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20.王太子の執着
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ついに私とマルセル様は晴れて夫婦となった。
両家の話し合いの結果、学園を卒業するまではこれまで通りお互いの生活スタイルを継続することを約束させられた。私はカニンガム公爵家の屋敷から学園に通い、マルセル様は卒業まで学生寮で暮らす。
そのことは別に構わなかった。要は私がもう人のものになったのだという事実が大事なのだから。マルセル様とはきちんと学生としての務めを果たした後に正々堂々と夫婦として暮らせばいいのだ。
今回の件で、私はマルセル様に本物の恋心を抱くようになっていた。一緒にいて心穏やかに過ごせる素敵な方だとは思っていたけれど、そこに恋愛感情があるのかと問われれば素直に頷くほどではなかった。でもあの時の、私をすかさずフォローしてくださったマルセル様の姿は本当に格好良くて、格好良すぎて、切羽詰まっていた私の心を奪うのには充分すぎたのだった。
「……じゃあ、またあとでね、ステファニー」
「ええ、またね、マルセル様」
あの一件以来私たちの距離は一気に縮まり、本当の恋人同士らしくなってきた。
……恋人同士も何も、夫婦なのだけれど。
「ステファニー!!」
講義室に入るなり、待ち構えていたかのようにイレーヌが飛びついてきた。
「あ、あなた……結婚したんですって?!ランチェスター公爵家のマルセル様と!」
翌週には私たちの結婚の話はもう学園中に広まっていた。イレーヌの声を聞きつけて、皆がわらわらと寄ってくる。
「え、ええ。実はそうなの。ちょっと早いけど……もう夫婦になっちゃった。ふふ」
おお……、と感嘆の声が上がる。
「すごいわ!ビックリしちゃったわよ!おめでとうステファニー!」
「驚いたなぁ。本当だったんだ。おめでとう、ステファニー嬢」
イレーヌやグレン様、クラスの他の子たちまで口々に祝福してくれてなんだか気恥ずかしくなる。
「あ、ありがとう皆さん……」
早くマルセル様と結婚しないとラフィム殿下と結婚させられて処刑される羽目になっちゃうからね、とも言えない私は、どうして急に?!一体何があってこんなに早く?!などと皆から質問攻めにされながらもどうにかごまかしたのだった。
「羨ましいわぁ、ステファニー……。私も、早く殿下と結婚できたらいいのだけれど……」
「……イレーヌ……」
皆がようやく落ち着いて各々の席に戻ったり友人との談笑に戻ったりした頃、ぽつりとイレーヌが言った。
「ふふ。もちろん私と殿下はまだ結婚なんてできないのは分かってるんだけどね。昔から結婚の時期は貴族学園卒業後だと言われているもの。……でもね、なんだか不安になるの。ラフィム殿下って、何て言うか……、何を考えていらっしゃるのか分からないところがあって……」
「……。」
「私も早く妻になって安心したいわ。ふふ。まぁまだ二年以上先だもの。それまでしっかり妃教育に励んでいなくちゃね。出来の悪い王太子妃にはなれないわ。殿下に愛してもらえる立派な妻にならなきゃ」
「……イレーヌ……。……ええ。あなたなら大丈夫よ。優秀だもの」
「ふふ。頑張るわ」
彼女の美しい笑みを見て、胸がツキリと痛む。この子は本当に心から、あの男のことを愛しているのだ。
……これから、どうなるのだろうか。私を得られなくなったことで、殿下はちゃんとイレーヌのことを大切にしてくれるようになるのだろうか。……タニヤ嬢が一年後に入学してくる以上、どうしても悪いようにしか考えられない。
傷付いてほしくない。
今日の講義が全て終わり、私は帰り支度をして友人たちに挨拶をすると、講義室を出て廊下を歩いた。
(マルセル様はもう帰ったかしら……)
最後の講義は別だったから、彼がいるであろうお部屋を覗きに行こうかと思案していると、
「ステファニー」
「……っ!!で……殿下……」
突然後ろから声をかけられ、振り返るとラフィム殿下が立っていた。イレーヌはいない。
「少し話せるか」
「……は……、はい……」
有無を言わせぬ強い口調と、氷のように冷たい瞳に気圧され思わず私がそう返事をすると、殿下は私の腕を掴み黙々と歩き始めた。
(な……何よこれ……怖い……。誰かに見られたら……)
幸いイレーヌにもマルセル様にも会わなかったけれど、廊下をすれ違った数人の生徒に不思議そうな目で見られる。……変な話が広まりませんように……。
「ラ、ラフィム殿下……、お待ちください、一体どこへ……?」
「黙ってついて来い」
「……。」
ともかく機嫌が悪いらしい。そのまま廊下を歩き、階段を上り、しばらく私を引っ張り回すと、殿下は最上階の最奥の講義室に私を連れ込んだ。
(……っ!……ここは……)
忘れもしない。あの時……、ラフィム殿下はこの部屋でタニヤ・アルドリッジ伯爵令嬢と逢い引きしていた。
その同じ部屋に、私は連れ込まれたのだ。
「……何故だ、ステファニー」
「……は……?」
部屋に入りドアを閉めるやいなや、殿下は私に向かってきつい口調で問う。
「何故マルセル・ランチェスターと結婚なんかしたんだ!」
「……っ、そ……それは、……いろいろと、……両家の事情が、ありまして……」
「そんなはずがないだろう。焦って在学中にわざわざ籍を入れるどんな理由があるというのだ!」
「……わ、私が、父にお願いしたのです……。早く、マルセル様と確かな関係になりたいと……」
「……は?……何だと……?」
私の言葉を聞いた殿下の目に仄暗い怒りが宿る。その目の奥の光に、背筋がぞくりとする。
突然殿下は私の両腕を強く鷲掴みにすると、顔を近づけて怒鳴りつけるように言った。
「何故だステファニー!!君には……俺の気持ちが分かっていたはずだ!!」
「い……痛いです、殿下……っ。仰る意味も、分かりかねますわ」
ラフィム殿下の剣幕に圧倒され、私はたじろぐ。腕が痛い。
「分からないはずがないだろう!前に図書室で会った時、君は明らかに気付いていた……俺の君への想いに……!どうしてだ?!ステファニー!俺はこの国の王太子だぞ!俺の妻になりたいとは、少しも思わなかったのか!!」
(お……思うわけがないでしょう……!簡単に心変わりして、私のことを殺したくせに……!この男……!!)
「……どうか、ラフィム殿下……、腕を離してくださいませ……。あ、あなた様には、イレーヌ嬢という立派な婚約者がおられますわ。そして私の愛する人は、マルセル様をおいて他にはいません」
「……く……っ!お、お前……!」
離すどころかより強い力を込めて私の腕を締め上げてくる。これ以上刺激してはいけないと分かっていたけれど、怖くて逃れたくて私は暴れた。
「い、いや……止めてください殿下……!どうか……、……っ!んん……っ!!」
するとあろうことか、殿下は突然私の唇を奪った。強引に、乱暴に。離れようともがくけれど、男の強い力には敵わない。腕から離したその手で私の腰を抱き、もう片方の手で後頭部を強く固定され、身動きがとれない。
「ふ……!ん……っ、……んん……っ!!」
舌を捻じ込まれ、涙が溢れる。何故、私はここまでこの男に蹂躙されなければならないのか。
ようやく力が緩んだ時、私は全力で殿下の胸板を押し返し、その頬を力任せに引っ叩いた。
「……っ!」
殿下は一瞬顔を歪め、非難するように私を見る。
「……ステファニー……」
はぁ、はぁ、……と荒い息を吐きながら、私は震える声で嘆願する。
「……どうか……、もう止めてください、ラフィム殿下……。お願いですから……」
恐怖と悔しさで涙が次々と零れた。そのままヨロヨロと部屋を出ようとする私の背中に、殿下の低い声がねっとりとまとわりつく。
「……俺は諦めないぞ、ステファニー」
両家の話し合いの結果、学園を卒業するまではこれまで通りお互いの生活スタイルを継続することを約束させられた。私はカニンガム公爵家の屋敷から学園に通い、マルセル様は卒業まで学生寮で暮らす。
そのことは別に構わなかった。要は私がもう人のものになったのだという事実が大事なのだから。マルセル様とはきちんと学生としての務めを果たした後に正々堂々と夫婦として暮らせばいいのだ。
今回の件で、私はマルセル様に本物の恋心を抱くようになっていた。一緒にいて心穏やかに過ごせる素敵な方だとは思っていたけれど、そこに恋愛感情があるのかと問われれば素直に頷くほどではなかった。でもあの時の、私をすかさずフォローしてくださったマルセル様の姿は本当に格好良くて、格好良すぎて、切羽詰まっていた私の心を奪うのには充分すぎたのだった。
「……じゃあ、またあとでね、ステファニー」
「ええ、またね、マルセル様」
あの一件以来私たちの距離は一気に縮まり、本当の恋人同士らしくなってきた。
……恋人同士も何も、夫婦なのだけれど。
「ステファニー!!」
講義室に入るなり、待ち構えていたかのようにイレーヌが飛びついてきた。
「あ、あなた……結婚したんですって?!ランチェスター公爵家のマルセル様と!」
翌週には私たちの結婚の話はもう学園中に広まっていた。イレーヌの声を聞きつけて、皆がわらわらと寄ってくる。
「え、ええ。実はそうなの。ちょっと早いけど……もう夫婦になっちゃった。ふふ」
おお……、と感嘆の声が上がる。
「すごいわ!ビックリしちゃったわよ!おめでとうステファニー!」
「驚いたなぁ。本当だったんだ。おめでとう、ステファニー嬢」
イレーヌやグレン様、クラスの他の子たちまで口々に祝福してくれてなんだか気恥ずかしくなる。
「あ、ありがとう皆さん……」
早くマルセル様と結婚しないとラフィム殿下と結婚させられて処刑される羽目になっちゃうからね、とも言えない私は、どうして急に?!一体何があってこんなに早く?!などと皆から質問攻めにされながらもどうにかごまかしたのだった。
「羨ましいわぁ、ステファニー……。私も、早く殿下と結婚できたらいいのだけれど……」
「……イレーヌ……」
皆がようやく落ち着いて各々の席に戻ったり友人との談笑に戻ったりした頃、ぽつりとイレーヌが言った。
「ふふ。もちろん私と殿下はまだ結婚なんてできないのは分かってるんだけどね。昔から結婚の時期は貴族学園卒業後だと言われているもの。……でもね、なんだか不安になるの。ラフィム殿下って、何て言うか……、何を考えていらっしゃるのか分からないところがあって……」
「……。」
「私も早く妻になって安心したいわ。ふふ。まぁまだ二年以上先だもの。それまでしっかり妃教育に励んでいなくちゃね。出来の悪い王太子妃にはなれないわ。殿下に愛してもらえる立派な妻にならなきゃ」
「……イレーヌ……。……ええ。あなたなら大丈夫よ。優秀だもの」
「ふふ。頑張るわ」
彼女の美しい笑みを見て、胸がツキリと痛む。この子は本当に心から、あの男のことを愛しているのだ。
……これから、どうなるのだろうか。私を得られなくなったことで、殿下はちゃんとイレーヌのことを大切にしてくれるようになるのだろうか。……タニヤ嬢が一年後に入学してくる以上、どうしても悪いようにしか考えられない。
傷付いてほしくない。
今日の講義が全て終わり、私は帰り支度をして友人たちに挨拶をすると、講義室を出て廊下を歩いた。
(マルセル様はもう帰ったかしら……)
最後の講義は別だったから、彼がいるであろうお部屋を覗きに行こうかと思案していると、
「ステファニー」
「……っ!!で……殿下……」
突然後ろから声をかけられ、振り返るとラフィム殿下が立っていた。イレーヌはいない。
「少し話せるか」
「……は……、はい……」
有無を言わせぬ強い口調と、氷のように冷たい瞳に気圧され思わず私がそう返事をすると、殿下は私の腕を掴み黙々と歩き始めた。
(な……何よこれ……怖い……。誰かに見られたら……)
幸いイレーヌにもマルセル様にも会わなかったけれど、廊下をすれ違った数人の生徒に不思議そうな目で見られる。……変な話が広まりませんように……。
「ラ、ラフィム殿下……、お待ちください、一体どこへ……?」
「黙ってついて来い」
「……。」
ともかく機嫌が悪いらしい。そのまま廊下を歩き、階段を上り、しばらく私を引っ張り回すと、殿下は最上階の最奥の講義室に私を連れ込んだ。
(……っ!……ここは……)
忘れもしない。あの時……、ラフィム殿下はこの部屋でタニヤ・アルドリッジ伯爵令嬢と逢い引きしていた。
その同じ部屋に、私は連れ込まれたのだ。
「……何故だ、ステファニー」
「……は……?」
部屋に入りドアを閉めるやいなや、殿下は私に向かってきつい口調で問う。
「何故マルセル・ランチェスターと結婚なんかしたんだ!」
「……っ、そ……それは、……いろいろと、……両家の事情が、ありまして……」
「そんなはずがないだろう。焦って在学中にわざわざ籍を入れるどんな理由があるというのだ!」
「……わ、私が、父にお願いしたのです……。早く、マルセル様と確かな関係になりたいと……」
「……は?……何だと……?」
私の言葉を聞いた殿下の目に仄暗い怒りが宿る。その目の奥の光に、背筋がぞくりとする。
突然殿下は私の両腕を強く鷲掴みにすると、顔を近づけて怒鳴りつけるように言った。
「何故だステファニー!!君には……俺の気持ちが分かっていたはずだ!!」
「い……痛いです、殿下……っ。仰る意味も、分かりかねますわ」
ラフィム殿下の剣幕に圧倒され、私はたじろぐ。腕が痛い。
「分からないはずがないだろう!前に図書室で会った時、君は明らかに気付いていた……俺の君への想いに……!どうしてだ?!ステファニー!俺はこの国の王太子だぞ!俺の妻になりたいとは、少しも思わなかったのか!!」
(お……思うわけがないでしょう……!簡単に心変わりして、私のことを殺したくせに……!この男……!!)
「……どうか、ラフィム殿下……、腕を離してくださいませ……。あ、あなた様には、イレーヌ嬢という立派な婚約者がおられますわ。そして私の愛する人は、マルセル様をおいて他にはいません」
「……く……っ!お、お前……!」
離すどころかより強い力を込めて私の腕を締め上げてくる。これ以上刺激してはいけないと分かっていたけれど、怖くて逃れたくて私は暴れた。
「い、いや……止めてください殿下……!どうか……、……っ!んん……っ!!」
するとあろうことか、殿下は突然私の唇を奪った。強引に、乱暴に。離れようともがくけれど、男の強い力には敵わない。腕から離したその手で私の腰を抱き、もう片方の手で後頭部を強く固定され、身動きがとれない。
「ふ……!ん……っ、……んん……っ!!」
舌を捻じ込まれ、涙が溢れる。何故、私はここまでこの男に蹂躙されなければならないのか。
ようやく力が緩んだ時、私は全力で殿下の胸板を押し返し、その頬を力任せに引っ叩いた。
「……っ!」
殿下は一瞬顔を歪め、非難するように私を見る。
「……ステファニー……」
はぁ、はぁ、……と荒い息を吐きながら、私は震える声で嘆願する。
「……どうか……、もう止めてください、ラフィム殿下……。お願いですから……」
恐怖と悔しさで涙が次々と零れた。そのままヨロヨロと部屋を出ようとする私の背中に、殿下の低い声がねっとりとまとわりつく。
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