんな相対する様々な感情を持て余すことがある。そして今は、少しだけ困らせたい。
「もうそろそろいいだろう?夫婦になって一年も経つんだよ」
「い……、一年経つから、何ですの?」
「夫婦は旅先で一緒に湯浴みをするものだよ」
「そっ、そんなこと……初めて聞きましたけどっ……」
耳まで真っ赤になりながら瞳を潤ませて俺を見上げるアリアの可愛い表情を見ていると、胸の奥がむず痒くなる。ああ、今すぐ思いきり抱きしめて、乱暴に唇を奪ってしまいたい。
すでに昂りはじめた気持ちを微笑みの裏に隠しながら歩み寄り、俺はあくまで優しく、そっとアリアの手をとった。
「リネットが湯を溜めてくれているよ。おいでアリア」
「エ、エルド……ッ!ちょっと待って……。は、恥ずかしいわ」
俺に右手を掴まれながらも鏡台の前から立ち上がろうとしないアリアに、俺は暗示をかけるように穏やかに言い募る。
「ほら、行こう。一日中歩き回って疲れているだろう?君を癒やしてあげたいんだ。……ね?体を洗ってあげるから」
「い、嫌よ……」
「何故?」
「……裸になるもの」
それは、湯浴みだから当たり前だ。
綺麗な唇をへの字に曲げながら頬を膨らませ、駄々っ子のようにそう言うアリアに、思わず笑ってしまう。
「君は本当に可愛いな。君の裸ならこの一年、もうどうあってもこの記憶から剥がれ落ちることがないほどに目に焼き付けてきているよ。今さらだろう?」
「ベッ!…………ベッドと湯浴みでは全然違うわ。……お風呂は明るいもの」
ああ、駄目だ。可愛すぎる。
唇を尖らせて俺から目を逸らすその姿があまりにも愛らしくて、その控えめな性格が愛おしすぎて、俺はついに我慢の限界を超えた。
「っ!!きゃっ!!エ、エルド……ッ」
「しっ……。大きな声を出しちゃダメだよアリア。リネットやクラークたちが飛び込んできてしまう。……見られたい?」
「~~~~~っ!!も……、もう……っ」
咎めるような上目遣いで俺を見るアリアに頬をだらしなく緩ませながら、俺はアリアを抱きかかえたまま部屋の奥に設置された浴室へと移動した。
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